ジャニーズ事務所所属のタレントとお笑い芸人が真剣勝負をするバラエティ番組『櫻井翔のジャニーズ軍VS有吉弘行の芸人軍 究極バトル“ゼウス”』(TBS系)の第2弾が11日に約3時間放送され、前回を上回る視聴率を獲得していたことが明らかとなったのですが、ジャニーズのファンからは「見ていて不快になるからもうやらないでほしい」などと、放送の内容に対して批判的な声が上がっているようです。
同番組は、バラエティ番組『櫻井有吉アブナイ夜会』(TBS系)で司会を務める嵐の櫻井翔さん率いるジャニーズ軍、有吉弘行さん率いる芸人軍が土下座を賭けて様々なバトルをする内容で、今回行われた対決種目は「ゼウスレスリング」、「ローリングゼウス」、「ゼウスアーチェリー」、「エンドレスジャンプ」、「ゼウスPK」、「ブレイブロード」の6競技。
昨年4月に放送された第1弾は、芸人軍団が見事勝利してジャニーズ軍が土下座をするという結果となっていたのですが、第1部の平均視聴率(19時57分~21時24分)が10.8%、第2部(21時24分~23時03分)が12.4%。
この結果によって第2弾の放送も危ぶまれていたのですが、それから約1年となり第2弾がついに放送され、今回は平均視聴率13.1%と前回からアップし、21時台にテレビ朝日系で放送されていたSMAP・草彅剛さん主演のドラマ『スペシャリスト』第5話が記録した12.1%よりも高い数字を記録しており、同時間帯トップとなっています。
視聴率がアップし、同時間帯トップで番組的には成功で、第3弾が放送される可能性もあるとみられているのですが、番組では芸人軍とジャニーズ軍の真剣勝負が行われ、ジャニーズのタレントたちがケガを負うシーンがあったために、一部のファンから「ケガをするところなんて見たくない」などといった非難の声が上がってしまいました。
お笑いコンビ・NON STYLEの井上裕介さんとレスリング対決をしたHey! Say! JUMPの山田涼介さんは、対決中に打撲を負ってしまったようで、その後の試合にもドクターストップがかかり、上半身や顔の一部が赤く腫れていたことが確認できたためにファンからは心配の声が噴出。
<↓の画像は、レスリング対決をした井上さんと山田さん>
さらにNEWSの手越祐也さんもレスリングの対決後に、鎖骨部分に赤いアザができてしまったり、Hey! Say! JUMPの知念侑李さんはPK対決の練習中に突き指をしてしまい、手に包帯を巻いた状態で出演するなどしていたことから、一部のファンは番組中に番組公式ツイッターアカウントに「ケガさせないでください」「安全管理がずさん」「ケガ人を出しておいて、視聴率が獲れればそれでいいのか」などと苦情コメントを寄せています。
また、井上さんのツイッターにも一部ファンは批判コメントを寄せていたようで、井上さんは番組放送中にツイッターを更新し「真剣勝負だから仕方ないけど、山田くんに軽くとは言え怪我をさせて、ごめんなさい。」と謝罪していました。
<↓の画像が、井上さんの謝罪ツイート>
こうした事になるのを想定していた山田さんはテレビ誌に「オンエア後にツイッターを荒らさないであげてね」などといったコメントを出しており、さらに手越さんも副音声の実況で「戦った傷なんで全然いい」と語っていました。
<↓の画像は、山田さんが寄せていたコメント>
こうしたことから、井上さんに批判コメントを寄せる一部のファンに苦言を呈す方も多く、ツイッター上では「真剣勝負なんだから山田君が怪我したのは仕方ないこと」、「ファンの子が井上さんに悪口言うこと望んでないよ」、「真剣な戦いに、怪我などつきものだと思います。きっと山田さんも分かっていらっしゃるはずです」などといったコメントが寄せられています。
ちなみに、番組公式アカウントは12日に「今回の第二章、前回以上の方に観て頂いたようだ(高視聴率)昨晩いろんな意見を頂いたが全部読んでいる(ちゃんと参考にします)これからもいろいろと教えて欲しい(まだまだ未熟なPですいません)第三章(もちろんまだ未定)でまた会おう!(ありがとうございました!)」とツイートしており、視聴者から寄せられた批判の声を受けて、今後放送される可能性がある第3弾では出演者がケガをしないよう、ルールや競技内容が変更されるかもしれません。
<↓の画像が、番組公式ツイッターアカウントのツイート>
応援しているタレントがケガを負う姿を見たくないという気持ちも分かりますが、出演者たちは真剣に勝負をしていることからケガの1つや2つは当然覚悟しているでしょうし、こうした対決を楽しんでいるかと思いますので、軽いケガ程度で過度に批判を寄せるのは避けてほしいですね。