岡本圭人さんが9月から2年間アメリカ留学し、現在8人で活動している『Hey! Say! JUMP』は、8月末から来年1月20日にかけて全国ツアー『LIVE TOUR SENSE or LOVE』を開催しており、10月6・7日には新潟の朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンターでライブを行ったのですが、ファンのマナーをめぐってトラブルが発生しており、メンバーが公式サイトのブログ『JUMPaper』で言及するほど酷い行為があったようです。
ニュースサイト『サイゾーウーマン』や『wezzy』などによれば、新潟公演を終えたメンバーたちが新幹線で帰京したところ、メンバーを発見した熱狂的ファンたちがホームを暴走し、メンバーに群がるなどして大騒ぎするという迷惑行為をしていたようです。
ネット上に寄せられたコメントを見てみると、
- 東京駅でJUMP本人たちとすれ違ったけど、本当にマナーやばすぎ。追いかけるファンの波にのまれて自分もホームで飛ばされたし怖かった
- 東京駅でJUMPに群がるファンに遭遇した。エスカレーターでファンがJUMPの間に入ろうとしてて、マネジャーに張り倒され、引っ張られ、罵倒を浴びさせられてスゴかった
- 東京駅ついた途端、JUMPファンが走り出したから反対側見たらJUMPがいた。足踏まれるわ、キャリーバッグ蹴られるわでイラッとした
- 上越新幹線の洗面台を複数人で占領してメイク、髪を巻く、トイレで着替えるなどの行為を複数の車両で見かけた。明らかに新潟公演に参加するJUMPファン。ジャニーズファンじゃない乗客もいるし、迷惑なのでこういう行為はやめて!
- マナーを守らない一部とびっ子(Hey! Say! JUMPファンの通称)の“やらかし”が本当に迷惑
- とびっ子がみんな厄介だと思われるから、こういう行為は本当に控えて欲しい
といった怒りの声などが上がっており、Hey! Say! JUMPファン全体のイメージが悪化しています。
ちなみに、東京駅に到着したメンバーたちにファンが群がり、駅員たちの注意も無視するなどした結果、新幹線が2分遅延するという被害が出たと伝えられています。
同様のトラブルは、今年5月にデビューした“キンプリ”こと『King & Prince』のファン(通称:ティアラ)たちも起こしており、9月22日に仙台で行われたツアー最終公演終了後に、メンバーが乗車する新幹線に熱狂的ファンが群がり、新幹線に近づくなどの行為を続けたことにより、6分も遅延するというトラブルが発生しました。
現場の模様を撮影した動画がツイッターにアップされたことや、『めざましテレビ』(フジテレビ系)もこのトラブルが報じられたことで大きな騒動となり、ジャニーズ事務所は9月28日に公式サイトを更新し、「King & Prince宮城公演 公共交通機関のマナーに関して」として、一部マナーの悪いファンに注意喚起を行っており、該当する迷惑行為をした場合にはファンクラブ会員資格の即時喪失もあるとしています。
<↓の画像が、公式サイト『Johnny’s net』掲載の注意喚起コメント全文の写真>
しかし、結局のところこのメッセージによる効果は無かったようで、Hey! Say! JUMPのライブ後に、またしても公共交通機関で一部マナーの悪いファンが騒いでトラブルを起こし、ネット上では物議を醸すことになっています。
これに対してメンバーの八乙女光さんも怒りをにじませており、八乙女さんは昨年8月にも一部ファンのマナーが悪いことを有料ブログ『JUMPaper』で指摘しています。
八乙女光さんは「嫌われても良いから書きたい事がある」として、「他のメンバーを追いかけて僕に強く身体が当たったりするのは全然いいの。でも関係のない人に危害を加えてしまうと、そのうちに、ジャンプのライブの移動は危ないからって警告を受けて、まだまだ行きたい場所も行けなくなると思うの」「熱狂的なのは素敵だと思うけど、いきすぎるとマナーが悪いってなってしまうし、難しい所だけど、これからお互いに、夢や目標の為にも、頭の片隅にこの言葉を置いておいてほしい」
と呼び掛けていました。
<↓の画像は、昨年9月に『Johnny’s net』に掲載された注意喚起コメント写真>
それから1年が経ち、再びファンたちによるトラブルが勃発したことを受けて八乙女光さんは、「正直、去年よりもひどかったです」「新潟からの帰りの東京駅、マナーの悪い人が多かったです」「メンバー全員本当に辛いし、寂しいです」
と、電車や飛行機での移動時にメンバーたちは、マナーの悪いファン等の行動を見て心を痛めていると明かしています。
また、一般客がそうした迷惑行為に巻き込まれることを懸念しているとして、もしこれからファンが行動を改めず改善されない場合には、「ライブの開催自体を考え直した方がいいように思います」「会社の方と真剣に話したい」
と、強い憤りを感じさせる言葉で一部マナーの悪いファンに注意喚起を行っています。
Hey! Say! JUMPファンのとびっ子たちによる迷惑行為は、昨年9月にも週刊誌『週刊女性』が報じており、コンサートチケットも持っていないファンが会場からの音漏れを目当てに会場の横浜アリーナに集まり、一般の通行人や周辺施設の利用者などに迷惑を掛けていたといいます。
さらに、車が行き交う道路を好き勝手に横断するなど、交通ルール違反をしていたことでクラクションが絶えず鳴り響いているような状況で、近くの飲食店の店員はその時の様子について、「路肩に座り込んだり、路上で電話していたり。ちょっと注意しようものなら、うざそうな表情を浮かべてどくんですけど、すぐに違う子が座り込む。正直いって今まででいちばんマナーが酷かったです」と明かしています。
『週刊女性』はその場所を管轄する警察にも取材を行い、その日どれほどの苦情・クレームが寄せられたか確認したところ、具体的な件数は明らかにはしなかったものの、「“車や人が通りにくい”などの苦情が寄せられています。(実際に現場に出動、指導は)行っています」と回答し、一方のコンサート会場側も「“人が多すぎて何とかしてくれ”という連絡があり、主催側に連絡しまして(主催提携の)警備が対応しています」と明かしていました。
実際にこうした問題が起きていることから、ジャニーズ事務所側も以前よりも強めの注意喚起、警告を行っているようなのですが、結局それだけでは何にも変わらないということがHey! Say! JUMPファンの行動で明らかになったので、引き続きファンに警告を行うと共に、事務所側はより効果的な対策を考えていく必要があるのかもしれないですね。