“ハガレン”という略称で親しまれている人気マンガ『鋼の錬金術師』が、Hey! Say! JUMPの山田涼介さん主演で実写映画化されうことが明らかとなりました。
漫画家・荒川弘さんによる『鋼の錬金術師』は、2001~2010年にかけて『月刊少年ガンガン』で連載され、全世界シリーズ累計発行部数は7000万部という記録を残しており、アニメ、アニメ劇場版も制作されるほどの大人気作品。
錬金術が存在する仮想の国・アメストリスを舞台にしたダークファンタジー作品で、亡くなってしまった最愛の母を蘇らせるため、錬金術の最大のタブーである「人体錬成」を試みたものの失敗に終わり、右手と左足が鉄製の義肢となった兄のエドワード・エルリック、肉体を失ってしまい魂だけが鎧に定着した弟のアルフォンス・エルリックの兄弟による波乱に満ちた冒険が描かれています。
監督を務めるのは、2002年公開の実写映画『ピンポン』、2008年公開の『ICHI』、2011年公開の『あしたのジョー』等で知られる曽利文彦監督(52)で、撮影は6月上旬よりイタリアロケからスタートし、その後日本での撮影を経て、8月下旬にクランクアップ予定で、来年冬に全国公開を予定しているそうです。
山田さんが演じるのは“エド”と呼ばれている兄のエドワード、原作よりやや高めの20歳前後の年齢設定となる予定とのこと。
兄弟の幼馴染で機械鎧(オートメイル)技師のウィンリィ・ロックベル役を本田翼さん、兄弟の良き理解者であり、“焔(ほのお)の錬金術師”という異名を持つロイ・マスタング大佐役をディーンフジオカさん。
ホムンクルスと呼ばれる人造人間のラスト役を松雪泰子さん、エンヴィー役を本郷奏多さん、グラトニー役を内山信二さん、彼らと共謀するコーネロ教主役を石丸謙二郎さん。
<画像左から本田翼さん、ディーン・フジオカさん、松雪泰子さん>
その他に、ハクロ将軍役を小日向文世さん、マース・ヒューズ中佐役を佐藤隆太さん、リザ・ホークアイ中尉役を蓮佛美沙子さん、マリア・ロス少尉役を夏菜さん、グレイシア・ヒューズ役を原田夏希さん、ショウ・タッカー役を大泉洋さん、ドクター・マルコー役を國村隼さん。
鎧姿のアルフォンス・エルリックの配役についてまだ明らかにされていないのですが、曽利監督は「ファンの方に十分満足できるものをお見せできます」「逆に、アルフォンスに自信があるから映画化に踏み切ったと言ってもいいかもしれません」と語っています。
そして、この発表に対してネット上では、
- 原作漫画も2回のアニメ化も成功したのにこの実写化で全部台無しになりそうw
- うひゃあ~~~って感じ。これは本当に実写化しちゃいけないやつ
- 最近実写映画にジャニーズ出てるけど、なぜこの人?っていうの多いかな〜マイナーでも実力
- よくある『ジャニーズ主演のがっかり感』今回は強く感じる
- いよいよ、手を出してはいけない所にまで出しはじめた感じ…
- いろいろ言いたい事はあるけどグラトニー役が内山君なのには納得した。
- 実写よりアニメの続編的なのが見たい。人気マンガの実写はもう要らない
- エドは山田涼介かー。暗殺教室で渚役やってたけど、予告でアクションちらっと見たけど、凄いしょぼかった。渚の動きすらこなせないのに、エドの動きなんて体現出来るわけがないと思う。
ハガレンじゃなくても、実写化しやすい漫画は幾つも有るのに…。
など、実写化することに対して否定的な声が多く上がっています。
3月末の時点で一部で報じられていたように、本当に実写映画化されるとのことなのすが、これは早くも大コケの匂いがプンプンしますね…。
様々なジャンルがある中でも、特にファンタジー作品は実写化には向かず、これまでに大コケした作品は数多く存在するのですが、どうしてまたハガレンを実写化しようと思ったのでしょうか…。
原作者の荒川弘さんは、「色々なメディア展開をしてきた鋼の錬金術師ですが、なんと実写化!」と驚きつつ、「曽利監督はマンガ表現とリアル部分をつなぐCGを上手に使われる方なので、アニメやゲームとはまた違った表現を見せていただけそうで楽しみです!」と期待を寄せ、曽利監督も「昨今の映像技術で、今まで映像化不可能だったものがハリウッドだけでなく日本でも映像化できる時代に入ってきました。ハリウッドに肉薄する技術力で、素晴らしい作品を映像化したいと意気込んでいます」と語っているのですが、いくら素晴らしい映像技術を使っても…という感じですね。
来年の公開後には更に、原作のファンらから徹底的に叩かれる可能性が高いのですが、とりあえずはどのような仕上がりになるのかに注目したいところです。