人気アイドルグループ・KAT-TUNの亀梨和也さん(29)が、来年1月から日本テレビ系の土曜ドラマ枠(毎週土曜21時~)でスタートする連続ドラマ『怪盗 山猫』で主演を務める事が発表され、さらに「拝啓。日本の皆々様」という書き出しで始まる“予告状”も公開されました。”
『怪盗 山猫』は、『心霊探偵八雲』シリーズで知られる小説家・神永学さんによるミステリー小説『怪盗探偵山猫』シリーズを原作としており、亀梨さんが演じるのは、大金を鮮やかな手口で盗み、悪事を暴く神出鬼没の天才怪盗・山猫で、「平成版の鼠小僧(ねずみこぞう)」とも言える役柄。
山猫は、王様気質の生意気な言動や飄々(ひょうひょう)とした態度、大胆不敵な行動をとる全く掴みどころのない性格をしているのですが、時折見せる冷徹な視線に謎が垣間見えるという人物で、「どう盗むのか」ではなく「なぜ盗むのか」にこだわりを持ち、徹底的にターゲットを調べあげて「盗むべき価値」に値するかを決定するという一風変わった怪盗。
第1話は、1億円を盗みだした山猫を警察が追い詰めるも、山猫は笑いながら逃げ出し、大金を盗まれた企業が犯していた犯罪の証拠だけが残されており…という展開となっているそうです。
怪盗役を演じることになった亀梨さんは「弱者からは盗まない。平成の鼠(ねずみ)小僧ですね。キャラクターも含めて魅力のある作品。非常に面白いドラマになると思います」と自身を見せており、今回本格アクションにも挑戦し、ワイヤーアクションやビルからビルへの大滑空にも挑戦予定で、「映画並みの派手なアクションになると思う。コンサートやミュージカルで何度もフライングを体験してきたから、怖さはない。むしろ楽しみ」と張り切っている様子。
クランクインは12月上旬を予定しており、「皆さんの大切な時間をいただくために、身も心も怪盗になっていきたい」と意気込みを語っています。
<↓の画像は、山猫からの“予告状”>
そして、原作者の神永さんは「ドラマ化のオファーを頂いたとき、私はたった一つだけ条件を出しました。それは『原作よりも面白くすること!』です。私からの挑戦状を嬉々(きき)として受け取ってくれた猛者たちが、どんな作品を創り上げるのか。誰よりも楽しみにしているのは、私自身かもしれません」と期待を寄せています。
これに対してネット上では、
- 亀梨和也くん演技うまいけどなかなか視聴率にむすびつかないよね…。頑張ってほしいな
- 原作より面白くなるとは、大丈夫か。かなりハードル高いと思うが…
- 原作の面白さがドラマでも…と期待もしています。キャスティングありきでないといいですね。
- ドラマはほとんど見ないが、『セカンド・ラブ』で偶然コンテンポラリーダンスのシーンを見て驚いた。脚本はつまらなかったが、亀梨さんのダンスは素晴らしかった。役に向き合う姿勢と努力は凄いと関心し、応援しようと思った。どうか良い脚本と監督に恵まれ、努力が報われと良いですね。
- 原作ファンです!原作より面白くなることが条件なら、観てみたい!
などのコメントが寄せられていました。
亀梨さんは土曜ドラマ枠で放送のドラマで主演を務める事が多く、2013年10月期放送の『東京バンドワゴン〜下町大家族物語』、2011年10月期には『妖怪人間ベム』、2008年1月期に『1ポンドの福音』、2006年10月期に『たったひとつの恋』、2005年10月期に『野ブタ。をプロデュース』で主演を務めています。
そして、『妖怪人間ベム』は15%前後の視聴率を獲得し、全10話の期間平均視聴率は15.6%と好視聴率を記録したものの、『東京バンドワゴン』は6~8%で推移し一度も2ケタを記録することなく、全10話の期間平均視聴率は7.1%。
また、今年2月にはテレビ朝日系の金曜ナイトドラマ枠(毎週金曜23時15分~)で放送の連続ドラマ『セカンド・ラブ』で主演を務め、相手役の深田恭子さんとの濃厚なカラミが話題になったものの、イマイチ数字が伸びず全7話の期間平均視聴率は7.1%という結果に終わっています。
以前に比べて亀梨さんが主演のドラマは数字が取れていないことから、『怪盗 山猫』は人気シリーズを原作とした作品であるものの少し心配な部分があるのですが、第1話終了後に視聴者からどのような反応があるか、そして数字はどれほど獲得できるかに注目したいですね。