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女子カーリングチームのロコ・ソラーレが流行語大賞を受賞。トップテン結果に疑問の声、審査基準に偏りあり…

新語・流行語大賞2018の結果。年間大賞「そだねー」、トップテン「(大迫)半端ないって」など

今年流行した言葉などを選ぶ『2018ユーキャン新語・流行語大賞』が3日に発表され、平昌五輪・女子カーリングの日本代表チーム『ロコ・ソラーレ』(LS北見)のメンバーが、相づちを打つ際に使用していた北海道弁「そだねー」(意味:そうだね)が、今年の年間大賞に選ばれたことが明らかになりました。

また、今年の流行語トップテンに選出された10語は、対戦型のテレビゲームなどをスポーツとして扱う「eスポーツ」、サッカー・ワールドカップで活躍した大迫勇也選手のプレーを称賛する「(大迫)半端ないって」、田中圭さん主演でおじさん同士の純愛を描いたドラマタイトル「おっさんずラブ」

ナインティナイン・岡村隆史さんが出演の人気番組『チコちゃんに叱られる』(NHK)で、CGキャラクターのチコちゃんが言い放つ決めゼリフ「ボーっと生きてんじゃねえよ!」、山口県周防大島町で行方不明の男児を68時間ぶりに保護し、大きな注目を集めたボランティア・尾畠春夫さんを指す「スーパーボランティア」、他に「災害級の暑さ」、「ご飯論法」、「奈良判定」、「#MeToo」がトップテンに選出されました。

なお、『新語・流行語大賞』を選ぶ選考委員会は、東京大学名誉教授・姜尚中さん、杏林大学教授・金田一秀穂さん、マンガ家・コラムニストの辛酸なめ子さん、歌人・俵万智さん、女優・エッセイストの室井滋さん、マンガ家・やくみつるさん、『現代用語の基礎知識』編集部長・清水均さんで構成されています。

【『2018ユーキャン新語・流行語大賞』年間大賞・トップテンの結果】(カッコ内は受賞者)

<年間大賞>

  • 「そだねー」(ロコ・ソラーレ)
  • <トップテン>

  • 「eスポーツ」(一般社団法人日本eスポーツ連合)
  • 「(大迫)半端ないって」(受賞者辞退)
  • 「おっさんずラブ」(テレビ朝日ドラマ制作部『おっさんずラブ』チーム)
  • 「ご飯論法」(法政大学・上西充子教授、ブロガー・マンガ評論家の紙屋高雪さん)
  • 「災害級の暑さ」(気象庁)
  • 「スーパーボランティア」(受賞者辞退)
  • 「奈良判定」(受賞者なし)
  • 「ボーっと生きてんじゃねえよ!」(チコちゃん)
  • 「#MeToo」(私も#MeTooと声を上げた全ての人)
  • そして、今年の『新語・流行語大賞』の結果発表を受けてネット上では、

    などのコメントが寄せられています。

    『新語・流行語大賞』は審査員の偏りなどもあり、野球関連の言葉が年間大賞やトップテンに選ばれやすく、今年は「金足農旋風」「翔タイム」がノミネート30語に選出されており、年間大賞はダメでもトップテンにねじ込んでくるのではないかとも言われていました。

    しかし、結果は「そだねー」が年間大賞に選ばれ、毎年『新語・流行語大賞』の結果に対しては批判的な声が多く上がりますが、今回は妥当といった反応が比較的多く見受けられます。

    一方で「ご飯論法」など、そこまで流行していないと感じられる言葉もランクインし、ネット上では物議を醸しており、選考委員会のメンバーをそろそろ交代することも検討した方がいいのではないかとも思いますね。

    なお、選考委員の1人であるやくみつるさんは2016年時に、世間と賞の判断基準がズレているのではないかという指摘に対して、「難しい専門用語が入っているわけでもありません。『ニュースぐらい見ろ』と言いたいですよ」と反論し、今後も審査基準を見直すことはないと語っています。

    そのため、今後も結果に対しては色々と批判の声が上がることになるとみられますが、平成最後の『新語・流行語大賞』では「そだねー」が年間大賞を受賞し、来年は果たしてどのような言葉が流行するのか注目したいですね。

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