昨年デビュー25周年を迎えたジャニーズの6人組グループ『V6』が、デビュー日の11月1日をもって、グループを解散することが正式発表されました。
また、メンバーの森田剛さん(もりた・ごう 42歳)がV6の解散後、ジャニーズ事務所を退所することも発表しています。
<↓の画像は、ジャニーズ事務所を退所するV6・森田剛さんの写真>
ジャニーズ事務所が発表したコメントによれば、デビュー25周年に向けて、2019年春ごろから6人で話し合う機会が増え、その中で森田剛さんが「これからの人生、ジャニーズ事務所を離れた環境で役者としてチャレンジしたい」との思いを明かしたそうです。
その言葉をメンバーも受け止め、何度も本音での話し合いを重ねた末、V6解散という結論に至ったとのことです。
<↓の画像は、V6のメンバー写真>
前列左から岡田准一さん、森田剛さん、三宅健さん、後列左から井ノ原快彦さん、坂本昌行さん、長野博さん
これについてジャニーズ事務所は、「確かに、森田の発言がきっかけではあるものの、5人も年齢を重ねるにつれて、今後の人生について考える機会が増えていたことは事実でございます。だからこそ、皆、森田の気持ちを素直に受け入れることができ、尊重しようという思いで一致いたしました。」
と説明しています。
最終的にV6解散を決断した理由については、「メンバー自身、自分たちが追求してきたエンターテイメントに納得することができたため、より一層の成長を考えたときに、次のステップに挑戦したいという気持ちが芽生えたこと、そして『この6人でなければV6ではない』という思いが、6人の中で一貫していたことから決断することができました。」
としています。
そして、今年11月以降に森田剛さんはジャニーズ事務所を退所するものの、その他のメンバーは引き続きジャニーズでソロ活動していくと報告しています。
また、V6は解散となるものの、坂本昌行さん、井ノ原快彦さん、長野博さんによるユニット『20th Century』(略称・トニセン)は存続するとし、森田剛さん、三宅健さん、岡田准一さんによる『Coming Century』(同・カミセン)は、V6解散をもってユニット活動も終了するとしています。
ジャニーズ事務所はこのように、V6解散と森田剛さんの事務所退所を同時発表したのですが、この発表を受けてネット上では、
- V6も解散か…応援していたので悲しい…素敵なグループでした。歌も大好きです!
- えらく急な話で、さすがに驚いた!ここのところジャニーズ事務所が何か不穏ですね。
- ジャニーズ事務所の転換期ですね‥。残念ですが、これからのメンバーの活躍を祈ります。
- ビックリしました!でも、これがV6メンバーがグループに持っている愛着、愛なんだと思い、彼らの想いを尊重しようと思います。
- 色々な古参グループが脱退や解散をしている中、V6は安定しているなぁと勝手に思ってた。
それぞれキャラも立っているし、キャスターや俳優としても活躍してる。ジャニーズに縛られず、自由に仕事したい気持ちも分かる。
ただ、SMAP、TOKIO、V6は私の青春だったのでとても寂しい - 前々からそう言う気配はあったよね。まぁ最近ではV6で活動するとこなんてほとんど見ること無かったし、良いんじゃないかな。
学校へ行こうはホント面白かったなぁ。メンバーがバカ笑いする姿に釣られてよく笑ってました。これからは各々で頑張って活躍して欲しいですね。
などの声が上がっています。
ジャニーズ事務所の公式サイト上では、メンバー6人が連名でファンに向けたコメントを発表しており、「僕たちV6は、2021年11月1日をもちまして、解散します。まだまだ落ち着かない日々が続く中、このような報告をさせていただくことをどうかお許しください。この決断は決して後ろ向きなものではなく、僕たちがより成長し、次のステップに進むためのものです。」
とグループ解散を報告しています。
続けて、「僕たち6人が築き上げた、他人でも友達でも家族でもない、特別で大切な関係。それをいつも笑顔で見守ってくれる皆さんとの絆は、今後も変わることがないと信じています。今もなお、メンバー同士、冗談を言い合える日々が続いていることに感謝し、残された時間を大切なファンの皆さんとどう過ごしていけるのか、日々話し合っていきたいと思います。僕たちの気持ちは一つです。(中略)最後になりますが、V6を愛してくれてありがとうございました。見守ってくれてありがとうございました。まだまだ、僕たち6人にしか出来ないことを追求していきます。懲りずに応援していただけたら幸いです。心からの感謝を込めて。」
と綴っています。
V6はジャニーズ事務所の年長グループの中でも、メンバーの脱退や大きなスキャンダルもなく、安定したグループとして支持を集めていました。
そうしたこともあり、あまりにも突然の森田剛さん退所&グループ解散発表には衝撃を受けましたが、以前からV6はグループ活動が少なかったことに加えて、少し前からV6に関する不穏な情報が流れていました。
昨年9月に週刊誌『週刊文春』が報じた記事では、メンバーの意向でグループ担当のチーフマネージャーをクビにしたとの情報や、メンバーたちがグループの今後に危機感を抱き、セルフプロデュースに舵を切る決断をしたとしていました。
また、昨年末から年明けに放送のカウントダウン番組『ジャニーズカウントダウン2020-2021』(フジテレビ系)では、カウコン常連のV6やKinKi Kidsが出演者から外されていたのですが、三宅健さんが自身のラジオで、事務所側からは事前に報告が無かったことを明かしていました。
ジャニーズ事務所は現在、若手の育成ばかりに力を入れており、それによって年長グループの活動にはあまり力が注がれず、それに対して不満を抱いているとの噂もありました。
そして、ジャニーズ事務所からの退所が発表された森田剛さんについては、宮沢りえさんとの結婚と共に、宮沢さんが元夫との間にもうけた長女の父親にもなっていますが、将来について色々と考えた末に、新たな挑戦をするには40代前半の今しかないと思ったのかもしれません。
2016年にはSMAPが解散、今年3月にはTOKIOの長瀬智也さんが退所してメンバーが3人となり、そしてV6がSMAPに続いて解散と、かつてジャニーズ事務所の中でトップクラスの人気を得ていたグループが次々と消えていき、特別ファンではなくとも寂しい気持ちにさせられます。
V6の活動は少なかったと言えども、メンバーがバラバラになってしまうのは残念ですが、今後もそれぞれがソロ活動を行っていくとしており、森田剛さんは役者として新たなチャレンジをしていくようなので、今後のさらなる活躍に期待したいですね。