ジャニー喜多川さんの性加害問題の余波でフジテレビが、TOKIOの冠番組『トキタビ』（土曜午前10時53分）、KinKi Kidsの冠番組『KinKi Kidsのブンブブーン！』（同11時21分）の打ち切り終了を決定したほか、嵐・相葉雅紀さんがMCの『木7◎×部』（木曜19時）は、ゴールデン・プライム帯（19～23時）以外の関東ローカル枠に移動することが明らかになりました。
各スポーツ紙の報道によると、2014年10月から放送の『KinKi Kidsのブンブブーン！』と、今年10月から放送の『トキタビ』は来年3月をもって終了が決定し、『スポーツニッポン』（スポニチ）の取材に代理店関係者は両番組の打ち切り理由について、「ジャニー喜多川氏による性加害問題が影響」「旧ジャニーズのタレントが出演する番組にスポンサーが付きにくくなっている。人気グループの冠番組も例外ではない」
と明かしたとしています。
また、10月からスタートした『木7◎×部』の関東ローカル枠移動は、性加害問題の余波でスポンサーが付きにくくなっている中で、低視聴率を連発していることで打ち切りが囁かれていたのですが、来年春の改編での終了は回避し、枠移動によってテコ入れを図る形になったとのことです。
この報道を受けてネット上では、
- 相葉ちゃんの番組より、ブンブブーンは続けて欲しかったな。特別キンキのファンじゃなくても面白くて楽しめた。
だるそうに始めながら、結果的に楽しんでる2人が良かった。すごく残念。 - 嵐復活の時の為の枠だから相葉ちゃんのはしょうがないよな。どんどんショボくなっていった。
ただ、KinKiは、残念。オレコレとか良かったのにな。また、音楽番組やって欲しい。 - ブンブブーン終わってしまうのか・・・土曜の昼にいろんなタレントさんと楽しいひと時を過ごし、KinKiさんはじめお笑いの人やタレントさんの意外な一面を見れるゆるく楽しい番組だったのに。
事務所の件が関係しているのなら、KinKiさんの新体制が整ったらまた番組を作ってほしいな。ブンブブーンといわず堂本兄弟でもいいよ・・・ - ブンブブーンの終了はショック 2人の素の感じが見える唯一の番組で、少し前の藤井隆さんとの回とか個人的にはすごくよかったから悲しい。何か2人の新しい番組が始まってくれたら嬉しい
- 元ジャニーズの件は仕方ないにしても、空いたところにいっきにKーPOPが入ってくるだけなんだろうなと思うと、これからも結局テレビはほとんど見ることなさそう
- トキタビ半年で終了か。ブンブブーンは何となく最近ラストスパートに入った感じがしてた。木7は視聴率が悪いんだし、むしろここまで我慢してもらってた方だよね。
嵐活動再開を懇意の週刊誌を使ってほのめかしているけど、活動再開は無いな、再開しても旬を過ぎて世間に注目されないなって、ついに見限られたとも感じる。
などの声が上がっています。
TOKIO、KinKi Kids、嵐は長年にわたってフジテレビで冠番組を持ち、TOKIOは1997年10月から『ねばぎば！TOKIO』がスタートし、その後も『男女8人恋愛ツアー!TOKIOのな・り・ゆ・き！！』、『メントレ（メントレG）』、『5LDK』、『TOKIOカケル』が放送され、土曜午前に放送枠を移動して『トキタビ』が10月から新たにスタートしました。
KinKi Kidsは、1996年10月から『LOVE LOVEあいしてる』がスタートし、その後は『堂本兄弟（新堂本兄弟）』、『KinKi Kidsのブンブブーン』が放送され、TOKIOとKinKi Kidsはそれぞれ25年以上にわたり、フジテレビで冠番組を持っています。
嵐は、2002年から『なまあらし LIVESTORM』がスタートし、その後も複数の冠番組が制作され、しばらく深夜帯での放送が続いていましたが、2009年に『VS嵐』でゴールデン進出を果たし、好視聴率を記録していたものの2020年に活動休止をもって番組は終了、そして相葉雅紀さんがMCの『VS魂（VS魂グラデーション）』、『木7◎×部』が放送という流れになっています。
現時点で、『KinKi Kidsのブンブブーン！』と『トキタビ』の後番組に関する情報は出ていませんが、それぞれ視聴率の問題だけでなく、ジャニー喜多川さんの性加害問題を受けての終了ということで、旧ジャニーズ事務所（現SMILE-UP.）のタレントは出演しない番組になりそうです。
一方、関東ローカル枠に移動する『木7◎×部』の後番組に関しては、新たな音楽番組がスタートするとニュースサイト『ピンズバNEWS』は伝えています。
ちなみに、22日には『日刊スポーツ』が、来年春から日本テレビ系で元NHKの有働由美子アナウンサーがMCの新音楽番組がスタートすると伝えており、放送枠は現在『世界一受けたい授業』が放送の土曜20時枠が濃厚としています。
音楽番組は現在、各テレビ局が重要視しているコア視聴率（13～49歳の個人視聴率）が高い傾向にあることで増加しており、こうした流れもあってネット上では、25日にも特番が放送された『堂本兄弟』のレギュラー復活を願う声も多くみられますが、来年春から新たにどのような番組がスタートするのかにも注目したいです。