9人組アイドルグループ『Hey! Say! JUMP』のメンバー・山田涼介さん(23)が、10月期にフジテレビ系の月9ドラマ枠(月曜21時)で放送される作品で主演を務める事が決定し、学園ドラマになる可能性が高いという話が出ていたのですが、1955年に公開されたアメリカの映画『エデンの東』の現代版リメイクに落ち着いたとニュースサイト『サイゾーウーマン』が報じています。
記事によると、山田さんが主演することは早々に決定したものの、ヒロインや二番手以降の役のオファーを芸能事務所からことごとく断られ、企画自体も二転三転していたといいます。
フジテレビ側から当初出ていた企画は、ラブコメチックな学園ドラマだったそうなのですが、ヒロイン候補にオファーを立て続けに断わられ、学園ドラマという企画は消えたとのこと。
その後もオリジナル作品のコメディ、シリアスな恋愛モノなどといった情報が錯綜し、制作スタッフも「正直どうなるかまったく見えない」と漏らすような状態だったそうです。
その背景には、フジテレビで放送されているドラマの視聴率不振があるようで、同局は今年4月に日曜ドラマ枠(日曜21時)を復活させ、1発目に芦田愛菜さんとシャーロット・ケイト・フォックスさんW主演の『OUR HOUSE』を放送したものの、初回平均視聴率は4.8%。
その後も視聴率は低迷を続け、3%台にまで数字が落ち込んだことから打ち切りが決定し、最終回の平均視聴率は自己最低の3.3%、全9話の期間平均視聴率は4.5%と大コケ。
さらに、かつては高視聴率を記録していた月9ドラマも数字が大幅に低下し、今年4月期に放送された福山雅治さんが主演の『ラヴソング』は、初回が10.6%とギリギリの2ケタでスタートし、その後は7~9%台で推移。
その結果、全10話の期間平均は8.5%となり、月9史上最低の視聴率を更新しました。
これを受けて、山田さんが主演を務めるドラマ以降の企画については、全面見直しとなったそうで、フジテレビは大きな打撃を受けているといいます。
そうした中で、山田さんが主演の月9ドラマは、ジェームズ・ディーンさんが初主演を務めた映画『エデンの東』の現代版リメイクで決定したそうです。
この作品は、父親の愛情が兄だけに向いていることに対してコンプレックスを抱き、葛藤を続ける青年を主人公としており、家族との確執を抱えながらも、青春を疾走する姿を描いているヒューマンドラマ。
山田さん演じる主人公の兄役を桐谷健太さんが演じ、ヒロイン役を倉科カナさん、主人公の父親役を高嶋政伸さん、母親役を南果歩さんが演じるといい、8月末にも正式発表されるとのことです。
<↓の画像左が桐谷健太さん、右が倉科カナさん>
ちなみに、『エデンの東』は1997年にいしだ壱成さん主演で2時間単発ドラマ化されており、2008年には韓国で連ドラ化されています。
月9ドラマの主流はラブストーリーということもあり、早くもコケるのではないかという心配もあるのですが、今年1月期放送の『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』、4月期放送の『ラヴソング』、7月期放送の『好きな人がいること』などで低視聴率を記録しているため、逆にヒューマンドラマで良かったのかもしれないとも思います。
しかし、山田さんがこれまでに主演を務めた作品はいずれも微妙な結果に終わっており、山田さんはHey! Say! JUMPの中ではトップクラスの人気を誇り、多くのファンを抱えているものの、内容も微妙であれば月9のワースト視聴率をさらに更新する可能性もありそうですが、果たしてどのような結果となるのでしょうか…。