7日から公開の映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の日本語吹き替え版で、主題歌を担当しているジャニーズの6人組グループ『SixTONES(ストーンズ)』のメンバーが8日、TOHOシネマズ日比谷で行われた公開記念スペシャル舞台挨拶にサプライズ登場し、主題歌を生披露するなどしていたのですが、この舞台挨拶が映画ファン等の間で炎上し、途中退場者が続出していたと週刊誌『週刊女性』のWeb版『週刊女性PRIME』が報じています。
映画の上映終了後の舞台挨拶にサプライズ登場したSixTONESのメンバーは、日本語吹き替え版の主題歌『Rosy』を生披露し、その模様は全国の劇場335館でも生中継されました。
<↓の画像が、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の舞台挨拶に登場したSixTONESの写真>
そのパフォーマンスに対してSixTONESのファンからは歓喜の声が上がっていた一方、ファン以外からは冷やかな反応が上がっていたそうで、『週刊女性PRIME』の記事では映画ライターが、「舞台挨拶登壇予定者は“スペシャルゲスト”という記載しかありませんでした。そのため、映画のファンは同作の出演俳優や吹き替え版を担当した声優の登壇を期待している人も多かったと思います。ところが、サプライズで登場したのがSixTONESだったため、生中継先の映画館では、がっかりして途中退席する観客がいたようです」
と明かしています。
実際にツイッター上では、
- スパイダーマンのスペシャル舞台挨拶クソすぎて途中で抜けてきた。映画の内容は最高でした!
- スパイダーマン舞台挨拶全く関係ないSixTONESだけで終わってブーイングだわ。途中退場半端ない。くそシラケたわ
- スパイダーマン本編は良かったけど、上映後と舞台挨拶は途中で抜けてきました。
というか観客の7割は帰っていた。作品のファンが得しないゲストで… - スパイダーマン、一番いいスクリーンで観る代償が興味無い舞台挨拶中継…余韻が…途中退出した。誰得な吹替版主題歌の文化無くなってくれよおおおん。
歌提供してる人はただのプレイヤーなのでなんとも思わないんだけど、いつまでこの企画続けるソニーとユニバーサルは嫌いになりそう。 - 『スパイダーマン』の吹き替え舞台挨拶付きで見たんだけど、つまらないから途中で出てしまった…
舞台挨拶ゲストのSixTONESってアイドルが主題歌なのはさておき構成がダメすぎる。本編後のエンドロールで既に聞いた主題歌をもう一度歌ったうえで、曲の話とネタバレなしの感想喋る30分て無理でしょ - 何の情報も入れずに、スパイダーマンの舞台挨拶の中継付き観に行ってきたけど、現れたのがSixTONESで今まで明かりつくまで立たなかった自分でも帰った
まだ吹き替えの声優なら分かるよ。ずっと携わってきてくれたんだから
などとSixTONESの登場に不満を抱き、会場を後にしたとの報告が相次いでいました。
映画ファン等がこうした投稿をする背景には、“過去の因縁”が関係している可能性があると映画ライターは語っています。
その因縁とは2017年公開の『スパイダーマン:ホームカミング』でジャパンアンバサダーに就任し、日本語吹き替え版の主題歌を担当した『関ジャニ∞』を巡る騒動だといい、「映画上映前に同作の主題歌を披露すると、関ジャニ∞ファンが映画上映を待たずして半分以上が退席していたようです。これには映画ファンも『本当に映画をみたかった人に譲ってほしかった』と不快感を覚えることになりました」
と説明しています。
<↓の画像は、『スパイダーマン:ホームカミング』のジャパンアンバサダーを務めた関ジャニ∞の写真>
また、当時メンバーだった渋谷すばるさんが関ジャニ∞のコンサートで、「出演者のロバート・ダウニー・Jr.のことを『なんとかロバート』と呼んだり、また同作と同じマーベル・コミック原作の他作品を『見ていない』とも明かしたようです。この時から一部の映画ファンの間ではジャニーズの印象が悪くなったようで、最新作の吹き替え版主題歌をSixTONESが担当すると発表された瞬間から、批判が相次いでいました」
としています。
こうした過去があり、SixTONESの舞台挨拶が物議を醸し、炎上状態になっていたというのですが、この報道を受けてネット上では、
- 途中退席は映画ファン以前に大人としてどうなの
- 途中退席するようなマナーの奴が行くくらいなら、SixTONES目的のジャニオタと対して変わんねーじゃん
- 勝手に期待して自分の予想から外れたからって退席するなんて、自分勝手なファンが多いんだね
- ジャニーズファンには途中退席するな言ってたのに、舞台挨拶でジャニーズ出てきたら途中退席するMCUファン、理不尽すぎて草
- 舞台挨拶があることを分かってて応募して行ってるんだよね?ある程度の礼儀ってもんはあるでしょ。
そりゃ時間がない人、SixTONESに今日見ない人、映画だけ見たい人も中にはいるだろうけど - されて嫌だったことをやり返したのか。当時文句言ってた人はどんな気持ちなんだろう。
余程時間なくて出て行った人もいるだろうから一概には言えないけど、やってやったぜって言ってる人がいるとしたら、恥ずかしくないんだろうかとは思うよね。 - 私の周りのマーベルオタクは「主題歌歌ってたアイドル出てきたんだけど、めちゃ語ってて親近感湧いた」っつってた子が多かったけどな
- 映画上映後の舞台挨拶なら退席してもいいでしょ、というか帰りの電車とか次の予定とかある場合もあるし…
ジャニーズに関わらず吹替時にテーマ曲変えちゃうことがあまり好きじゃないから、帰っちゃうひとの気持ちも分かる。
などの声が上がっており、賛否両論となっています。
まず、5年前に行われた関ジャニ∞の舞台挨拶終了後に、ファンが大量退出したとの情報についてですが、ネット上では出待ち等のためにファンが一斉に退出したとの情報が拡散されていたものの、その現場に居合わせたという人たちからは当時、
- みんなトイレ行ってるみたいだったぞ!上映前にもどってきたぞ。席移動してたのは前の方の席は記者の方に舞台挨拶の時は譲ってあげてる人々で、上映前に席に戻る為に動いただけ
- みんなその場にいなかったのに、途中退席した輩が半数以上とか嘘つかないでよ。
私1階の真ん中よりちょい後方の席だったのでよく見えたけど、確かに舞台挨拶後に席外したりの人いたけど、映画上映前にはほとんど戻ってきてたよ - スパイダーマンの試写で関ジャニ∞ファン(eighter)が本編見る前に帰ったって話が拡散されてますが、「だいたいが本編前にトイレに行っただけ」っていう事実が皆様に届きますように!みんな映画の前にトイレ行くでしょ?!
- スパイダーマンの試写会エイターさんマナー悪かったって言うけど、私が見た限りそんなことなかったけどな
試写会終わって映画始まるまで時間あったから、トイレとかで席立っただけかなって思ったし、始まる前には空席ないくらい座ってたと思ったけど
といった声が上がっており、事実と異なる情報が拡散されていると訴えていました。
一方で、今回のSixTONESの舞台挨拶に関しては映画上映後だったこともあり、途中で退出した人も少なくなかった様子で、これを巡ってネット上では批判の声も多く上がっているものの、SixTONESのファン以外が退出するのもある程度仕方がないことだと思います。
舞台挨拶付きの上映会で「スペシャルゲスト」が登場予定と事前に告知されていて、映画ファンからしたら作品に出演している俳優や、日本語吹き替え版の声優が登場するのではないかと期待するのは当然かもしれません。
複数のお客を退出させてしまったのはSixTONESではなく興行サイドに問題があると思いますし、誰も得をしない結果になっていることから、今後また同じようなことが起こらないようにしてほしいですね。