『Snow Man』のラウールさん(本名=村上真都ラウール 20歳)が、人気漫画が原作の実写映画で主演に抜擢されたものの、ジャニー喜多川さんの性加害問題の影響で出演オファーを受けた芸能事務所側が“保留回答”を連発し、暗雲が漂っているとニュースサイト『ピンズバNEWS(双葉社)』が報じています。
事情を知る夕刊紙デスクによると、ラウールさんが主演に抜擢された作品は、「大手出版社で連載中の人気漫画の実写映画化」「ボディガードとバレないように、殺し屋から、クラスメイトで幼馴染の女子を守るという不良高校生の役で、学園“護衛”アクションとうたわれている」
としています。
監督は、ドラマ『ストロベリーナイト』『リーガル・ハイ』、映画『エイプリルフールズ』『ミックス。』などを手掛けた石川淳一さんが担当するといいます。
主演はラウールさんが務めることが決定済みながら、相手役のヒロインがまだ決まっていないそうで、「共演を打診しても、大手芸能プロダクションからはことごとく“保留”という回答なんです。これまでは、今まさに旬のジャニーズグループメンバーとの共演とあれば、とにかくありがたられたものなのに……。即OKにならないというのは、異常かつ緊急事態です」
と夕刊紙デスクは語っています。
この緊急事態の背景には、波紋を広げ続けているジャニー喜多川さんの性加害問題があるといい、25日には国連の人権理事会の専門家が、性被害を告白した元ジャニーズJr.に聞き取り調査を実施し、8月4日に記者会見を行う予定としています。
一方のジャニーズ事務所も今後記者会見を開くことを発表しており、先行き不透明な状況から他の芸能事務所は、ジャニーズタレントとの共演にかなり慎重になっている様子とのことですが、「大手芸能プロ所属で共演をOKした女優さんもいると聞こえてきている。ジャニー氏の問題の余波をとにかく受けたくないという事務所もあれば、気にしない事務所もあるのは事実。芸能界全体が迷走している印象です」
としています。
ピンズバNEWSはこのように、ラウールさんが人気漫画の実写映画で主演を務めることや、キャスティングが難航していることを伝えており、記事では作品のタイトル名は伏せられていますが、『週刊少年マガジン』で昨年より連載中の漫画『赤羽骨子のボディガード』(作・丹月正光さん)の実写化とみられます。
<↓の画像は、漫画『赤羽骨子のボディガード』の写真>
作品のあらすじ内容は、短期で喧嘩っ早い高校3年生の主人公・威吹荒邦(いぶき・あらくに) がある日、好意を寄せている幼馴染のヒロイン・赤羽骨子(あかばね・ほねこ)が、ヤクザの隠し子で殺し屋から命を狙われていることを知り、高校卒業までの1年間、本人に知られることなく極秘でボディガードするというミッションを託され…という学園モノのアクションコメディ作品です。
ラウールさんはデビュー翌年の2021年に、同名の人気少女漫画が原作の『ハニーレモンソーダ』で初めて単独主演を務め、ヒロイン役は吉川愛さんが演じ、公開館数220館に対して最終興行収入は10億円と、青春ラブコメ作品の実写映画としてはまずまずの興行成績を残していました。
その後は単独での映画主演は無く、実写版『赤羽骨子のボディガード』での主演起用はファン等の間で大きな反響を呼ぶこと間違いなしですが、ジャニー喜多川さんの性加害問題が原因で、ジャニーズタレントの起用に対して世間の風当たりはかなり厳しくなっており、映画やドラマ、テレビ番組等への出演が発表されるとネット上ではバッシングの嵐となっています。
そして、ジャニーズ事務所全体のイメージ悪化が原因で、木村拓哉さんをCMに起用予定だった『資生堂』が計画を白紙にしたり、バレーボール・ワールドカップのスペシャルサポーターに就任予定だった関西ジャニーズJr.の『Aぇ! group』も、ジャニー喜多川さんの問題が原因で急遽降板になったと週刊誌『週刊文春』などに報じられています。
それに続いて、実写版『赤羽骨子のボディガード』のキャスティングを巡って前代未聞のトラブルが勃発しているそうですが、共演者として誰が名を連ねるのか、今後の正式発表に注目したいですね。