26日に最終回を迎えた“スマスマ”こと『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)の平均視聴率が発表され、第1部(18時30分~19時00分)の平均視聴率が14.1%、第2部(19時00分~22時00分)は17.4%、番組のフィナーレを迎えた第3部(22時00分~23時18分)は23.1%、瞬間最高視聴率は27.4%を記録したことが明らかとなりました。
1996年4月15日よりスタートしたスマスマがついに最終回を迎え、番組ではこれまでの名場面を振り返り、元メンバーの森且行さんが脱退報告し、脱退前最後にメンバーとともに『BEST FRIEND』を歌唱したシーン、2001年に逮捕された稲垣吾郎さん、2009年に逮捕された草彅剛さんが、それぞれ番組復帰した際のシーン、2013年4月にグループ結成25周年を記念して放送された『SMAP×SMAP はじめてのSMAP 5人旅スペシャル』の名場面、SMAPが司会を務めた2014年7月の『FNS27時間テレビ』で行ったノンストップライブなども放送されました。
番組の合間には、SMAPが2009~2015年まで出演していたソフトバンクモバイルの特別CMが約1分放映され、そのCMでは「あんなことや」「こんなこと」「いろいろしていただきました」「今まで」「本当に」「ありがとう。」というメッセージが映し出され、最後に白戸家シリーズのお父さん犬が「サヨナラじゃ、ないよな?」とつぶやくという内容となっており、このCMもネット上では大きな反響を呼んでいました。
番組終盤には、「スマスマ20年、そしてグループ活動28年、みなさまの気持ちに、深く感謝いたします。ありがとうございました。SMAP」というメッセージが映され、ラストには1日にメンバー5人が揃って最後に歌唱した『世界に一つだけの花』を放送し、歌唱後にはメンバー全員が約1分半にわたって深々とお辞儀。
白い幕が下がり終えると、リーダーの中居正広さんは後ろを向いて涙を拭い、エンディングではメンバー5人と番組スタッフ1人ずつが記念撮影を行う姿も流れましたが、メンバーが生出演してコメントすることなく番組は終了しました。
<↓の画像は、『世界に一つだけの花』を歌い終えた後のメンバー>
20年9ヶ月にわたって放送されたスマスマの放送回数は920回、最終回前までの平均視聴率は18.1%(関東地区)、歴代最高を記録したのは2002年1月14日放送分の34.2%で、不祥事によって謹慎していた稲垣さんが生放送で芸能活動を再開した回でした。
そして、スマスマ最終回が終了しネット上では、
- 思ったほど高くない。最後の歌以外過去の映像だったのもあるけど、最後って感じがしなかったよね。気持ちのいい最後ならもっと凄い数字になったと思うけど。そしてジャニーズのイメージダウンは確実だろうね
- 思ったより視聴率悪いなと思ったが、コメントも生放送もなかったから、しかたないのかな。でも昨日の放送てSMAPがもう見れないなんてやっぱり寂しい。
- 特別ファンではないけど、最後の歌唱は自然と涙が出た。
- 1年ぶりにたっぷりとSMAPを見た感じ。過去の映像も自分の中では色褪せていない感じがしたが、最後の歌を聞いて解散がとてももったいない感じがした。
- 全然SMAPファンじゃないけど、最近のスマスマ見て素直に面白いと思った。もったいないなぁ。
- 思ったほど高くなかったけど『世界に一つだけの花』こみ上げるものがあった。最近のフジはいい話聞かないけど最後にスタッフと写真撮る姿を見るとスタッフも頑張ったんだと思う。お疲れ様でした。
- 解散の理由を敢えて言葉にせず、スマップの良き時代だけを視聴者の心に植え付けて終わったのは、良かったと思う。もし、メンバーが何か語っても、結局は色んな人が主観を交えてあれこれ言っちゃうから。スマップの偉大さが分かり、感動もした。お陰でファンではない私も、今はスマップロス。
などのコメントが寄せられています。
スマスマの最終回ということから大きな注目を集めていたものの、視聴率があまり伸びなかったなと感じるのですが、リアルタイムで視聴せずに録画をしていた方が多いだけでなく、やはりメンバーが生出演しないことが事前に明らかになっていたことから伸びなかったのかもしれません。
最終回では過去の名場面を振り返り、メンバーがまだ若かった頃の懐かしい名シーンも数多く放送され、多くの視聴者から喜びや悲しみの声、番組スタッフへの感謝の声などが上がっていたのですが、その一方では、番組の演出などに対して「追悼番組」みたいだといった批判的な声も上がっており、最終回の内容は賛否両論となっていました。
SMAPは大晦日の『NHK紅白歌合戦』への出場も辞退しており、紅白の矢島良チーフプロデューサーは「VTRによる出演や企画などは最初から考えていなかった」と語っているため、5人での姿は恐らくテレビ番組でみることは出来ないとみられ、このまま解散の日を迎えてしまうというのは非常に寂しく残念なのですが、来年以降のメンバーそれぞれの活躍に期待したいですね。