嵐が2020年末をもって活動休止すると発表したことによって、嵐の冠番組が今後どうなるのかにも注目が集まっています。
嵐のメンバー5人は現在、『VS嵐』(フジテレビ系 木曜19時)と『嵐にしやがれ』(日本テレビ系 土曜21時)にレギュラー出演しているのですが、各スポーツ紙の報道によるとグループの活動休止に伴い、2020年をもって終了するとみられています。
なお、『産経新聞』の取材にフジテレビは番組の今後について「番組の編成制作に関することはお答えしていない」、日本テレビは「3月末までの放送は決まっているが、その先のことは決まっていない」とコメントしています。
30日付の『日刊スポーツ』によれば、テレビ局は大きく区切って半年ごとに番組編成の見直しをして改編するのですが、複数の関係者に取材をしたところ、嵐の冠番組2本は来年末までの放送継続が確実な状況にあるといいます。
そのため、両局の関係者はすでに水面下で動き始めているといい、番組の最終回をいつ放送するか今後ジャニーズ事務所側と交渉していくようです。
ちなみに、活動休止発表から2日後の29日には『嵐にしやがれ』の番組収録が行われ、メンバーは観覧客に向けて、「これからも、今までと変わらずに皆さんと楽しい時間を過ごせるよう頑張っていきたい」「ファンの方々も含めてチーム嵐だと思っていますので、チーム一丸となって一緒に駆け抜けましょう」
などと挨拶していたといいます。
一方でニュースサイト『サイゾーウーマン』などは、この2番組の終了はそれぞれの局に大きなダメージを与えることや、番組の今後について報じています。
2010年4月から始まった『嵐にしやがれ』は、2016年には平均視聴率が7、8%台にまで低迷したものの、2017年4月には放送時間を1時間繰り上げ、番組内容もテコ入れするなどして視聴率回復を図り、現在は視聴率が10~13%台で推移しています。
<↓の画像は、『嵐にしやがれ』の写真>
2008年4月からスタートした『VS嵐』は、2009年10月に土曜昼枠から現在の木曜19時枠へ移動し、現在も視聴率は12%前後をキープしており、フジテレビにとっては貴重な高視聴率番組となっています。
<↓の画像は、『VS嵐』の写真>
しかし、嵐の活動休止によって2020年末には終了するのは確実視されており、マスコミの間ではすでに後番組に注目しているといい、2番組の後を継ぐのはジャニーズグループになると予想されているようです。
現在マスコミの間で挙がっているのは、関ジャニ∞とKing & Princeの2グループだといい、コンサート動員数や知名度の点では関ジャニ∞のが高いものの、キンプリが嵐の後継者として番組に起用される可能性もあるといいます。
<↓の画像は、関ジャニ∞メンバーの写真>
キンプリメンバーは現時点で、グループの冠番組を持っていないのですが、2019年中にも深夜帯で冠番組が制作されるという情報もあるそうで、まずは深夜番組で経験を積んだ上で、2021年に嵐の番組枠を継ぐ形でゴールデン進出を果たすのではないかと予想されているとのことです。
<↓の画像は、King & Princeメンバーの写真>
また、嵐としての活動は休止となる一方で、リーダーの大野智さんを除く4人はその後も活動を続けるため、嵐のメンバーがピンでメインを務める番組が始まる可能性もあるともみられているそうです。
現時点ではどのような形になるかは不明ですが、嵐の冠番組2本は現時点で安定して10%以上の数字を取っているので、後番組は相当大きなプレッシャーがかかり、特にフジテレビは苦戦を強いられることになるかもしれないですね。
フジテレビは2016年にもSMAP解散によって『SMAP×SMAP』(月曜22時)を終了とし、2017年以降は『ちょっとザワつくイメージ調査 もしかしてズレてる?』、『世界の村のどエライさん』、『新説!所JAPAN』といったジャニーズタレントを起用しない番組を放送していますが、いずれも低視聴率となっており、今もなお厳しい状態が続いています。
そのため、フジテレビは『VS嵐』の後番組でも苦戦することになりそうですが、この枠で勢いに乗っているキンプリを起用するのか、それとも高いバラエティ力を持つ関ジャニ∞なのか、まだ2年も先の話ですがどういった形になるのか楽しみなところですね。