ジャニーズの5人組グループ『King & Prince』の岸優太さん、平野紫耀さん、神宮寺勇太さんが来年5月22日をもってグループを脱退することが決定し、5年連続出場が有力視されていた『NHK紅白歌合戦』にも出場しない可能性もあるようです。
キンプリの3人が脱退することは4日に電撃発表され、『日刊スポーツ』が関係者に取材したところ、3人のグループ脱退、ジャニーズ事務所からの退所は10月に正式決定したそうです。
あまりも突然の脱退発表にファンから悲鳴が上がっているほか、キンプリのメンバーを番組に起用している各テレビ局にも激震が走り、各局対応に追われていると週刊誌『週刊新潮』のWeb版『デイリー新潮』が報じています。
今年からキンプリの冠番組『King & Princeる。(キンプる。)』(土曜13時30分)を関東ローカルで放送している日本テレビは、今後の対応に頭を抱えているといい、同番組は見逃し配信サービス『Tver』で再生数を稼いでいるため、来年の元日に特番を放送し、春にはゴールデン帯(19~22時)への進出を予定していたそうです。
しかし、メンバー3人が5月に脱退することが発表されたため、「番組内容を含め全て見直されることになりました。レギュラーの『キンプる。』も、9日の収録ではスタジオに観覧客を入れることが急遽中止されました。ゴールデン進出についても白紙になり、現在、番組自体を存続させるかどうか分からない状態です」
と日本テレビ関係者が明かしています。
また、キンプリのリーダーである岸優太さんは、人気バラエティ番組『ザ!鉄腕!DASH!!』(日曜19時)に準レギュラーとして出演していますが、来年秋にジャニーズ事務所を辞めるため、「今後、いつまで出演してもらうか検討中だそうです。『鉄腕DASH』はDASH村をはじめ、長期にわたってロケをするコーナーが特徴です。作物を育てたりモノを作るなど、過去の映像素材を活かしつつ番組を作るため、彼が脱退するとなった以上、前向きに起用することが難しくなっている」
とし、キンプリ脱退後は番組から姿を消す可能性もあるとのことです。
そして、ニュースサイト『日刊大衆』はキンプリのメンバー“分裂”問題により、紅白出場も危ぶまれていると報じています。
キンプリは9月までにリリースしたシングル・アルバムがそれぞれ50万枚前後の売り上げを記録し、9日発売の両A面シングル『ツキヨミ/彩り』は、初日の推定売り上げ枚数が60万枚を超え、2018年5月23日リリースのデビュー曲『シンデレラガール』の初週売り上げを初日で上回り、自己最高記録となっています。
こうした人気の高さから、今年の紅白出場もほぼ確定と言われていましたが、「脱退を発表したファンクラブ向け動画を見るに、それもなかなか難しいのではないかとも思えてしまいます」「ジャニーズ事務所サイドが辞める3人と本音でコミュニケーションするのも難しくなっていると聞こえてきています」「SMAPの時にも、事務所サイドは“最後だから出てほしい”と説得したそうですが、メンバーは“無理です”と断ったそうですからね。キンプリもそれと同じ状況に陥っているのでは、と見られています。」
と芸能プロダクション関係者は語り、5人で最後の紅白出場が無い可能性も高まっているとのことです。
4日にファンクラブサイトで公開されたメンバー5人によるコメント動画では、左から神宮寺勇太さん、髙橋海人さん、永瀬廉さん、平野紫耀さん、岸優太さんの順に並び、脱退する3人は理由を説明、残る2人は心境を告白し、最後に5人揃って頭を下げたものの、残留する髙橋さんと永瀬さんは深く一礼した一方、脱退する3人は軽く頭を下げ、その姿にファンからは違和感を訴える声が相次ぎました。
<↓の画像は、メンバーがコメント動画でお辞儀した場面の写真>
そうした中で『週刊文春』はメンバー同士の不仲説、ジャニーズ事務所の代表・藤島ジュリー景子社長とメンバーの確執を報じ、ネット上で大きな波紋を広げました。
この報道に対してジャニーズ側はブチギレ激怒し、「事実と全く異なる虚偽の内容を多々含む記事」として法的措置の検討を表明しています。
週刊文春の記事はどこまで事実かは定かではありませんが、永瀬廉さんが10日放送のラジオ番組『King&Prince 永瀬廉のRadioGARDEN』(文化放送 木曜23時30分ごろ)にて、ある日突然3人から脱退の意思を告げられたと明かし、「3人が辞めたいと思ってることもショックやったし、気付かれんかった俺もなんかすっごい…何してたんやろと思ったし。(脱退を)止めたし。『いやいや、嘘でしょ……』って」
と、激しく困惑したことを告白しています。
また、3人には「2~3年はもう少し一緒にやらせてくれ」との思いを伝えたことも明かした上で、3人の意思が固かったことで受け入れるしかなかったといい、「人間関係っていうのはね、自分が思っているより難しいなって感じました」「(付き合いが)長ければ長いほど考え方が分かってくるわけでもないし、その人の深層にあるものなんてね、(他者が)触れられることなんてもう無いんだなっていう風に思った」
などと語っています。
永瀬廉さん本人がこのように語っているため、脱退する3人との間に埋められない深い溝が生じているのは事実だと思いますし、今後の紅白などへの出演にも大きな影響を及ぼしそうな気もします。
ただ、多くのファンは3人が脱退する日まで、5人でパフォーマンスをする姿を少しでも多く見たいでしょうし、もしÑHK側から出場オファーが来ているのであれば、プロとして最後に紅白のステージでも最高のパフォーマンスを見せてほしいと思いますね。