ウルフ・アロンが柔道引退しプロレス転身の理由。棚橋弘至引退試合の東京ドームでデビュー戦が決定

東京五輪の柔道100kg級で金メダル、パリ五輪の柔道混合団体で銀メダルを獲得し、今月10日に現役引退会見を行ったウルフ・アロンさん(29)が『新日本プロレス』に入団し、プロレスラーに転向することを電撃発表しました。

ウルフ・アロンさんは23日に新日本プロレスの入団発表会見に出席し、「また新たな舞台にチャレンジできることに喜びを感じています。私の方から新日本プロレスに入りたいと話しました。パリ五輪が終わった後の1年間やり残すことなく、プロレスの道に進まさせていただきます。なぜプロレスをと言われれば好きだからです。すべての生きざまを見せるのがプロレス」と意気込みを語りました。

ウルフ・アロンさんのデビュー戦は、新日本プロレスの棚橋弘至社長（たなはし・ひろし 48歳）の引退試合が行われる来年1月4日開催の『WRESTLE KINGDOM 20 in 東京ドーム』（テレビ朝日系で全国放送）で行われます。

すでに新日本プロレス道場で練習に取り組んでいるといい、「1.4のデビュー戦が当たり前ではなく、特例だと思っています。ゼロの状態からのスタート。半年間、1秒1秒、無駄にすることなく全力で挑まさせていただきます」としています。

ウルフ・アロンさんは引退会見で今後について、改めて公表する予定としたうえで、「人に見られるのが好き。そういうことの全てが選択肢になる」「メディア活動や柔道教室をやっていきたい」などと語っていました。

また、22日放送の『サンデーモーニング』（TBS系）では、現時点で指導者になることは考えていないとし、「もっと自分自身が第一線でやっていきたいなという気持ちが強いので、また後日発表があるので、ぜひ注目していただければと」としていました。

柔道の五輪メダリストがプロレスラーに転向するのは史上初となり、新日本プロレスから来年デビューすることが発表されネット上では、

• 本人がプオタなのは期待がもてる
• ここ最近は新日も退団等暗いニュースばっかりだったからこう言う明るいニュースはいいね
• こりゃ世代交代マッチで棚橋vsウルフやろうな
• リバプールへ修行→なぜかウルフアロンが消えて謎のマスクマンが！　の流れが良いんだけど
• 久々の大物だね　誰以来だ？ 格闘技、オリンピア、メダリスト　小川、北尾くらすの大物
• 先ず30分闘える体力作らないとな　柔道の30分とは違うと思う…小川直也と比較もされるだろうしな…
• これは楽しみ！ 頭がよくタレント性があるからヒールも務まりそう。
  記者会見を聞いて思ったが、本人も興味本位ではなく、プロレスが好きで、プロレスに対する強い気持ちがある。客を盛り上げる技術を身に着けて大スターにのし上がってほしい。

などの声が上がっています。

ウルフ・アロンさんはかねてからプロレス好きを明かしており、2022年10月放送の『ホンマでっか!?TV』（フジテレビ系）に出演した際に、現役引退後の活動について聞かれると「プロレスですね」「（所属団体は）新日がいいです」「（アメリカの）WWEとかもありかな」などと語っていました。

昨年9月に現役引退を表明後に出演した番組でもプロレスラー転向の可能性を否定せず、新日本プロレスの永田裕志選手(57)とYouTubeでコラボし、プロレス進出について問われると「やりたい気持ちはありますね」と答え、「人に見せるのがもともと好きなタイプ」「柔道を引退してすぐに指導者の道に進むというよりは、プロレスだけではないですけど、いろんな可能性を探しながら、もっともっと自分自身を見せていきたいなという気持ちがある。その上では、プロレスってすごくいいなと思いました」と、前向きな気持ちを明かしていました。

永田裕志選手もウルフ・アロンさんの能力を高く評価し、「とんでもない選手になる可能性大」と大きな期待を寄せ「ぜひとも僕はうちに来てほしい」と語っていました。

柔道家からプロレスラーに転向したケースは多く、俳優・坂口憲二さんと元プロレスラー・坂口征夫さんの父親・坂口征二さん、小川直也さん、神取忍さん、橋本真也さん、武藤敬司さん、佐々木健介さんらが有名です。

ウルフ・アロン選手は柔道家としてこれまでに素晴らしい成績を残しており、東京五輪では井上康生さん以来21年ぶりに、100kg級で金メダルを獲得し、その後も複数の国際大会で優勝しており、引退直前まで大活躍していただけに期待ですね。

対戦相手はまだ明らかになっていませんが、デビュー戦に向けて引き続きトレーニングを重ね、いい試合を見せて大会を盛り上げてほしいです。