山口達也さんが女子高生への強制わいせつ容疑で書類送検され、不起訴処分(起訴猶予)となったことを受けて2日にTOKIOのメンバー4人が会見を行い、4月30日夜に騒動後初めてメンバー5人での話し合いの場が持たれ、山口さんがその場で「責任とってTOKIOを辞めます」として辞表を提出していたことや、土下座してメンバーに謝罪していたことなどが明らかになりました。
山口達也さんは4月26日に行った会見では、「TOKIOに席があるなら戻りたい」などとグループでの活動継続についても語っていましたが、4月30日に行ったメンバー間での話し合いの席では、カバンから辞表を取り出し「自分がいると迷惑かけるの嫌なんで、辞めさせて欲しい」と願い出たそうで、山口さん自身はTOKIOからの脱退、さらにジャニーズ事務所からの退所を決意していたといいます。
＜↓の画像は、2日に会見を行ったTOKIOのメンバー4人の写真＞
しかし、メンバーの間では山口達也さんの思いを受け入れるか否か答えが出せず、とりあえずリーダーである城島茂さんが辞表届を預かるという形にしたといいます。
そして、城島茂さんは話し合いの翌日の1日に、ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長に電話したところ、「大丈夫なのか」と心配されたといい、「僕自身、何ができるかわからないけど、君たちは50歳近い集まりなんだからとにかく頑張ってくれ」と励まされたといいます。
また、山口達也さんから辞表を預かっていることを明かし、「4人のメンバーがどうすればいいか、答えがまだ出なかったので『辞表は僕が預かっています。もう少し答えを出すのは待ってもらえませんか』」と伝えたところ、ジャニー喜多川社長からは「分かった」というやり取りがあったそうで、現時点で山口さんの脱退、ジャニーズ事務所からの退所は保留の状態にあることが明らかになっています。
TOKIOの今後の活動についてですが、現時点では番組の継続が決定していることもあり、メンバー4人で仕事を全うしていきたいとしながらも、松岡昌宏さんは「（山口達也に）“TOKIOに戻りたい。俺にはTOKIOがある”という気持ち、彼の甘えの根源が僕らTOKIOだったとしたら、そんなTOKIOは1日も早く無くした方がいいと個人的には思います」と語っています。
その上で、「『もうTOKIOじゃない』という声がでたらその時に考えます。4人（で活動する）なのか（TOKIOを）無くすのか、その時に考えたい」といい、国分太一さんは「この4人でも（進退に関しては意見が）割れています。長く続けてきたからこそ冷静になったときに判断しなくてはいけない。」としていました。
音楽活動に関しては、今年9月からデビュー25周年イヤーに突入するため、昨年からアルバムの制作などを考え色々と話し合いをしてきたものの、ベースを担当する山口達也さん抜きの状態ではバンド形式での活動は難しいことから、国分太一さんは「今は白紙にしてとりあえず音楽活動は考えるのをやめて、向き合えることに向き合っていきたい」と語っていました。
このように現時点では今後4人で活動を続けていくとしており、TOKIO解散やグループでの活動休止などについては発表されていないのですが、2日昼時点でジャニーズ事務所の公式サイト上から山口達也さんの写真、プロフィール、その他の関連情報などは完全に削除されており、山口さんがMCを務めるバラエティ番組『幸せ！ボンビーガール』（日本テレビ系 火曜22時）の公式サイトからも写真などが削除されています。
＜↓の画像は、ジャニーズ事務所公式サイトの写真＞
また4月27日までに、山口達也さんが月・水曜日に出演していた情報・ニュース番組『ZIP！』（同 平日午前5時50分）の公式サイトからも写真と名前が削除されています。
そして、今回TOKIOのメンバー4人が行った謝罪会見を受けてネット上では、
- 四人が深々と頭を下げる姿、見ていられなかった。ファンじゃなくても、何も悪くない四人が謝罪する姿を見るのは辛い。
- 以前、リーダーと山口くんが一人抜けたら解散と発言してるのに、山口くんはどういう気持ちで退職願を出したんだろうか。それはずるいになると思うわ。多くの仕事を抱えている責任と解散すべきという気持ちの間に挟まれてメンバーはしんどいね。
- 事を起こした山口が一番悪いがジャニーが出てこない事に違和感を感じる。4人がいろんな意味で可哀想だ。
- 全員がつらいことはわかる。でも何も決まっていない状況で会見の意味があったかな？解散あるいはチームから脱退と言わないと山口さんをかばっている印象になってしまった。
- 城島君ほかメンバーの辛そうな姿、見たく無かったなぁ。山口君は大変な事をしちゃったし、他のメンバーにこんな辛い謝罪会見をさせる事になった。ダッシュ村はTOKIOにしか出来ない番組だと思う。私も今後見れないのは辛いよ。
- 山口の責任はTOKIOの責任？TOKIOとして謝罪会見されても、被害者はどうなんだろ？話が大きくなるばかりで、被害者も迷惑なのでは？山口も最初は戻れると思ってたんだろうけど、リーダーの『（TOKIO復帰は）ありえない』って一言で、事の大きさに気づいて辞表書いたんだろうな。リーダーも断言したんなら、この件は撤回すべきではないと思う
- TOKIO存続に何の異論もない。１年後に山口が復帰しても、断酒の上なら、なんの異論もない。ぜひ数年後には５人でやってほしい。
など、様々な意見が寄せられています。
1日にはジャニー喜多川社長が異例のコメントを出し、さらにメンバー1人の事件を受けて4人が会見を行うと発表されたため、山口達也さんの脱退もしくはTOKIO解散が発表されるのではないかという憶測などが飛び交っていましたが、まだ話し合いが進んでおらず現時点では保留としているため、この内容では腑に落ちないという反応も多く見受けられます。
もし今回の事件が原因で、山口達也さんが脱退やTOKIO解散などといった展開を迎えた場合、被害者の女子高生に対する批判の声もさらに大きくなる可能性もあり、TOKIOとしての仕事なども考えた上で慎重に議論していく必要があるかと思いますので、現時点ではまだどうしていくか結論が出ていないというのも分からなくはありません。
現時点では、TOKIOは4人でも活動を続けていってほしいという声が非常に多く、個人的にもTOKIOとしての活動は今後も見たいので、できれば解散という結果にはしてほしくないという思いなのですが、果たして今後どのような判断が下されることになるのでしょうか。