SMAPの香取慎吾さんが主演を務めている三谷幸喜監督の映画『ギャラクシー街道』が24日より全国345館で公開され、公開2日間の全国映画動員ランキングでV6の岡田准一さんが主演の『図書館戦争 THE LAST MISSION』(全国324館)を抜き、初登場で見事首位を獲得しました。
『ギャラクシー街道』は三谷監督初の宇宙を舞台にした“スペースロマンティックコメディ”で、登場人物全員が宇宙人。
主演の香取さんは、木星のそばに浮かぶスペースコロニー「うず潮」と地球を結ぶスペース幹線道路「ギャラクシー街道」沿いで、小さいハンバーガーショップのサンドサンドバーガー・コスモ店を営んでいるノア役を演じ、妻のノエ役を綾瀬はるかさん、ノアの元恋人・レイ役を優香さん、レイやノエを追いかけ回すメンデス役を遠藤憲一さんが演じており、個性的な宇宙人が集ってドタバタ劇を繰り広げるというストーリーとなっています。
またこの他にも、小栗旬さん、山本耕史さん、T.M.Revolutionの西川貴教さん、元AKB48の秋元才加さん、段田安則さん、梶原善さん、大竹しのぶさん、西田敏行さん等が出演しており、豪華俳優陣が揃っていることや三谷監督の新作ということから大きな注目を集めているため、初登場1位を獲得したのも納得が出来るのですが、映画情報やレビューの総合サイト『Yahoo!映画』で評価を見てみると、27日12時時点で5点満点中1.86点。
同サイトでは、注目作がいきなり1点台となるのは異例のことで、今年の8月と9月に、前後編2部作で公開された実写映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』は酷評の嵐となったものの、2作品とも2点台となっていることからいかに『ギャラクシー街道』が低く評価をされているかが分かります。
ちなみに、2位となった『図書館戦争 THE LAST MISSION』は同サイトで4.40点を獲得しています。
公開前から内容を不安視する声は多かったのですが、予想を上回るものだったことからネット上では、「1800円返せ」「クソ映画」「近年稀に見る駄作」「最低最悪な映画」などと批判が殺到しており、話題作ではあるものの観客動員を伸ばしていくのは厳しいとみられます。
そうした中でも出演者に対する批判の声は少ないことから、問題は脚本などにあるようで、コメディであるものの全く笑えないという意見が多く、三谷監督のファンからも「枯渇した」「もう三谷作品は見ない」「ひいき目に見てもつまらない」といった厳しい声が上がっており、期待を大きく裏切る内容となっているようです。
<↓の画像は、三谷幸喜監督の写真>
香取さんや綾瀬さん、三谷監督等が様々なメディアに出演している他、フジテレビで三谷監督の過去の映画が放送されたり、映画のCMが頻繁に流れるなど、映画の宣伝にかなりお金をかけているようなのですが、この低評価では大コケはほぼ間違いないでしょうね…。
そして、『ギャラクシー街道』がここまでの低い評価を受けてしまったことから、三谷監督が脚本を務める来年放送のNHK大河ドラマ『真田丸』にも悪影響を与えてしまうのではないかと不安視されており、三谷監督は2004年放送のNHK大河ドラマ『新選組!』で脚本を務めヒットしたものの、今年放送された『花燃ゆ』が大コケしたこともあるため心配なところです。