NHKが16日に定例会長会見を開き、STARTO ENTERTAINMENTのタレント起用を再開すると正式発表しました。
NHKは昨年9月に、旧ジャニーズ事務所がジャニー喜多川さんの性加害問題を認めたこと等を受けて、2024年度から番組への新規起用を行わない方針を発表し、昨年末の『NHK紅白歌合戦』にも起用せず、今年3月までに旧ジャニーズタレントが出演の番組は無くなりました。
NHKの稲葉延雄会長は先月の定例会見でも、「被害者への補償や再発防止が着実に実施行されていることが確認されていない限り、当面新規の出演依頼を行わないとする方針」
に変更はないと語っていました。
しかし、今日の会見では、旧ジャニーズ事務所からSTARTO社に移籍したタレントの番組起用について、「被害者への補償と再発防止への取り組みに加え、経営の分離も着実に進んでいることが確認できました。今日10月16日をもって制作現場の判断で、STARTO ENTERTAINMENT所属タレントへの出演依頼を可能とすることといたしました」
と発表しました。
ただ、「これで全て終わったとは当然考えておりません。この問題をめぐり、マスメディアの沈黙という言葉があったように、NHKの対応は十分ではなかったと自省しています。今後も放送業に携わるものとして職責を改めて認識して、公共放送の役割を引き続き果たしていきたい。今後も両者とのコミュニケーションを続け、補償と再発防止の取り組みの進捗状況を確認していきたい」
とも語っています。
今年の紅白への起用については、「紅白は今年の活躍、世論の支持、番組の企画演出をもとにご出演して頂けるか検討する。制作現場のなかに仮にタレントさんが出演していただく検討の俎上に上がったときには検討する」
と語るにとどめています。
NHKがSTARTOタレントの起用を再開するとの情報は15日に各スポーツ紙が伝え、これに対してSTARTO社のグループを応援するファンからは、ジャニー喜多川さんの性加害問題を巡るNHKの手のひら返しは許さないとして、紅白に出場しなくてもいい、昨年と同じくライブ配信をしてほしいとの声も少なくありません。
その他に、今年の紅白には『Number_i(ナンバーアイ)』が出場する可能性が高いとみられており、昨年まで所属していた“キンプリ”こと『King & Prince』との共演にも注目が集まっています。
<↓の画像は、Number_iの岸優太さん、平野紫耀さん、神宮寺勇太さんの写真>
『スポーツニッポン』(スポニチ)の取材によると、Number_iは今年の活躍ぶりから初出場歌手としてリストアップされていて、近くオファーする方向で最終調整しているそうです。
今年の紅白のプロデューサーは、Number_iがテレビ初出演の場として選んだ音楽番組『Venue101』を手掛けているといい、そうしたことも背景にあって紅白の出場は既定路線で、すでに演出についても議論をしているとNHK関係者が明かしたとしています。
一方、キンプリの紅白出場は現時点で不透明で、2018年に紅白初出場を果たして以降、2022年まで4年連続で出場していましたが、永瀬廉さんと髙橋海人さんの2人組になってからは出場はありません。
<↓の画像は、キンプリの永瀬廉さんと髙橋海人さんの写真>
そして、NHKが番組への起用を再開したとしても、以前のような“ジャニーズ枠”は設けずに、起用するとしても2組前後なのではとも囁かれており、今のところ楽曲の売上など人気の高さから出場が最有力視されているのは『Snow Man』です。
<↓の画像は、Snow Manの写真>
次いで『SixTONES』や『なにわ男子』、今年デビューした『Aぇ! group』も候補として挙げられ、キンプリはこれらのグループと比較して曲の売上数が少ないため微妙なラインなのではと思いますが、Number_iとの初共演が実現するのかどうか、今後の出場歌手発表が楽しみなところです。