毎年出演していた音楽特番『音楽の日』(TBS系)と『FNSうたの夏まつり』(フジテレビ系)への出演をSMAPが辞退し、物議を醸すこととなりましたが、今年1月に表面化した分裂・解散危機騒動で、唯一ジャニーズ事務所への残留意思を当初から示していたと言われている木村拓哉さん(43)が20日発売の雑誌『SWITCH』に登場し、ファンが苛立ちを募らせているといいます。
木村さんを特集している今月号は「木村拓哉 アウトローへの道 」と題して、12ページにわたって木村さんのインタビュー、自身の私服コーディネートによる写真が掲載され、「木村拓哉は何を考え、そしてどこへ向かうのか」をコンセプトに構成。
木村さんはインタビューで、ジャニーズ事務所に入る前を振り返り、「アンチアイドルだったし、アンチジャニーズだった。つまりいまの自分は、言わば矛盾のカタマリなんです」と苦笑いし、メディアやファンら世間が作り上げた“キムタク”という偶像に対し、苦悩し窮屈さを感じていた頃、明石家さんまさんに救われたエピソードを明かしています。
<20日発売の『SWITCH Vol.34 No.8 木村拓哉 アウトローへの道』>
その他にも、「僕は“仕事”はするけど“ビジネスライク”が嫌い」と自身の仕事に対する姿勢を語り、このインタビュー中にはギターを手に取り、SMAPの代表曲である『夜空ノムコウ』を口ずさんでていたそうなのですが、不自然なほどにSMAPのメンバーについては語らず、世間を騒がせたSMAPの騒動や今後についても語っていません。
ファンの中には、そうした部分を楽しみにしていた方も多く、今回の特集記事を見ると、木村さんが意図的にSMAPに関する話を避けているようにも感じられ、さらには木村さん1人にスポットを当てている特集記事ということから、「事務所のキムタクびいきが始まった」「いやらしいタイミング」「好感度回復に必死」などと批判的な声も。
このような批判を受けている木村さんは、6月に『石原プロモーション』が熊本地震の被災地で行ったチャリティー炊き出しに参加しましたが、これも好感度を上げるためのパフォーマンスなのではないかという疑惑が浮上し、あの騒動以降に木村さんは“裏切り者”というイメージが付いてしまっいたため、厳しい声が多々寄せられています。
また、SMAPのメンバー全員が出演の一の『SMAP×SNAP』(フジテレビ系)は、しばらくメンバー5人での収録が行われておらず、レギュラー放送の回数が明らかに減少。
25日放送分についても『SMAP×SMAP Presents木村拓哉先輩、ついて来てもらっていいですか?』として、木村さんが過去にドラマで共演した俳優の濱田岳さん、桐谷健太さんとの共演企画。
<25日放送のスマスマで桐谷健太さんと濱田岳さんと共演する木村拓哉さん>
濱田さんとは山中湖でフライボードを体験したり、桐谷さんとはキャンプをするとのことなのですが、これに対してネット上の反応を見てみると、「特別編は楽しみだけど、正直なところ見たいのは5人の通常番組」、「SMAPのメンバーと二人の方が面白そう。」、「久々にSMAP全員で旅行でも行ってみたらどう」、「メンバー全員のアウトドアだったら もっといいのに 淋しいな」など、放送が楽しみという声よりも、通常のレギュラー放送が観たいといった声などが多く上がっています。
1991年にシングル『Can’t Stop!!-LOVING-』でデビューしたSMAPは、今年デビュー25周年を迎え、本来ならばそれを記念した新曲やコンサートなどが行われていたはずなのですが、現時点ではそれに関する発表もなく、「今年は新曲のリリースをしておらず、十分なパフォーマンスができない」という理由で、『音楽の日』と『FNSうたの夏まつり』への出演を辞退するということが実際に起きているわけですが、果たしてこの状態で9月に契約を更新し、SMAPとして今後も活動をしていくことは出来るのでしょうか…。