山口達也さんの不祥事を受けてTOKIOのメンバー4人が2日、ホテルニューオータニ(東京・紀尾井町)で緊急記者会見を行いましたが、会見終了後に事件後初めてジャニーズ事務所のファンクラブを運営する『ジャニーズファミリークラブ(JFC)』(略称:ファミクラ)から、会員に対してメールマガジンが届いていたことが明らかになりました。
しかし、そのメールマガジンでは一切今回の騒動については触れておらず、その内容にファンが衝撃を受けていることを週刊誌『週刊女性』のWeb版『週刊女性PRIME』が報じています。
TOKIOのファンクラブに入っている女性ファンの証言によると、騒動後初めて届いたメールマガジンだけに、グループの活動休止や解散などについて触れているのではないかとドキドキしながら確認したところ、タイトルは「島茂子衣装展示情報」だったといい、「拍子抜けもいいところでした。FC会員に対して説明がないのもどうかと思いますけど……」と語っています。
「島茂子(しま・しげこ)」というのは、リーダーの城島茂さんに“ソックリな謎の新人歌手”という設定の人物で、TOKIOが昨年8月にリリースしたシングル『クモ』にカップリング曲として『女の坂道』という楽曲が収録されており、フリーライブには2000人のファン等が集まりました。
<↓の画像は、城島茂さん扮する島茂子、メンバー4人が扮するザ・ソイラテズの写真>
4月からスタートしたメンバーの松岡昌宏さん主演ドラマ『家政夫のミタゾノ2』(テレビ朝日系 金曜23時15分)の主題歌には、デビューDVDシングル『戯言(ざれごと)』(5月16日発売)が起用されています。
<↓の画像は、松岡昌宏さん扮する三田園薫と島茂子のツーショット写真>
そして、2日から31日までは東京・原宿のジャニーズショップ原宿店、7日から6月5日まではジャニーズショップ大阪店で、島茂子がミュージックビデオ内で着用しているドレスが展示されており、ファンに届いたメールマガジンというのはこれに関する案内でした。
メールマガジンには、「デビュー日(5月16日)からは、島茂子の写真コーナーも誕生しますので、お楽しみに!」という案内も記されていたそうなのですが、山口達也さんが強制わいせつ容疑で書類送検されるというトラブルがあり、無期限謹慎などの処分を受けた後だけにメールを受け取ったファンは、「いまは“お楽しみ”の気分にはなれませんよ(苦笑)もともとこの日に送信されるのが決まっていたメールなんでしょうけども、何というか事務的でファンの気持ちがないがしろにされているような気もします」と語っています。
<↓の画像は、島茂子のデビューDVDシングル『戯言』のジャケット写真>
記事ではさらに、TOKIOのファンクラブ会員の人数についても伝えており、TOKIOは他のジャニーズグループと比較すると人数が少なく、TOKIOを支えている少数精鋭のファンたちだといいます。
現在のファンクラブ会員数は10~12万人とも言われているそうなのですが、嵐の会員数は200万人以上、関ジャニ∞は60万人前後、23日にデビューするKing & Princeが10万人と言われており、TOKIOのファンはあまり多くないそうです。
レコード関係者によれば、TOKIOのファンたちは少ない分、全国各地で開催のコンサートに足を運ぶため、多数のチケットを所持している方が多くいるとのことです。
しかし、山口達也さんが事件を起こしたことにより、音楽活動は停止することが明らかになっており、CDデビュー25周年を記念し制作予定だったというアルバム、コンサートの開催は現時点で白紙状態にあります。
TOKIOが最後にコンサートツアーを行ったのは20周年を迎えた2014年のことで、それに加えて25周年も不透明な状況になってしまったことから、前出の関係者は「被害者や世間に対して謝罪するのはもちろんですが、20数年間を熱心に支えてきた、お金を使ってきたFC会員や、ファンたちへのフォローもしてほしいものです」と語っています。
そして、これに対してネット上では、
- この事務所には良心や気遣いというものがないのかしら…。以前にバス事故翌日に楽天トラベルだったかしら、『旅はいかがでしたか』と封書が来たらしいけど、時期だから送ればいいというものではないと思う。
- 相変わらず、空気の読めない事務所だね。V6岡田のクリスマスイブの赤紙といい、今回のメールの内容といい、頭沸いてるとしか思えない。
- デリカシーのない事務所。過去の一連の行動をみてみると商売してるだけでファンの気持ちなんか考えていないという事がわかるね。一事が万事。
- 内容が島茂子だったら、そりゃコケるわ。つーか、ファンクラブ会員に今回の件のコメントはないのか。
- ジャニーズ事務所の対応はファンをお客様と理解してないよね。根本的な勘違い。何かが欠落してる。
などと批判的なコメントが殺到する事態となっています。
メールは会見が行われた2日に届いたとのことから、まずは今回のトラブルに対する謝罪、それに加えてグループの今後に関することなどを報告するというのが当然かと思うので、このタイミングでそれ以外の情報をわざわざ送るというのはおかしい、ファンを馬鹿にしているといった声が上がるのは当然だと思います。
ちなみに、4日放送の『情報プレゼンター とくダネ!』(フジテレビ系)によれば、山口達也さんが謝罪会見を行った翌日の4月27日に、ジャニーズ事務所側から会場となるホテルニューオータニに対して、「5月2日は空いていませんか?」という問い合わせが入っていたことが明らかになっています。
この時点でメンバーでの会見を予定していたにも関わらず、JFCはTOKIOのファンたちに対して島茂子に関するメールマガジンを送付し、今回のトラブルに関しては一切触れていないというのはどういった理由からなのか、一体ファンを何だと思っているのか聞いてみたくなりますが、以前からジャニーズ事務所は“殿様商売”をしていると指摘されており、SMAPの騒動であれほど猛バッシングされたにも関わらず、中身は何も変わっていないということなのかもしれないですね…。
2日に行った会見では、城島茂さんが被害者への対応に関して「後手後手に回っている形で申し訳ありません」と語っていましたが、ファンへの対応に関しても同様の状態にあり、TOKIOはファンの人数が他と比較して少ない一方で、昔から応援し続けているファンが多いとのことから、これからしっかりとファンに対しても、謝罪や今後に関する報告を行っていってほしいものです。