Hey! Say! JUMPの山田涼介さん(23)が主演の月9ドラマ『カインとアベル』(フジテレビ系 月曜21時)が17日からスタートし、初回平均視聴率が8.8%(関東地区)だったことが明らかとなりました。
瞬間最高視聴率は10.0%。
これは昨年7月期に同枠で放送された福士蒼汰さん主演の『恋仲』が、初回で記録した9.8%を1%下回る数字で、月9史上最低の初回視聴率記録を更新しました。
月9の初回視聴率は、今年に入ってから下降の一途をたどっており、1月期に放送の有村架純さんと高良健吾さんW主演の『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(略称:いつ恋)は初回11.6%、4月期に放送された福山雅治さん主演の『ラヴソング』は10.6%、7月期放送の『好きな人がいること』は10.1%となっています。
そして、約1年ぶりに月9の初回最低視聴率記録を更新してしまった『カインとアベル』なのですが、この作品は旧約聖書『創世記』第4章に登場する兄弟の物語が原案となっており、兄・カインが神・ヤハウェから寵愛を受ける弟・アベルに嫉妬し、カインがアベルを殺してしまうという内容。
1955年公開のジェームス・ディーンさんの主演映画『エデンの東』はこの物語が基になっており、韓国でも2009年に『カインとアベル』というタイトルでドラマ化されています。
<山田涼介さん主演の『カインとアベル』>
山田さんが演じる主人公・高田優は、父親の高田貴行(高嶋政伸さん)が幼い頃より成績優秀な兄・高田隆一(桐谷健太さん)を寵愛し、自身には無関心なことから父親の愛情に飢えており、父親に認められたいという思いが潜在的にあるのですが、もはや期待はしておらず半ば諦めに近い感情を抱いています。
<↓の画像左が兄・高田隆一役の桐谷健太さん、右が父親・高田貴行役の高嶋政伸さん>
そんなある日、優は矢作梓(倉科カナさん)という女性と巡り会い、最初の出会いは最悪だったものの、そこから思いもよらぬ展開で彼女に恋愛感情を抱き始めるのですが…という展開となっています。
<↓の画像は、矢作梓役の倉科カナさんの写真>
山田さんが連ドラで主演を務めるのは、2014年7月期放送の『金田一少年の事件簿N(neo)』(日本テレビ系 土曜21時)以来約2年ぶりで、月9初主演ということから注目されていた作品だったものの、初回視聴率は月9史上最低を更新という残念な結果となってしまったのですが、これに対してネット上には、
- ジャニーズで視聴率が取れた時代は終わったって事。ドラマの内容と、役者の力量が無ければ視聴率はドンドン下がる
- 山田くんが子供にしか見えないし内容が薄っぺらい。このドラマは、月曜ではなく火曜か木曜の方が良い
- 思ったとおりの結果だな。正直8話くらいでの打ち切りも否めない
- 山田くんは何歳なのか知らないけど、見た目が高校生みたいだったな…。もっと別の俳優さんだったら、良かったかもしれない。これを機に、フジは、ヘイセイジャンプを主演に起用するのをやめた方がいいよ。
- タイトルもキャストもすべてにおいて引きがない!昨日は裏番組強くなかったのに・・・世間がゴリ推しにウンザリなんだよね
- 事務所が推しているだけ、数字は正直。そして残酷
などのコメントが寄せられています。
これまで恋愛系ドラマを放送してきた月9らしくないドロドロとした内容の作品で、これも数字に影響を及ぼしたのではないかと思われるのですが、視聴者の反応を見てみると、主演の山田さんの演技に物足りなさを感じるという声や、山田さんは童顔で年齢よりも幼く見えることから別の俳優の方が良かったという声が非常に多く上がっており、キャスティングミスが原因なのでしょうか。
ちなみに、第1話終了時点でレビューサイトの評価を見てみると、平均点が5点満点中1.9~2.5点とかなり低い評価になっています。
月9史上最低の視聴率を記録した『ラヴソング』よりも低いスタートで、この先が心配ではあるのですが、第2話以降の数字にも注目したいですね。