アイドルグループ・Sexy Zoneは、昨年11月にリリースした8枚目のシングル「君にHITOMEBORE」が自己最高となる初週33.6万枚の売り上げを記録、これによってオリコンの週間ランキングで見事1位を獲得し、そして大晦日の恒例番組『NHK紅白歌合戦』に2年連続で出演し、2014年はSexy Zoneにとって最高の1年となりましたが、ファンにとっては最悪といっても過言では無い1年となってしまったようです。
そうなってしまった理由は、昨年5月に横浜アリーナで行われたコンサートで、Sexy Zoneの弟分ユニットとして、これまでSexy Zoneのメンバーとして活動していた松島聡さんと、ジャニーズJr.の松田元太さん、松倉海斗さんが参加するSexy 松(Show)、松嶋さん同様にSexy Zoneのメンバーとして活動していたマリウス葉さんと、ジャニーズJr.の岩橋玄樹さん、神宮寺勇太さんが参加するSexy Boyzを結成すると発表。
そして、7月に代々木第一体育館で行われた7枚目のシングル「男 never give up」発表会にて、今後Sexy Zoneは佐藤勝利さん、菊池風磨さん、中島健人さんの3人が中心メンバーとして活動し、松島さんとマリウスさんはSexy Zoneのメンバーから外れるわけではないものの、3人以外のメンバーに関しては固定せずに活動することを発表したことにあります。
(↓の画像左が松島聡さん、右がマリウス葉さん)
Sexy Zoneのメンバー格差は以前よりファンの間で問題視されており、事務所の方針に対してファンからは怒りの声が出ていましたが、正式に松島さんとマリウスさんが固定メンバーから外れることが明らかとなりついにファンの怒りが爆発し、CDの不買運動、そして松島さんとマリウスさんを固定メンバーに戻してほしいと署名運動も行われました。
しかし、その声も届かず3人体制のままシングル「君にHITOMEBORE」が11月にリリースされ、ファンの怒りは募るばかりなのですが、『第65回NHK紅白歌合戦』にはマリウスさんと松島さんも3人と共に参加することが事前の記者会見で明らかとなり、ファンの間で大きな話題になりました。
ですが、白組のトップバッターとして出演したSexy Zoneのメンバーを見てみると、中島さん、佐藤さん、菊池さんはそれぞれ金、赤、青の派手な衣装でハンドマイクを持っているのに対し、松島さんとマリウスさんは後列で踊る大勢のジャニーズJr.たちとほぼ同じ地味な白スーツでヘッドセットマイクと扱いに明らかなメンバー格差があり、再び多くのファンをガッカリさせることとなりました。
(↓の画像は、紅白出演時のSexy Zoneの写真)
パフォーマンスが始まると、松島さんとマリウスさんは案の定、ジャニーズJr.たちに紛れてしまい、Sexy Zoneのことをよく知らない人から見れば、前列3人がSexy Zoneで後列の2人は他大勢と映る演出でした。
このような動きから2014年は運営にとって、いかにして前列3人を売り出しながら、ファンの反発を最小限に抑えつつ、後列2人をフェードアウトさせるか、その試行錯誤の1年だったようで、今回の紅白では改めてその方針が垣間見れたのかもしれません。
果たして2015年もSexy Zoneのメンバー格差は続くのでしょうか。
これにネットでは、
- 聡マリ完全にバックダンサー化してて可哀そうだった
- Sexy Zoneの後ろで踊るSexy Zone…
- セクゾ担じゃなくてもソウマリの衣装格差に同情した
- イソマリ何か規定違反のペナルティで衣装格差がおきたんじゃないかと思ってしまったよ
- 結成数年でこんなゴタゴタ起こしてるんじゃ今後伸びないな
などのコメントがありました。
紅白で披露した「君にHITOMEBORE」は3人体制での曲であることから、衣装の格差はある程度しょうがないことだと思うのですが、2人の扱いが完全にその他大勢という感じになっており、あまりにもあからさまなやり方で酷いなと感じましたね。
こうしたことをするのであれば、最初から3人組のグループとしてデビューさせれば良かったのではないかとも思ってしまうのですが、ジャニーズ事務所の社長であるジャニー喜多川さんは、Sexy Zoneのメンバー選びに際して国際性を持たせたかったとし、ドイツ人と日本人の両親を持つハーフのマリウスさんを加入させ、ドイツをはじめ、ヨーロッパデビューをしたいと世界進出への野望を語っています。
Sexy Zoneが結成された時はこのような野望があったにも関わらず、結成から約3年でマリウスさんと松島さんをメインメンバーから外し、そしてそれによってファンからは反感を買って、Sexy Zoneはこれから一体どこに向かっていくのでしょうか…。