国民的アイドルグループ『SMAP』の分裂・解散危機が13日付のスポーツ紙に報じられて以降、毎日各メディアはSMAPに関する記事を報じており、21日付の日刊スポーツは「さらし者にされたことがペナルティー 中居 草なぎ 稲垣 香取 処分なし」という見出しで、18日に生放送された『SMAP☓SMAP』(フジテレビ系)で5人が謝罪したことでケジメがついたと事務所側は判断し、報道などを通じて厳しい目にされされた社会的制裁が、一時は独立を選んだ木村拓哉さんを除いた4人に対する処罰に値したとみており、ペナルティーを科さない方針であることなどを報じています。
『スポーツニッポン』は「キムタクと中居の関係修復 草なぎがキーマン」という見出しで報じており、一連の騒動によって木村さんとリーダーの中居正広さんの仲がデビュー以来、最も悪化しているといい、SMAPを再生させるためには関係修復が不可欠となり、草彅剛さんがキーマンになるとしています。
『スポーツ報知』は、「再出発はコント」「女性マネ IT企業取締役就任か」といった見出しで、21日に騒動後初めてスマスマの収録が行われ、複数のコーナーの収録を行う者の、コントがメインになっているといい、「歌唱のコーナーを行うかは協議中ですが、コントのコーナーは確実に実施します。個々の撮影はありますが、5人そろっての撮影もあります」というテレビ局関係者の話を掲載。
この収録現場には、ジャニーズ事務所のメリー喜多川副社長の長女でもある藤島ジュリー景子副社長が収録に立ち会う予定とし、さらに1月でジャニーズ事務所を退社すると言われているSMAPのチーフマネージャー・飯島三智さんが、知り合いの紹介でIT関連企業に取締役として就任する可能性が浮上していることも報じています。
一時は分裂・解散危機にあったものの、スマスマで謝罪を行ったことからケジメがついたと判断され、特にペナルティーも無くこれから再び5人で活動をしていくことになったわけですが、ジャニーズへの残留を唯一決断したと言われている木村さんは、中居さんら4人を裏切った形となっており、もし木村さんが独立に賛成をしていれば新たな事務所で再スタートを切ったとみられているため、世間からは事務所に対する批判だけでなく、木村さんを批判する声も多く上がっています。
木村さんが独立を拒否し、残留を選んだ理由というのは、2000年に結婚した歌手で妻の工藤静香さんが説得したためだと『サンケイスポーツ』などによって報じられており、同紙が報じていた記事によると、トップアイドル同士の結婚を過剰すぎる報道にならないように守ったのがメリー副社長で、これに工藤さんは恩義を感じ、「メリーさんを裏切るようなことはできない。子供のことも考えて残ってほしい」と木村さんのことを説得したといいます。
＜↓の画像が、メリー喜多川副社長の写真＞
また、工藤さんは当初メリーさんから木村さんとの結婚は反対されていたとも言われており、結婚後も必死にアプローチを続けた結果、メリーさんに気に入られて他の4人には内緒で定期的に食事をしたり、家に呼んだり、行ったりするような仲にあったとのこと。
実際にメリーさんは昨年1月に『週刊文春』の独占インタビューで、「私、SMAPの誰とは言いませんけど、今でもお家へ遊びに行くし、食事に行ったり、美味しいものがあったら届けていますよ」と語っており、これが木村さんなのではないかと言われています。
これもどこまで本当の話なのかは定かでは無いのですが、木村さんは残留を決断したことによって扱いに変化が生まれており、18日に生放送されたスマスマで木村さんはセンターに立ち、1人だけ堂々とした姿で一連の騒動を謝罪するとともに、「これから自分たちは、何があっても前を見て、ただ前を見て進みたいと思います」とグループ存続宣言と取れる発言をしていました。
そんな木村さんは一部報道によると、事務所への残留を決断したことによって東山紀之さんや近藤真彦さんと同じく、メリー副社長の寵愛を受けることが確実になり、さらに将来的に取締役レベルは確実で、ジャニーズ事務所の幹部ポジションへの昇進は間違いないとも囁かれているといいます。
さらにメリーさんは「木村のことは必ず守る」「これからは木村の時代だ」と豪語しているといい、木村さんはこれからさらに仕事が増え、順調になるのではないかと言われています。
しかし、その一方で中居さんら4人の個人活動は大幅にセーブされる可能性があると言われており、新規の仕事は他のグループに振り分けられてしまう可能性が高く、ジャニーズとの契約が切れる9月以降に関しては“飼い殺し”状態になるのではないかとのこと。
木村さんが独立を拒否したことによって、中居さんらは“公開処刑”などと言われるような謝罪をさせられ、さらには今後の仕事もどうなるか分からないという最悪な状況で、これまでSMAPを支えてきた飯島さんが事務所を去ってしまうことから、これを乗り越えるのはかなり難しいのではないかと思いますが、これからどうにかして良い方向に向かっていってほしいと思いますね…。