『Snow Man』の渡辺翔太さん(31)が、来年1月期放送の深夜ドラマ『先生さようなら』(日本テレビ系 月曜24時59分)で連続ドラマ単独初主演することや、来年2月14日発売の両A面シングル『LOVE TRIGGER/We’ll go together』の『We’ll go together』が主題歌に起用されることが新たに発表され、ファンは歓喜している一方で、それ以外からは疑問の声が上がっていると週刊誌『フラッシュ』のWeb版『SmartFLASH』が報じています。
渡辺翔太さんが単独初主演する『先生さようなら』は、漫画家・八寿子さんの作品『先生さようなら』と『ハイライト』が原作のラブストーリーで、主人公の現在と過去の恋愛を描いた内容となっており、現在パートでは女子生徒から恋心を寄せられる美術の人気教師、過去パートでは担任教師に恋をする17歳の高校生役を演じます。
渡辺翔太さんは視聴者に向けてコメントも発表し、「2024年はこのドラマで一緒にキュンキュンしてもらえたらとても嬉しいです。最終回まで田邑拓郎の恋がどうなるのか見続けてほしいなと思ってますし、ぜひSNSなどで盛り上げてくれたらとても嬉しいです。観てくださる方と一緒にこの作品を盛り上げていきたいです。よろしくお願いします」
と呼び掛けています。
また、自身の主演ドラマの主題歌にSnow Manの新曲が起用されたことについて、「初めての経験でしたので『こんなに嬉しいものなのか!』と率直に思いました。(中略)このドラマの主題歌を決める時、色々な曲をメンバー全員で聞き込んだのですが、圧倒的に『We’ll go together』への票数が多く、打ち合わせが1回で終わりました!『ここで巡りあえたことが』や『永遠だよ』など、ドラマの内容だけでなく、今のSnow Manにもリンクしている部分があるかと思いますので、ぜひ、歌詞にも注目していただけたら嬉しいです。」
とコメントしています。
14日には、Snow Manのリーダー・岩本照さん(いわもと・ひかる 30歳)が、同じく来年1月期放送の『恋する警護24時』(テレビ朝日系 土曜23時)で単独初主演することも発表されるなど、メンバーそれぞれが新規に大きな仕事を獲得しており、ジャニー喜多川さんの性加害問題などが大きな波紋を広げる中でも、活躍の場を拡げています。
Snow Manのメンバーだけでなく、来年1月期の連ドラには複数の旧ジャニーズタレントが起用されており、『Sexy Zone』の中島健人さんは『リビングの松永さん』(フジテレビ系 火曜23時)で主演し、『KAT-TUN』の亀梨和也さんは小芝風花さん主演の『大奥』(同 木曜22時)に出演します。
さらに、まだ正式発表はされていませんが、なにわ男子・道枝駿佑さんはテレビ朝日の火曜21時のドラマ枠で初主演、嵐・櫻井翔さんは今年放送の『大病院占拠』(日本テレビ系 土曜22時)の続編で主演、King & Prince・永瀬廉さんは日本テレビの土曜ドラマ枠(日曜22時30分)で放送される門脇麦さんの主演ドラマに出演との情報が流れています。
ジャニー喜多川さんの性加害問題で旧ジャニーズ事務所が大揺れの中で、複数のタレントが連ドラに起用されている理由について芸能記者は、「基本的にドラマのオファーは半年~1年前頃から出すものです。事務所側が会見を開いたのが9月でしたから、連ドラキャスティングで本格的に影響が出てくるのは4月期以降じゃないでしょうか。」
と語っています。
ネット上では旧ジャニーズタレントの連ドラ起用を巡って、テレビ局の姿勢を批判する声がSNSで上がっているとし、ネット上での反応を見てみると、
- せめてタレントがスマイルアップ退所し新しい会社での芸能活動と言うなら旧ジャニーズとは別と言えるけど、いまだに被害者救済を行ってもいないスマイルアップ所属での芸能活動は、ちょっと違うんじゃないかと思うよね。
- 結局ドラマ枠でジャニーズ使うのは変わらないんだほんと萎える 俳優一本で頑張ってるであろう若手の子達の芽が全然出ないじゃん
いい加減ジャニーズ主演枠もうやめろよ - 各テレビ局が報道した検証番組は一体何だったの?これからもジャニーズ事務所に忖度し続ける為の検証番組ですか?
- 世論はジャニタレから気持ちが離れて来ています。今季のジャニタレ主演ドラマの視聴率見てください。テレビ局だけですよ。尻尾を振って着いて行くのは。
- 朝の番組でもSnow Manがどうのこうのやっていて、ジャニオタじゃない私はイライラする。演技力のない彼らの演じるものなど見たくない。ちゃんとした俳優の演技が見たい。
もうテレビには期待しない方が良いですね。今回の件でつくづく思いました。テレビ局の奴ら、どんだけジャニーズに弱味掴まれてんだよ! - ジャニーズ主演のドラマとかこの期に及んで予告されてるの本当に被害者の方にとっては真綿で首絞められる気持ちだよね。
名乗り出たのにあちらは通常営業。補償なんて口先だけじゃん。 - ジャニーズ事務所は廃業し新事務所になるにあたり全く変わる感じがしないのはタレントが出続けているからもあると思う。
やはりケジメとして一旦出すのは辞めるべき事ではとは思う。タレントに罪はないと言われるけど、被害者が誹謗中傷で亡くなったのだからこのままではもういけないでしょう。一般会社だったらあり得ない事
などの声が上がっています。
旧ジャニーズ事務所が1度目の会見を行った9月の時点では、性加害問題の影響でスポンサー企業が旧ジャニーズタレントの番組起用に難色を示し、これによって来年放送予定の複数の主演ドラマ制作がストップしているともスポーツ紙が報じていました。
木村拓哉さんが主演の『教場』シリーズ(フジテレビ系)は、今秋から新作の撮影に入って来年春に放送予定だったものの、番組制作上のトラブルが原因で急遽制作延期が決定したとされ、その後フジテレビは「スケジュールの問題」を理由に撮影延期を認めつつも、「木村さんも含めて話をして、来年よきところで制作できればという形で動いている」とし、スポンサーの影響等も無いと説明していました。
その一方で『週刊女性』は、一連の騒動が原因で一部出演者が降板を申し出たとの情報を伝えており、旧ジャニーズタレントの共演によるイメージダウンを懸念しての対応とも言われているとしています。
このように来年春以降の作品では多少の影響は見られそうではあるものの、現状ではテレビ局側が旧ジャニーズ事務所との関係を改めるような動きはみられず、ドラマだけでなくバラエティから情報・報道番組まで様々な番組に起用しています。
そのため、結局のところこのまま各テレビ局と旧ジャニーズ事務所の関係は大きく変わることなく、世間からの批判も気にせずに利益重視で積極的な起用を続けていきそうな気がしますね。