最終興行収入が27.7億円という大ヒットを記録した実写映画『暗殺教室』(2015年3月公開)の続編『暗殺教室 卒業編』が、25日から全国319スクリーンで公開され、オープニング2日間の動員数は54万4641人、興行収入は6億3919万3900円と好スタートを切り、26・27日の国内映画ランキング(全国週末興行成績・興行通信社提供)で初登場1位を獲得しました。
前作を上回る好調ぶりから30億円突破は確実だと言われています。
主演のHey! Say! JUMP・山田涼介さん(22)は、前作での演技が評価されて『第39回日本アカデミー賞』の新人俳優賞を受賞しており、これからアイドルとしての活躍だけでなく、俳優としての活躍にも期待がかかるところですが、ニュースサイト『日刊サイゾー』によると、ジャニーズ事務所はV6の岡田准一さん(35)、嵐の二宮和也さん(32)と同様に映画俳優としての道を歩ませたいと考えているといいます。
山田さんは昨年『暗殺教室』だけでなく、ジャニーズの先輩・生田斗真さん主演の映画『グラスホッパー』に出演し、若き殺し屋役を熱演。
そんな山田さんは、25日公開の映画『暗殺教室 卒業編』を合わせても出演映画すうはまだ3本で、まだまだ経験が足りないのですが、ジャニーズ事務所が次に選んだ作品というのが人気マンガ『鋼の錬金術師』(通称:ハガレン)の実写映画だと『日刊サイゾー』は報じており、ジャニーズはこの作品で日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞を狙いたいそうです。
“ハガレン”等の愛称で親しまれている『鋼の錬金術師』は、2001年~2010年にかけて漫画雑誌『月刊少年ガンガン』(スクウェア・エニックス)で連載されていた大人気作品となっており、全27巻の単行本の累計発行部数は6400万部を記録しており、これはスクエニ発行のコミックスでは最高記録。
<高い人気を誇る『鋼の錬金術師』>
これまでにアニメ、映画、ゲーム、小説などなど様々な展開されており、大人気作品となっているのですが、山田さん主演で初めて実写映画化されるといい、CGを駆使しないと表現できないシーンがあることから、窪塚洋介さん主演の『ピンポン』、綾瀬はるかさん主演の映画『ICHI』、山下智久さん主演の『あしたのジョー』で監督を務め、CGに定評がある曽利文彦さん(51)を監督に起用したといいます。
撮影は6月~8月ぐらいまで行われる予定となっており、イタリアでの海外ロケもあるとのこと。
公開は来年の夏頃を予定しているそうです。
正式発表はまだ無いことから真偽のほどは定かではないのですが、山田さんのファンや原作ファンの間でこのニュースは大きな話題になっているのですが、『BuzzFeed Japan』が発行元であるスクウェア・エニックス・月刊少年ガンガン編集部に問い合わせたところ、「当社が発表した情報は何もありません」と回答。
さらに、実写化する予定はあるのかという質問に対しては、「作品ごとの個別具体的な展開状況についてはお答えできません」と明確な答えを得られておらず、現時点では実写化は本当なのかガセネタなのかは不明です。
そして、この件についてネット上の反応を見てみると、
- とりあえず……ダメだ。よせやめろ…なんでも実写化すればいいってもんじゃない 製作サイドはそこんとこわかってない
- もう本当に勘弁してほしい。コケる前提で作る意味あるのか?出版社も原作者も止めろよ。お金になれば何でも良いんかい。作品への思い入れとか、ファンへの気持とかは無いんかな?
- ハガレンはもうそっとしといてくれ…。ルパンやら進撃やらで懲りたでしょ??今もテラフォーマーがコケ待ち5秒前だよぉぉお
- 漫画の実写化って『るろうに剣心』や『DEATH NOTE』みたいに『ファンタジーがありつつも現実寄り』であれば見られなくないんだけど、『鋼の錬金術師』はないわ!『進撃の巨人』と一緒で異国異世界感が売りでしょうに。大コケ確定。香取のポーと一緒。
- これは四月一日に出そうとしてたネタがうっかりでちゃっただけだよね。そうだよね。と思いたい…ホントやめてほしいです((T_T))
- 実写化は反対だが、マスタング大佐はミッチーで
- ジャニーズだからとかじゃなくて切実に辞めて欲しい…頼むスクエアエニックスっ!!作品を殺さないでほしい。
など、原作ファンからは実写化だけは絶対にやめて欲しいという切実な声が多数上がっています。
昨年は『暗殺教室』の他に、『進撃の巨人』、『俺物語!!』、『バクマン。』、『寄生獣』などなど、漫画などを原作とした実写映画が多数公開されましたが、原作が完全にファンタジーで、実写化には向いていない作品は大コケするのは確実で、『ガッチャマン』や『進撃の巨人』などは原作ファンからも映画ファンからも猛バッシングを浴び、見事なコケっぷりとなりました。
これらの作品と同様の結果になるかどうかは完成したものを見てみないとハッキリとは言えないものの、『鋼の錬金術師』は実写化には向いておらず、2次元だからこそ良い作品かと思いますのでコケる可能性が非情に高そうです。
ジャニーズ事務所は、この作品で日本アカデミー賞の最優秀主演男優賞を狙っているとのことですが、それは恐らく難しいのではないでしょうか…。