14日放送の情報番組『あさイチ』(NHK 月~金曜午前8時15分)に、俳優・タレントのユースケ・サンタマリアさん(本名=中山裕介 46歳)がゲストとして出演したのですが、冗談で語った内容に対して視聴者から苦情が殺到し、番組内で謝罪する事態になり話題になっています。
14日放送の番組冒頭に登場したユースケ・サンタマリアさんは、「新司会者のユースケ・サンタマリアです。本日のプレミアムトーク、ゲストはイノッチ!!」と紹介し、番組の司会者であるV6・井ノ原快彦さん(41)、有働由美子アナウンサー(48)が登場しました。
このボケに対して井ノ原快彦さんが「どうぞよろしくお願いします」と乗っかると、ユースケ・サンタマリアさんは「イノッチの突然の降板、びっくりしましたね。突然、わたしにお鉢が回って来まして……」と、番組の司会が自身に交代した体で話を進めていき、井ノ原さんは「8年になるんですけど…降板して、すぐにゲストなんですね」といい、有働由美子アナも「私は残ったんですか?」と話を合わせていました。
<↓の画像が、番組冒頭にユースケ・サンタマリアさんが司会者が交代したというボケを披露していたシーン>
さらに、有働由美子アナから「ユースケさんはどういう経緯で新司会になったんですか?」と聞かれると、ユースケ・サンタマリアさんは「バーターです。事務所違うんですけどね。雰囲気が似てるってだけです」とボケ続け、井ノ原快彦さんも「僕が辞める時に『ちょっとでも僕に似ている人にしてください』って言っておいた」と悪ノリしていました。
こうしたやり取りを観た一部の視聴者の中には、本当に司会者が井ノ原快彦さんからユースケ・サンタマリアさんに交代したものと思ってしまった方がいたようで、番組には井ノ原さんの司会降板を残念がる声のほか、冗談のやり取りに対して苦情のメールが50通も寄せられたことが紹介されました。
番組のエンディングで視聴者からのメッセージが紹介され、「80歳になる母が何度も『この人に司会が代わるんだってさ…イノッチで良かったのに』って残念がってる」「おふくろが、イノッチが司会じゃなくなると悲しんでおります」といった内容でした。
<↓の画像が、『あさイチ』に寄せられた視聴者からの苦情メール>
こうした苦情を受けてユースケ・サンタマリアさんは、「だからなっちゃうんだよ、(イノッチが)否定しないから」と、ボケに乗った井ノ原快彦さんを批判した上で、「お母さん、最初に嘘をついたつもりはないんです。ちょっとした冗談を言ったつもりでした。本当に申し訳ありませんでした。」と謝罪し、井ノ原さんと2人で頭を下げていました。
また、有働由美子アナも視聴者に「司会は代わりません」と呼び掛けていました。
<↓の画像が、番組エンディングで謝罪していたシーン>
そして、このような騒動に発展したことに対してネット上では、
- こんなんで問い合わせ殺到してたらユースケの出てる番組観られへんやん
- 見てたけど、普通に冗談ってわかるレベルだったけどなあ。思わず声出して笑っちゃった。
- わぁ、見たかったwユースケに乗っかるイノッチと有働さん!お年寄りにはユースケのキャラ、分からないかぁ
- 特殊詐欺に遭ってしまう人が多い理由が分かったような気がした今朝のあさイチでした。バラエティ番組で冗談も言えないなんて、ユースケ呼ぶ意味あるかしら?イノッチ降板なら、とっくにもっと騒がしくなってますよ。
- リアルタイムで見てたけどユースケ節炸裂だったなぁ笑 お年寄りはわかりにくいんだろうなー。最後もいのっちと頭下げて終わったのが面白かった笑
- 愛されてる番組だね〜(笑)
などのコメントが寄せられています。
ユースケ・サンタマリアさんのボケに対して、井ノ原快彦さんと有働由美子アナも乗っかったために騒動に発展してしまったようですが、『あさイチ』が幅広い年代層から支持されていることや、司会者の2人が愛されていることが改めてよく分かりますね。
『あさイチ』は2010年3月末からスタートし、今年で早7年が経っているのですが、民放各局で様々な情報番組が放送されている中で高い視聴率を記録しており、7月7日放送分は平均視聴率10.7%、5月25日は10.5%、4月28日は11.5%、同11日は11.9%と、安定して10%以上の視聴率を獲得しています。
好視聴率を獲得している主な要因は、やはり井ノ原快彦さんと有働由美子アナの絶妙なコンビが視聴者に支持されているためで、何かトラブルなどが無い限り司会者が交代するということにはならないでしょうね。