17日に放送されるスペシャルドラマ『一千兆円の身代金』(フジテレビ系)、24日より公開の映画『ギャラクシー街道』(三谷幸喜監督)で主演を務めているSMAPの香取慎吾さん(38)は、これまでに数多くのドラマや映画で主演を務めてきましたが、近年香取さんが主演を務めた連続ドラマは低視聴率となっており、この危機から脱却するために、SMAPのチーフマネージャー・飯島三智さんがある戦略を進めているといいます。
香取さんが最後に主演を務めた昨年4月期放送の連続ドラマ『SMOKING GUN〜決定的証拠〜』(フジテレビ系)は、初回平均視聴率が10.3%とギリギリの2ケタで、第2話で7.2%までダウンし、第7話で最低視聴率となる5.8%を記録して全11話の期間平均視聴率は7.4%でした。
また、2012年10月期放送の『MONSTERS』(TBS系)は全8話の期間平均視聴率は11.9%、2013年4月期放送の『幽かな彼女』(フジテレビ系)は全11話の期間平均視聴率が11.5%とギリギリの2ケタ。
そのため、SMAPの中では数字が取れないメンバーというイメージが付いてしまっており、かつて香取さんはシリアスなからコミカルな役柄まで幅広く演じ大きな反響を呼び、木村拓哉さんに次ぎドラマで高い数字を獲得出来る方だったのですが、『SMOKING GUN』が大コケしたことによって飯島さんは相当な焦りを感じるようになり、「香取=低視聴率」という図式から払拭していこうと考えたようだとニュースサイト『サイゾーウーマン』は報じています。
そのために飯島さんは香取さんを主演ではなく、2番手かキーマン役で連続ドラマに出演させようとしているそうで、連続ドラマが低視聴率となった時の責任は、出演者に限った場合、全て主演に押し付けられるというのが業界での通例となっているといい、2番手以下への悪影響は一切ないと考えていいとのこと。
その一方で、もし高視聴率となった場合には、主演だけでなく2番手以下の功績となることもあり、今年7月期に放送されたEXILEのAKIRAさんが主演の『HEAT』(フジテレビ系)は大コケし、第6話で2.8%と記録的な低視聴率を記録した事から大きな話題になり、AKIRAさんに多くの批判が寄せられていましたが、稲垣吾郎さんが出演していたものの批判される事はなく、低視聴率のレッテルを張られることもありませんでした。
ですが、この作戦はリスクを負わずに評価だけを高めたいという意図が見え見えであるため、テレビ各局の飯島さん担当プロデューサーたちは「さすがにそれはムシがよすぎるだろ!」と憤っているそうなのですが、飯島さんはSMAPの他にKis-My-Ft2、Sexy Zone、山下智久さん等を担当しており、この言い分は通ってしまうのではないかとのことです。
この話が本当なのかどうかは、今後連続ドラマへの出演が決定しないかぎり分からず、スペシャルドラマ『一千兆円の身代金』と映画『ギャラクシー街道』では主演を務めているため、連続ドラマだけ主演を避けるというのはにわかに信じがたい話です。
ですが、飯島さんが担当している山下さんは、これまで連続ドラマでは主演を務めてきたものの、12日よりスタートした月9ドラマ『5→9〜私に恋したお坊さん〜』(フジテレビ系)では、石原さとみさんが主演を務め、山下さんは石原さんの相手役となっており、山下さんも香取さんと同様に近年主演を務めた連続ドラマの数字がイマイチで、今年4月期放送の『アルジャーノンに花束を』(TBS系)は、全10話の期間平均視聴率が8.6%でした。
もしかすると香取さんも山下さんと同様に、次に出演する連続ドラマは主演ではなく、2番手もしくはキーマンの役で出演する可能性もあるかもしれないのですが、今後に注目していきたいところですね。