31日放送の『第67回NHK紅白歌合戦』のリハーサルが28日よりスタートし、今年も各スポーツ紙はリハーサルの模様や出場歌手のコメントなどを報じていますが、1日目のリハーサルに参加したV6と関ジャニ∞のメンバーは囲み取材に応じず、物議を醸していたとニュースサイト『日刊サイゾー』は報じており、その裏にはジャニーズ事務所のスポーツ紙対策があったといいます。
今年のリハーサルでは、紅白に出演しないことが決定したSMAP関連の質問については“NG”となっていたそうで、報道陣から質問が飛ぶとNHK職員が「他のアーティストについての質問はご遠慮下さい!」と強い口調で制止し、会見の場はピリピリムードだったとスポーツ紙は報じています。
その一方で『日刊サイゾー』の記事で芸能関係者は、「事務所の方針で、SMAPについて触れさせないようにするためです。あのクラスで囲み取材なしというのは、通常ではあり得ないこと。取材に来ていた記者はもちろん、NHK関係者も驚いてましたよ」と、ジャニーズ事務所側がSMAP関連の質問に答えさせないよう、囲み取材に応じさせなかったと語っています。
しかし、29日に行われた2日目のリハーサルに参加したジャニーズの各グループは取材に応じ、SMAPについてコメントしており、最初にSMAPについて語ったのはSexy Zoneの菊池風磨さんでした。
菊池さんは「僕らとしては大好きな先輩ですし、めちゃくちゃ尊敬させてもらっている先輩。僕らが生まれる前から第一線で活躍されていて、物心ついた時からずっと見て育ってきている。後輩という位置づけになってもいろいろなことを学ばせていただいている。僕らの中では、というか日本国民の皆さんそうだと思うんですが、永遠にSMAPはSMAPだと思っている。僕らも追いつけ追い越せの精神で僕らも飛躍できたらと思っています。本当に大好きな先輩です」とコメント。
また、この日のリハーサルにも参加した関ジャニ∞の村上信五さんは囲み取材の冒頭、「先に言いましょうか。SMAP兄さんのことですけど…」と自ら切り出し、「SMAPさんは偉大な歴史を作った先輩。背中を追いかけるには大きすぎる存在だったので、こういう形になりましたけど、われわれも少しでも受け継がせていただいたパフォーマンスを僕らなりにできるように頑張っていきたいです」「勝手にバトンをもらったじゃないですけど、それは後輩がみんな思っていることだと思います。そこを意識しながら今年も大みそかの紅白歌合戦を含め、来年一年、それ以降も頑張っていきたい」とコメントしていました。
さらに、KinKi Kidsの堂本光一さんと堂本剛さん、V6の井ノ原快彦さん、嵐の櫻井翔さんと大野智さんもSMAPについてコメントしており、リハーサル1日目と明らかに対応が変化していました。
その理由について前出の芸能関係者は、「28日は嵐の5大ドームツアーの東京ドーム公演の千秋楽で、マスコミ公開日だったんです。28日に紅白のリハでジャニーズタレントがSMAPについて言及してしまうと、翌日のスポーツ新聞の紙面にそれが大きく載ってしまって、嵐の記事が小さくなる。だから、リハ1日目は、ジャニーズグループの囲みはなしになったんです」と明かしているのですが、実際に29日付の各スポーツ紙の芸能欄には嵐の記事が大きく掲載されていました。
<↓の画像は、嵐の記事が掲載されている29日付の各スポーツ紙の紙面>
そして、これに対してネット上では、
- ジャニーズ事務所って、笑っちゃうほどわかりやすい。2日目は、がっつり事務所に言わされてるでしょ。白々しい。
- 後輩の思いが本当でも、こういうマスコミ操作させるから怪しく思うんだよ。KinKi みたいに前から気遣ってくれてれば本当だなと思うけど。後輩のコメント一斉に出して、松潤ニュースを小さくする狙いもあったよな、絶対。
- ゲス潤の話題に触れられないようにでしょ
- NHKも所詮ジャニーズの犬。情けないテレビ局w
- ジュリーにいいなりのジュリー派グループは男気が下がりましたね
などのコメントが寄せられています。
リハーサル1日目についてはSMAPの質問がNGだと報じられていたにも関わらず、2日目になるとそれぞれのグループがSMAPに対する思いなどを語り、なぜだろうとは思っていたのですが、このような裏事情があったとは…。
今年の紅白で嵐が大トリを務める事が発表された際には、嵐がSMAPの後継者になるといったことをスポーツ紙は報じていましたが、あれもジャニーズ事務所側の指示によるものだったのでしょうかね。
ジャニーズは所属タレントのスキャンダル報道についても、メディアに圧力をかけ、一切報じさせないという報道規制を行っているなどといった噂が以前からあり、不信感を抱く方が増えているのですが、このようなことを今後も続けていくつもりなのでしょうか…。