南米で初開催となるリオデジャネイロ五輪が現地時間5日に開幕し、大会2日目となる6日(日本時間7日)に行われた男子400メートル個人メドレー決勝で、萩野公介選手(はぎの・こうすけ 21歳)が金メダル、瀬戸大也選手(せと・だいや 22歳)が銅メダルを獲得した事が明らかとなりました。
萩野選手は4分6秒05のタイムで日本新記録で優勝を果たし、日本選手団の中では金メダル第1号。
2012年のロンドン五輪の同種目で銅メダルを獲得しており、2大会連続でのメダル獲得となりました。
瀬戸選手は、2013年と2015年の世界選手権で同種目を連覇しており、4分9秒17のタイムで銅メダルを獲得。
なお、2位で銀メダルを獲得したのはアメリカのチェース・ケイリシュ選手で、タイムは4分6秒75でした。
荻野選手は今シーズン世界ランキング1位で大会に臨み、瀬戸選手は世界選手権で2連覇しており、メダル獲得に高い期待が集まっていましたが、1956年のメルボルン五輪男子200メートル平泳ぎで、古川勝さんと吉村昌弘さんがワンツーフィニッシュをして以来、60年ぶりの日本人選手のダブル表彰台となりました。
荻野選手は昨年6月末に、合宿中の自転車移動している際に転倒して右肘を骨折し、世界選手権に出場することが出来なかったのですが、「泳げない時期だからこそ、鍛えられる部分がたくさんある」と奮起し、下半身を鍛えるなどして弱点だった平泳ぎを強化。
今年4月の日本選手権では見事5連覇を果たし、「期待してもらっている分、倍にして返したい」と意気込みを語っていました。
そして、これに対してネット上では、
- 金を期待されてしっかりその通りの結果を出すとか本当に格好良い
- 二人並んでのインタビュー姿を見て感動(>_<)東京オリンピックに期待です!
- 小学生時代からのライバルで60年ぶりのダブル表彰台。凄すぎる
- 最後のクロールはアメリカが速いって聞いていたので心配してたけど、逆に最後クロールで萩野選手がのびてきた時は感動しました。
- どこまで行っても抜かれる気がしなかった、完璧な勝利、おめでとう。
などのコメントが寄せられています。
今回メダルを獲得した荻野選手と瀬戸選手は、1994年生まれの同級生で、少年時代からのライバルであり親友。
そんな2人が五輪の決勝で対決し、それぞれ金メダルと銅メダルを獲得するとは素晴らしく、感動してしまいましたね。
荻野選手はこれから200メートル個人メドレー、200メートル自由形、瀬戸選手は200メートルバタフライに出場するのですが、さらなるメダル獲得に期待したいところです。