4月29日からテレビ朝日系の金曜ナイトドラマ枠(金曜23時15分)でスタートする『不機嫌な果実』に、SMAPの稲垣吾郎さん(42)が妻に浮気されるダメ夫役で出演することが14日に明らかとなりました。
主演で妻役の女優・栗山千明さん(31)とは、今回で3度目の共演となるのですが、初の夫婦役となります。
このドラマは、作家・林真理子さんのベストセラー小説を約20年ぶりに連ドラ化したもので、栗山さん演じる水越麻也子は、夫に女として見てもらえず、結婚生活に不満を募らせ、市原隼人さん(29)演じる情熱的な音楽評論家・工藤通彦と運命的な出会いを果たし、不倫に溺れていく姿を描いており、2016年ならではの女性の生き方や考え方も描かれているといいます。
<↓の画像は、麻也子役を演じる栗山千明さん、工藤通彦役を演じる市原隼人さん>
稲垣さんが演じる麻也子の夫・水越航一は、神経質で超がつくほどの潔癖症であり、毎週末に実家で母親と過ごすことが何よりも楽しみな極度のマザコン。
さらに結婚してから5年であるものの、女を感じることができない妻に冷たく当たり、まるで家政婦のように扱い、夫婦の営みも無い状態になるなど、夫としては疑問符だらけな男であり、この物語の全ては航一が端を発しているとも言え、必要不可欠で物語の鍵を握る役どころとなっています。
また、その他のキャストも発表されており、NHK連続テレビ小説『あさが来た』でイジワルな姑役を演じ大きな反響を呼んだ萬田久子さんが、麻也子に不満タラタラな姑で、航一を異常なほどに溺愛している母・水越綾子役を演じ、麻也子の友人・遠山玲子の夫である遠山茂役を六角精児さんが演じ、、“マイホームパパ”と“偏執的な男”という二面性を持つ男を演じているといいます。
麻也子が務めている弁護士事務所の人気弁護士・津久井哲史役は光石研さんが演じており、法律の知識がない麻也子にパワハラまがいの態度を取る役どころとなっているとのこと。
そして、超マザコンで超神経質、潔癖な役を演じる事について稲垣さんは、「『こう来たか!』と、すごく面白く感じました」といい、「原作と違って、最初からかなり変わった旦那として描かれているんです。『たぶん僕が演じるから、そうなったんだろうな。すごく潔癖でマザコン…これが僕の“パブリックイメージ”なんだろうな』と、直感しました(笑)」とコメント。
しかし、「僕はそこまで潔癖でもマザコンでもないですよ。」と否定し、「でも、もし本当に当て書きだとしたら、それはそれで面白い!」「ここ最近はまるで超越したエスパーのような、生活感のない役が続いたこともあり(笑)、人間のリアルな気持ちを演じるのがすごく楽しみですね。どこかにいそうな面白いキャラクターにして、ドラマ全体をかき混ぜていきたいです!」と意気込みを語っています。
これに対してネット上では、
- この仕事がいつから決まっていたかは分からないが、とりあえずSMAPが軒並みTVから干される気配はなさそうで良かった。
- 渡辺いっけいさんの演じた役だよね。タイプ違うけど意外と似合いそう。
- こういう役は稲垣吾郎うまそう。ユースケ・サンタマリアがうだつの上がらないダメ男演じるとうまいのと一緒。
- 稲垣は品があって貴族的で刹那的な独特な雰囲気があるから、金持ちでマザコンで一癖あるダメ夫役とか確かに似合いそう。個人的には稲垣のドラマの陰陽師の安倍晴明は当たり役だったと思う。孤高の風変わりなソムリエ役とかも似合ってたし
- 見る気になった。いつまでも王子さまみたいな役よりこんな癖のある役の方が吾郎さんの良さが出る気がする。
などのコメントが寄せられていました。
『不機嫌な果実』は1997年に石田ゆり子さん主演でTBSにてドラマ化され、稲垣さんが今回演じる夫役を渡辺いっけいさん、妻の不倫相手を元男闘呼組の岡本健一さんが熱演し大きな反響を呼び、最高平均視聴率は17.5%を記録し、全11話の平均視聴率は14.7%を獲得しています。
<↓の画像は、1997年放送の『不機嫌な果実』で夫婦役を演じた石田ゆり子さんと渡辺いっけいさん>
稲垣さん本人も自覚しているようですが、稲垣さんはそのキャラクターから神経質で潔癖症、マザコンというイメージがあり、まさにピッタリな役どころとなっているのではないかと思います。
以前ドラマ化され反響を呼んでいるだけに、それを超えるのはなかなか難しいかと思いますが、ダメ夫ぶりを見事に演じてくれることに期待したいですね。