今年グループ結成20周年、CDデビュー15周年を迎えた『KAT-TUN(カトゥーン)』が8日、初の両A面シングル『We Just Go Hard feat. AK-69/EUPHORIA』をリリースし、売り上げは好調なようですが、メンバーの言動やミュージックビデオの内容を巡り、ファン等の間で物議を醸しています。
通算29枚目となるシングル『We Just Go Hard feat. AK-69/EUPHORIA』(全6形態)の推定売上枚数(オリコン調べ)は、7日(フラゲ日)が「16万9,668枚」、8日は「1万6,150枚」、9日は「6,662枚」、10日は「4,866枚」となっており、オリコンデイリーシングルランキングに初登場から4日連続で1位を獲得しています。
今年3月リリースの前作『Roar』は初日に「20万123枚」を売り上げており、これには届きませんでしたが、2018年4月にリリースの前々作『Ask Yourself』は初日の売り上げが「9万975枚」で、デビュー15周年に数字を大きく伸ばしており、2作連続で初日に15万枚を超える好セールスを記録しています。
新曲『We Just Go Hard feat. AK-69』は、人気ラッパー・AK-69さん(本名=武士尋己 43歳)の楽曲提供で初コラボしており、この曲は亀梨和也さんが出演のスポーツ情報番組『Going!Sports&News』(日本テレビ系)のテーマソングに起用されています。
一方の『EUPHORIA』は、ジャニーズJr.の人気グループ『美 少年』が主演するドラマ『ザ・ハイスクール ヒーローズ』(テレビ朝日系 土曜23時)の主題歌に起用されています。
両曲のミュージックビデオ(MV)は『ジェイ・ストーム』の公式YouTubeチャンネルで公開され、合計再生回数は62万回を超えており、ファン等の間で大きな反響を呼んでいるのですが、『We Just Go Hard feat. AK-69』のMVを巡り、ファン等の間で物議を醸しているようです。
ニュースサイト『サイゾーウーマン』や『日刊大衆』によれば、MVが解禁時に情報番組では「楽曲提供 AK-69もMV出演」「メンバー以外のアーティストのMV出演は初」と伝え、実際にAK-69さんが登場する場面を公開していたそうです。
しかし、YouTubeで公開されたミュージックビデオではAK-69さんの姿が確認できず、ファンからは困惑の声が噴出していたといい、出演シーンの全カットを巡っては様々な憶測が飛び交い、8月末に行われた“密フェス”『NAMIMONOGATARI2021(波物語)』にAK-69さんが参加し、バッシングの嵐となったことが原因なのではと疑う声も上がっているといいます。
このように新曲のMVを巡って波紋を呼んでいるほか、新曲リリース前に出演した『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)で、メンバーの上田竜也さんと中丸雄一さんが問題発言をしていたとして、ファン等の間で物議を醸しているようです。
MCを務める櫻井翔さんから『嵐』の印象を聞かれた際に、中丸雄一さんが「嵐のみなさん、メチャクチャ良い人っすね」「KAT-TUNにはない温かさがある」などと絶賛し、櫻井さんを“アニキ”と慕う上田竜也さんもそれに相槌を打ち、「地獄の住人だった者が、天国にいる人の温かさにすげえ感動する」と語っていました。
こうした発言に対して、一部のKAT-TUNファンがブチギレ激怒していることを『東京スポーツ』(東スポ)が伝えており、「KAT-TUNのファンって、何かあっても普段はそこまで荒れることはないのですが、この番組直後は『それなら嵐に入れてもらえば?』や『いろいろあったけど地獄って…』など、大荒れでした」
と音楽関係者が語っています。
KAT-TUNは6人でCDデビューを果たしたものの、亀梨和也さんと共に2トップとして高い人気を獲得していた赤西仁さんがまず脱退し、その後も田中聖さん、田口淳之介さんがグループを去っていき、現在は3人で活動をしていますが、メンバーが半分になっても変わらず応援を続けているファンたちは、下手したらメンバー以上にグループへの愛が強く、今年15周年を迎えたタイミングということもあって、メンバーたちの発言に怒りの声が上がるのも仕方がないかもしれません。
また、新曲『We Just Go Hard feat. AK-69』で共演したAK-69さんの“密フェス”参加による炎上騒動、MVからの全カットを巡ってもファン等の間で物議を醸しているとのことですが、新曲を出す直前にAK-69さんがあのような騒動を起こし、共演のKAT-TUNに悪影響も及ぶ可能性もあることから、これに関しても批判が噴出するのも当然でしょうね。
ただ、『We Just Go Hard feat. AK-69/EUPHORIA』は、約3年ぶりにリリースされた前作には及ばないながらも好セールスを記録しており、オリコン週間シングルランキングでも1位獲得は濃厚となっています。
KAT-TUNはデビューから前作まで28作連続で週間シングルランキング1位を獲得し、これは歴代2位タイの記録(歴代1位はKinKi Kidsの43作)なのですが、3人になっても人気をキープし、今後もさらに活躍する姿を見せてほしいですね。