国民的アイドルグループ『SMAP』が昨年の活動をもって解散し、SMAPのメンバーだった稲垣吾郎さん(43)、草彅剛さん(42)、香取慎吾さん(40)の3人は、9月8日をもってジャニーズ事務所を退所することが正式に発表されました。
3人の今後についてはまだ具体的には明らかにはなっていないものの、昨年2月にジャニーズ事務所を退社したSMAPの元チーフマネージャー・飯島三智さん(60)と合流するとみられており、20日付の『日刊スポーツ』は、3人が本格的な中国進出に向けて動いていたことが分かったと報じています。
<↓の画像は、SMAPの元チーフマネージャー・飯島三智さんの写真>
飯島三智さんはジャニーズ事務所を退社後、大手総合免税店『ラオックス』の関係者とともに、日本コンテンツの海外発信事業などを手掛ける会社を設立し、現在はその会社で社長を務めていると言われているのですが、『日刊スポーツ』は親しい関係者の証言として、「中国内での映画業界に対して強い影響力を持つ人物らと協力関係にある」と伝えています。
さらに、別の関係者によれば、飯島三智さんは日本の大手映画会社を何度か訪問しているほか、複数回中国に渡って下見や打ち合わせをするなど、着々と準備を進めているそうで、稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんも関係者と中国を訪れていたという情報もあるため、中国で製作される映画に出演する可能性もあるとしています。
また、19日付の『デイリースポーツ』は、「ジャニーズ事務所を退社した元スタッフや元ジャニーズJr.らも、女性マネジャーのもとに集まる」などと伝えていたのですが、それを裏付けるかのように、ジャニーズ事務所が求人サイトでマネージャーを募集していることが明らかになっています。
ジャニーズ事務所の求人情報は、“ 転職決定数No.1の転職サイト”を謳っている大手求人情報サイト『リクナビNEXT』に6月16日から掲載されています。(※すでに掲載期間は終了しています。)
仕事内容は「所属タレントのマネージメントや育成」、具体的には「国民的スターから次世代を担う若い才能まで、様々なタレントのマネージメントをしていただきます。送迎やスケジュール管理から育成まで、担当するタレントと二人三脚でエンターテイメントを創っていきます。」とし、求めている人材は「業界・職種未経験歓迎」「専門・大学卒以上30歳まで(キャリア形成のため)」となっています。
このように、新たな人材を募集していることが明らかになったジャニーズ事務所では、昨年1月にSMAPの分裂・解散騒動が表沙汰になって以降、内部分裂が生じていることが週刊誌などによって報じられています。
週刊誌『週刊新潮』の記事では、ジャニーズ事務所の関係者が「タレントを1部~3部に割り振って、それぞれに部長を据え、さまざまな責任を持たせました。部ごとに競わせるといういわゆる企業の論理があるようです。スポーツで1軍とか2軍とか言いますよね。そこまでではないものの、藤島ジュリー景子副社長(50)の中でのヒエラルキー(ピラミッド型の階層組織)が存在しているのは間違いないですよ」と語っているのですが、これをよく思っていないのがジャニー喜多川社長(85)だといい、自身の姪でもある藤島ジュリー景子副社長との間には、すきま風が吹いているとしています。
<↓の画像左がジャニー喜多川社長、右が藤島ジュリー景子副社長>
その他のメディアも、ジャニーズ事務所設立期から事務所を支え、メリー喜多川副社長の秘書的な枠割を果たしていたという役員の1人が昨年2月に退所したという話を報じたり、飯島三智さんの右腕的な存在で木村拓哉さんも信頼を寄せていたという人物も、今年5月末でジャニーズ事務所を退社したという話が出ています。
さらに、飯島三智さんが担当していた『Sexy Zone』の元マネージャーらが、飯島さんが立ち上げた新会社に移籍したらしいとも報じられています。
これらの話はどこまで本当の話かは定かではないものの、これまでに無いほどジャニーズ事務所の周辺が騒がしくなっています。
そして、今後ジャニー喜多川社長が事務所のトップから退くことによって、再び大きな動きが起こる可能性は高いとみられており、ジャニーズ帝国が崩壊を迎えるのではないかとも言われているのですが、果たして今後どのような展開を迎えていくのか引き続き注目したいところです。