『Sexy Zone(セクシーゾーン)』の菊池風磨さん(きくち・ふうま 25歳)が、19日深夜スタートのドラマ『バベル九朔』(日本テレビ系 月曜24時59分)で3年ぶりに連ドラ主演することが先日発表され、ファン等の間で大きな反響を呼ぶ中で、日本テレビが“ポスト嵐”になりうるグループとして、Sexy Zoneの囲い込みを始めたとニュースサイト『日刊大衆』が報じています。
『日刊大衆』によれば、年内の活動をもって嵐が活動休止することから、各テレビ局ではポスト嵐になりうるグループを囲い込み、深い関係を築こうと画策しているといい、日本テレビはSexy Zoneにロックオンしているといいます。
制作会社関係者は日本テレビについて、「これまで“キンプリ推し”と言われてきました。キンプリは2018年4月より朝の看板番組『ZIP!』にも出演し、冠コーナーも任されています。また、今年の『24時間テレビ』のメインパーソナリティーにはキンプリから岸優太が起用されていますからね。ただ、中島に続いて菊池をドラマの主演に抜擢。ここにきて、日本テレビはセクゾともいい関係を築いていこうとしているのではないでしょうか」
と語っています。
日本テレビでは、4月期にSexy Zone・中島健人さん&King & Prince・平野紫耀さんW主演ドラマ『未満警察 ミッドナイトランナー』を制作、10月期に菊池風磨さんを『バベル九朔』の主演に起用し、昨年10月期にも佐藤勝利さんの主演ドラマ『ブラック校則』を制作しています。
テレビ誌ライターもこのドラマ起用について「セクゾに相当期待をかけているということでしょう」とし、日本テレビだけでなくフジテレビもSexy Zoneのメンバーを積極的に番組に起用しています。
特に菊池風磨さんは今年1月から、バラエティ番組『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』(フジテレビ系)にドッキリクリエイターとして出演中で、アイドルとは思えない体を張った姿が反響を呼び、ジャニーズファン以外の間でもジワジワと人気・知名度が上昇しており、グループにも良い影響を与えています。
芸能プロダクション関係者によれば、ジャニーズ事務所は以前まで「セクゾに来たオファーも『キンプリを使ってほしい』とキンプリを露骨に売り込んでいた」との話があり、それらが原因でSexy Zoneのメディア露出が減少していた時期があったものの、「少し前に、嵐を担当していたスタッフが彼らを見るようになり、現在、大規模な“テコ入れ”が行われている」
としています。
嵐を担当のスタッフがSexy Zoneに携わるようになってからは、新たなプロジェクトも指導し、菊池風磨さんのバラエティ進出なども始まったようで、海外展開を視野に入れたレコード会社移籍にも関係している様子です。
そうした中で、パニック障害によって2018年11月から芸能活動を休止していたメンバー・松島聡さん(まつしま・そう 22歳)が、今年8月12日から段階を踏んで仕事を再開していくことが発表され、ついに5人での活動が再びスタートすることが明らかになりました。
そのため、「セクゾは今まさに“復調”してきていると言えるのではないでしょうか。日本テレビも“ポスト嵐”としてキンプリだけでなく、セクゾも候補として考えているのかもしれません。そう考えると『VS嵐』のフジテレビ、『嵐にしやがれ』の日本テレビと、嵐の冠番組を抱える両局からセクゾは注視されているということにもなります。来年以降、日本テレビとフジテレビでセクゾの冠番組がスタートする、なんてこともあるかもしれないです」
と同芸能プロ関係者は語っています。
Sexy Zoneは、キンプリなどのデビューによってジャニーズ事務所内で冷遇される中で、最年少メンバーのマリウス葉さん(20)が涙ながらに、「ジャニーズ辞めたい」と事務所に直訴したとの噂を昨年6月に週刊誌『週刊文春』によって報じられました。
『週刊文春』はSexy Zoneについて、中島健人さんは王子様キャラを確立させて知名度を上昇させた一方で、他のメンバーの印象が薄いとし、キンプリとのキャラかぶりや、個々のポテンシャルがキンプリのメンバーよりも低いとも指摘していました。
そうしたことでジャニーズ事務所もSexy Zoneよりも後にデビューしたキンプリを猛プッシュし、Sexy Zoneのメンバーたちはそうした状況に不満を抱き、イラ立ちを抑えられず、2018年末から2019年にかけてジャニーズ事務所側に「自分のポジションをハッキリさせてほしい」と不満をぶつけていたと伝えていました。
この話がどこまで本当かは不明ながら、Sexy Zoneはキンプリがデビューしてから以前ほどは推されなくなり、『NHK紅白歌合戦』も2013年~2018年まで6回連続出場を果たしていたものの、昨年は出場者から外されるなどの不穏な動きが実際にありました。
しかし、今年に入ってから中島健人さんと平野紫耀さんがタッグを組んだプロジェクトが始動したほか、菊池風磨さんがピンでバラエティ番組に出演し活躍、そして松島聡さんの活動再開と良い流れになっており、Sexy Zoneがポスト嵐になるかどうかは未知数ながら、今後のグループの成長が楽しみですね。
ジャニーズ事務所は、今年1月にCDデビューしたSnow Man、SixTONESも猛プッシュしているほか、デビュー前のHiHi Jets、美 少年、なにわ男子、Aぇ! groupなども各テレビ局に売り込んでおり、これからさらに熾烈なポジション争いが繰り広げられることになりそうですが、Sexy Zoneのこれからに期待したいです。