9月8日をもってジャニーズ事務所を退所する元SMAPの稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんの公式ホームページが、8日に閉鎖することが事務所の公式サイト『Johnny’s net』で発表されました。
公式サイトでは、それぞれのページで「お知らせ」としてサイトの閉鎖アナウンスをしており、「長きに渡り、皆さまより温かいご声援を賜りましたこと、タレントをはじめ、スタッフ一同大変感謝しております。これからも、それぞれの活躍を温かく見守っていただけますと幸いです」といったコメントが掲載されています。
3人はジャニーズ事務所を離れた後も、それぞれがレギュラーを務めるテレビ・ラジオ番組に引き続き出演します。
<9月8日をもってジャニーズ事務所を退所する香取慎吾さん、稲垣吾郎さん、草彅剛さん>
本来であれば、番組サイドやスポンサーは事務所側と契約を交わしているため、事務所を離れると同時にレギュラー番組は終了するのが通常だとされているのですが、昨年のSMAP解散騒動以降、ジャニーズ事務所への批判が高まり、“ブラック事務所”などと揶揄されている状況にあることから、これ以上の騒動が起きるのを避けるために番組継続を決めたなどと言われています。
そこで気になるのは、3人は今後どこの事務所に所属して仕事を行っていくのかについてですが、5日発売の週刊誌『週刊女性』によると、稲垣吾郎さん本人に対して、ある映画プロデューサーが仕事のオファーを出したところ、「弁護士から連絡させます」という返事があったそうです。
これについて芸能プロダクション関係者は、「SMAPについていた事務所スタッフをデスクに置いてオファーを受けて、弁護士と相談して仕事を受けるかどうかを判断するというのです。つまりはアメリカのようなエージェント方式ですね」と語り、新規の仕事を獲得するための売り込みについても、「稲垣さん側から直接営業をかけることはせずに、あくまでオファーに対してイエス、ノーを返答するだけ。万が一のジャニーズタレントとのバッティングによる軋轢(あつれき)を避けるためだといいます。つまりは新規の仕事はしばらく受ける気がないのでしょう。」と推測しています。
また、稲垣吾郎さんは9月8日以降も深夜番組『ゴロウ・デラックス』(TBS系 木曜24時58分)に出演するのですが、今後については「ジャニーズとの“取り分”を含めて弁護士間での話し合いがもうけられるようです。番組取材に関しては各番組の担当者が直接窓口になるといいます。草なぎさんや香取さんも同様のシステムをとっていくみたいですね。」と語っています。
そして、ジャニーズ事務所を退所後に3人は、SMAPの元チーフマネージャー・飯島三智さんが今年立ち上げた新プロダクションに移籍すると噂されていたものの、現時点ではまだ移籍するといったことは発表されておらず、先日も『女性セブン』が、3人は今後事務所にも所属せず、マネージャーも付けない状態で活動をしていくと伝えていました。
その理由については、「現在、IさんのもとにはSMAPの元マネージャー、宣伝担当をしていたスタッフらが続々と集まっているといいます。でも“芸能界のドン”こと大手芸能プロ社長が“(脱退者が)すぐに合流するのはよろしくない”と、釘を刺していたとも。たとえ1年間を開店休業状態にしても彼らは今後を見通してジャニーズに対して筋を通すことを考えたのかもしれません」と語っています。
『週刊女性』はこのように報じているのですが、これに対してネット上では、
- いろんな経験があったから今回の決断に繋がったのでは…。楽しさも、これ以上ない辛さも味わったと言っていたように思う。自分が決めた道で頑張る三人を応援していくしSMAP5+1の幸せも祈りますよ。中居さん、木村さん、稲垣さん、草彅さん、香取さんは永遠のSMAPです。
- 日本の芸能界の悪しき点が集約されてるよね。事務所に守られてるうちは何もしなくても仕事がもらえて、事務所に逆らうと仕事なくなる。そこに本人の努力とかは関係ない。役者の質がドンドン落ちていくわけだわ。上手い下手よりどんだけ事務所に忠実かだもんね、芸能界は。
- こういうことがあるから公正取引委員会が必要なんです。最初に飯島さんに「SMAPを連れて出ていけ」と言ったのはメリー副社長の方。揚げ句、飯島さんを解雇し、SMAPを解散させた。自分の娘とお気にG可愛さにね。それは許されるのに3人が飯島さんと合流して何が悪いのか?芸能界の意味の分からない常識など視聴者やファンには関係のないこと。公正取引委員会には、しっかりジャニーズ事務所にメスを入れていただきたい。
- 憶測や噂を並べただけのこの記事を全て信じることはないけれど、これに近い状態なのかもしれない。公正取引委員会が調査すると言ったから、少し希望を持ったが、芸能界の悪しき慣習は無くなることはないのかと暗い気持ちになる。ただ、今までの憶測記事と違うのは、吾郎さんに弁護士が付いている話。想像はつくけど、ジャニーズは契約が切れても色々ややこしいのだな。3人の才能が潰されないことを祈ります。
- 退所しなくても、仕事をマネジメントしてくれないのだから、退所を悪いことのように報道するのはおかしいでしょう。それどころか、メンバーが悪いメンバーが悪いと一方的な報道しかしない。何も言わず、黙って耐えてる彼らの方がずっと大人。彼らの実力や実績、人柄が正当に報われる業界でないと、ますます視聴者は離れると思う。
などのコメントが寄せられています。
『週刊女性』の記事ではこの他に、ジャニーズ事務所に残留する木村拓哉さん、中居正広さんの今後についても伝えており、木村さんは来年公開の映画『検察側の罪人』で主演し、嵐・二宮和也さんと初共演することが決定していますが、さらにもう1本の映画の出演が決まっているとされています。
これについては8月末にも『週刊新潮』が報じていたのですが、もう1本の主演映画は『マスカレード・ホテル』で、10月にクランクイン予定だといいます。
『マスカレード・ホテル』は、直木賞作家・東野圭吾さん原作の同名人気小説を映画化したもので、木村拓哉さんは刑事役、ヒロイン役は長澤まさみさんが演じるそうです。
木村拓哉さんはさらに、来年1月期にテレビ朝日系で放送のドラマで主演すると『東京スポーツ』に報じられているのですが、今後はドラマよりも映画をメインにやっていきたいと考えているようです。
中居正広さんについては、引き続きレギュラー番組などで司会者としての活動を続けていき、新たにテレビ朝日では、巨人の終身名誉監督・長嶋茂雄さんの密着番組の放送が企画されているとのこと。
さらに、中居正広さんはジャニーズ事務所への残留を決めたものの、ジャニー喜多川社長が一線を退いて以降に、自身も事務所を離れるのではないかとしています。
国民的アイドルグループと言われていたSMAPが昨年末にまさかの解散となり、9月8日には、稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんがジャニーズ事務所を退所し、メンバーがバラバラになってしまうのは非常に残念ではありますが、表舞台から去るわけではなく5人それぞれ今後も芸能活動を続けていくので、これからの活躍に期待したいです。
ジャニーズ事務所を去る3人については、しばらく新規の仕事は入りづらい状態が続き、レギュラー番組以外で姿を見ることは出来ないかもしれませんが、SMAPが解散しジャニーズ事務所を離れても応援を続けるというファンは多くいるので、ファンの為にもまた活躍する姿を見せてほしいと思います。