ジャニーズの9人組グループ『Snow Man(スノーマン)』のメンバー・宮舘涼太さん(27)が新型コロナウイルスに感染し、他のメンバー8名が濃厚接触者に認定されたことによって、初出場予定だった大晦日放送の『第71回NHK紅白歌合戦』への出演を取りやめとなることが明らかになりました。
その一方で、同日放送の“カウコン”こと『ジャニーズカウントダウン2020-2021~東京の街から歌でつながる生放送~』(フジテレビ系)には予定通り出演することが『サンケイスポーツ』(サンスポ)の取材で判明しています。
NHKは各スポーツ紙の取材に対して、Snow Manの紅白出場の有無、出場者数の減少などを含めて「対応を検討中です」とコメントしているのですが、『スポーツニッポン』(スポニチ)は【年末年始の仕事全キャンセル】として、紅白初出場も断念することが決まったとしています。
スポニチはNHK関係者に取材し、「濃厚接触者は約2週間の隔離生活で経過観察が必要であることなどを考慮し、出場を見合わせることが決まった」「今回は紅白21組ずつの出場予定だったが、Snow Manの出演取りやめで白組が1組減る。NHKは代役を立てるかなどを含め対応を検討している。」
と伝えています。
一方でサンスポは、紅白出場は絶望的な状況となったものの、『ジャニーズカウントダウン2020-2021』には予定通り出演することを伝えており、フジテレビが取材に対して「事前に収録しており、放送予定に変更はありません」と回答したとのことです。
これらの報道を受けてネット上では、
- 陽性となったメンバーは自分を責めることをしないでほしい
ジャニーズ事務所は定期的にPCR検査をしっかり行なっているからこそ、無症状の陽性者もちゃんと公表している。褒められるべき。 - 最初に感染が判明してしまった宮舘くんが、責任を感じていると思うと、ファンではない私も心が痛い
- 自分たちを責める必要はないし、今後謝罪も必要ない。誰もが感染する可能性があって、たまたま感染が拡大してるこの時期に感染してしまったというだけ。改めて来年初出場で紅白に出れば良い。
- ラウ-ルが年齢的に出演できないからカウコンは事前収録したんだろうね。去年も確かそうだった
カウントダウン見に来てるラウのところにスノが走っていくの良かった。 - 事前に収録したものがカウコンで見れるだけでも嬉しい。何事もなく無事に年を越すことが出来れば十分
- ラウールが未成年だったから事前収録だったんだろうな、不幸中の幸い。
デビューイヤーにコロナ禍が重なり、本来華々しくツアー等やるはずだったものが出来なくて悔しい思いもいっぱいしたはず。
陽性だった舘様を責めるような声はあまり聞かないけど責任感が強そうな人だし、本当に悔しい思いをしていると思うので事務所がメンタルケアしてあげて欲しい。もちろん濃厚接触者になったメンバーも含め。
などの声が上がっています。
Snow Manは紅白だけでなく、明日生放送される『ミュージックステーション ウルトラスーパーライブ2020』(テレビ朝日系)、元日に生放送の『第54回 新春!爆笑ヒットパレード2021』(フジテレビ系)に出演予定でしたが、出演見合わせが決定となりました。
これに対してファンからは多くの悲鳴が上がっていますが、事前収録が行われていたカウコンには予定通り出演するとのことで、喜びの声が多く上がっています。
カウコンは生放送にも関わらず、Snow Manのパフォーマンスが事前収録されていた理由は報じられていませんが、グループ最年少のラウールさん(本名・旧芸名=村上 真都 ラウール 17歳)は現役高校生ということから、事前収録されたものと予想されています。
ラウールさんは昨年、東京ドームで開催されたカウコンも18歳未満ということで、他グループの未成年メンバーと共に客席からSnow Manのパフォーマンスを見守っており、メンバーたちはパフォーマンス終了後に、ラウールさんの元へ駆け寄ってハグするシーンがありました。
<↓の画像が、昨年のカウコンでのメンバー集合シーンの写真>
紅白などには残念ながら出場できなくなってしまいましたが、また来年紅白出場を目指し、さらなる活躍ぶりを見せてくれることに期待したいですね。
そして、Snow Manが紅白を欠場することにより、代役出場はあるのかどうかにも注目が集まっており、1951年からスタートした紅白ではこれまでに数回、出場予定者が病気やケガなどのトラブルが原因で欠場しています。
1986年には、演歌歌手の北島三郎さん、山本譲二さん、鳥羽一郎さんが暴力団の新年会に出席したという“黒い交際”報道によって出場取りやめが決定、これによって当時ジャニーズで活躍していた3人組グループ『シブがき隊』が代役出場を果たしました。
1988年には“トシちゃん”こと田原俊彦さんが、出場決定後に「紅白は卒業した」として辞退、これによって後輩のバンド『男闘呼組(おとこぐみ)』が代役に抜擢され、紅白初出場を果たしました。
1991年には、ロックバンド『HOUND DOG(ハウンド・ドッグ)』がNHKから依頼されたヒット曲『ff(フォルティシモ)』の歌唱を拒み、出場辞退となり、代わりに『バブルガム・ブラザーズ』がヒット曲『WON’T BE LONG』を歌唱、その翌月に同曲はミリオンセラーを達成しました。
紅白の長い歴史ではこうしたハプニングが何度かあり、欠場者の代役を立てるケースが珍しくないのですが、Snow Manの代役は立てられるのか否かにも注目したいですね。