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嗚呼!!みんなの動物園にリニューアルの裏側、視聴率低迷で打ち切りも? 動物愛護団体も問題視、スナネコ扱いに関係者が怒りも…

I LOVE みんなのどうぶつ園のタイトル・内容変更の理由…動物の扱い巡りトラブル、番組終了も検討か

志村けんさんの冠番組『天才!志村どうぶつ園』の後継番組として、嵐・相葉雅紀さんがMCで2020年10月からスタートした『I LOVE みんなのどうぶつ園』(日本テレビ系 土曜19時)が、4月から番組名を『嗚呼!!みんなの動物園』に変更し、内容も大幅リニューアルされる理由、その裏側をニュースサイト『日刊大衆』が伝えています。

『天才!志村どうぶつ園』の後番組として放送の『I LOVE みんなのどうぶつ園』は、相葉雅紀さん以外の出演者が総入れ替えし、番組の内容も全国の動物園や水族館、野生の動物が生息する場所を「みんなのどうぶつ園」として捉え、そこに相葉さんやその他の出演者たちが駆けつけ、動物たちの魅力を伝えるという内容になっています。

放送開始から約1年半が経ち、番組タイトルは『嗚呼!!みんなの動物園』に変更され、内容についても「動物を深く激しく愛する人々にフォーカスする企画」に大幅変更となっており、今後は「動物を愛している人たちを通して、動物の本当の面白さを学べる番組」になるとしています。

日本テレビの木戸弘士・編成局編成部長は番組のリニューアルについて、「動物が主役でありながら、動物をこよなく愛する人も含めてスポットを当ててリニューアルします。土曜日は熾烈な戦いであるため、土曜日の強化の1つとして、タイトル変更して番組をリニューアルして勝負する」と説明しています。

日刊大衆によれば、『I LOVE みんなのどうぶつ園』は厳しい状況に置かれていたといい、このまま終了となる可能性もあったそうです。

その理由について制作会社関係者は、「“コスパの悪さ”と“スポンサーから問題視されていた”といった事情があったと言われています。動物番組は一定の人気を獲得できる一方で、他のバラエティ番組に比べて制作費が高いんです。『みんなのどうぶつ園』はロケが中心で、どうしても制作費がかさみます。番組は世帯視聴率9~10%、各局が重視するコア視聴率も4%中盤ほどと決して悪くはないんですが、同じ日テレの『世界の果てまでイッテQ!』や『ザ!鉄腕!DASH!!』ほどは取れていない。そういった点で“コスパが悪い番組”という評価になっているといいます」と明かしています。

また、『I LOVE みんなのどうぶつ園』は制作費に見合った視聴率が取れていなかっただけでなく、番組の内容を巡っても様々なトラブルが起きていたとし、昨年2月には週刊誌『週刊文春』によって、世界最小級の野生ネコ「スナネコ」の扱いを巡ってネット上で炎上していたことや、番組の撮影に長年協力してきた『神戸どうぶつ王国』の佐藤哲也園長が番組の内容を見て、「ああいう放送をされると今後協力しかねる」と番組サイドに抗議を申し入れていたことが報じられました。

スナネコは生後1年を超えると、本能に基づいて野生戻りすることからペットには向かない動物ながら、番組では相葉雅紀さんが腕や肩に乗せて抱いたり、この日ゲスト出演したKAT-TUN・亀梨和也さんも、可愛いと言いながらスナネコを撫でる場面があり、この様子に視聴者からは「なぜ飼いたいと思わせる映像を流すのか」といった批判が相次ぎ、佐藤哲也園長も番組の内容に疑問を抱いたそうです。

<↓の画像は、相葉雅紀さんと亀梨和也さんがスナネコを抱いたシーン>

佐藤哲也園長は番組収録時に、「スナネコのペット化につながるような形にしないで下さいね」と伝え、制作サイドも「そこは配慮します」と言っていたにも関わらず、ペット化を助長するような内容となっていたとのことです。

この他にも、『天才!志村どうぶつ園』時代から出演のチンパンジー・プリンちゃんの扱いを巡っても物議を醸しており、プリンちゃんに様々な芸を仕込み、番組などで見世物にしていることなどが以前から問題視されていました。

相葉雅紀さんとプリンちゃんの自撮りデート動画

プリンちゃんの取り扱いを巡っては海外でも波紋を広げ、オランダの動物関連ニュースメディアがカナダの野生動物保護団体に取材し、同団体が日本の政府関係者を通じて、プリンちゃんをエンターテイメント番組に出演させないようにと要請したそうです。

日本テレビは過去にも、チンパンジーのパンくんの取り扱いを巡って調査を受け、行政指導を受けたこともあります。

日刊大衆の記事では制作会社関係者が、「番組は動物の扱い、動物愛護の観点からのトラブルが後を絶たず、これを日テレ上層部も問題視しているそうです。それは、大手スポンサーが動物愛護問題をセンシティブに見ているからだともいいます。昨今は街中のペットショップも、金儲けのために命を量産しているといった見方をされて、問題視されているほどです」と語っています。

そうしたことから、『I LOVE みんなのどうぶつ園』の終了も日本テレビは検討していたそうで、「ジャニーズ事務所は当然、長年、嵐、そして相葉さんと共にやってきた日テレサイドも彼の“雇用”を守りたい。そのため、簡単に番組を打ち切るわけにはいかない。実は『みんなのどうぶつ園』を終わらせて、大幅な企画変更を断行し、動物ものとは違う、相葉さんを中心としたまったく新しい番組を立ち上げることも本気で検討されていたといいます。様々な議論がされる中で、とりあえず動物番組の体を残した形で、タイトルや番組内容を大幅リニューアルする、というところに今回落ち着いたようです」と裏側を明かしています。

相葉雅紀さんのファンや動物好きの視聴者からは、番組内容を変更しながらも放送が継続となることに歓喜の声が上がる一方で、志村けんさんが亡くなったことを受けて、番組も終了させるべきだったのではとの声も少なくありません。

また、新たなタイトルや内容の大幅リニューアルに対しても不満の声が噴出していて、実際に放送が始まってみないとどういった結果になるかは分かりませんが、番組の概要を見た限りでは魅力に欠けるので、もしかすると視聴率低迷に拍車をかけ、長く続かずに終了を迎えてしまうかもしれないですね。

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