9日18時半から3時間半放送の音楽番組『CDTVライブ!ライブ!100回記念SP』(TBS系)の視聴率が発表され、ジャニーズグループの出演がゼロだった番組の数字にネット上では様々な声が上がっています。
9日の3時間半特番に出演した歌手は、『AKB48』、『NMB48』、『櫻坂46』、元『BiSH』のアイナ・ジ・エンドさん(別名=Kyrie)、スリーピースバンド『WANIMA』、今年デビュー15周年を迎えた4人組バンド『flumpool(フランプール)』。
昨年の『日本レコード大賞』で新人賞受賞のシンガーソングライター・Tani Yuukiさん、昨年『NHK紅白歌合戦』に初出場した7人組ボーイズグループ『BE:FIRST(ビーファースト)』、来月に初のドーム公演、アジアツアーを開催する11人組ボーイズグループ『JO1(ジェイオーワン)』。
韓国発祥のオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』から誕生した11人組ボーイズグループ『INI(アイエヌアイ)』、韓国の7人組ボーイズグループ『ENHYPEN(エンハイプン)』の計11組が出演し、ジャニーズグループの出演はゼロでした。
そんな3時間半特番の視聴率は、開始から30分間は平均世帯視聴率4.1%、平均個人視聴率2.5%、19時から番組終了までの3時間は世帯視聴率5.0%、個人視聴率3.7%でした。
なお、6月放送の2時間スペシャルは11組中5組がジャニーズで、平均世帯視聴率は4.9%、平均個人視聴率は3.3%、8月放送の4時間半スペシャルには4組が出演し、開始30分の平均世帯視聴率が4.2%、平均個人視聴率は2.6%、19時以降の4時間は世帯視聴率5.5%、個人視聴率3.9%となっていました。
また、先月4日放送の2時間スペシャルには2組が出演し平均世帯視聴率4.8%、個人視聴率は3.0%、同じく2組出演した同18日放送の2時間スペシャルは世帯視聴率5.4%、個人視聴率3.7%でした。
今回はジャニーズの出演がゼロという異例の内容でしたが、直近のスペシャルとほとんど変わらない数字を獲得しており、この結果を受けてネット上では、
- ジャニーズ所属アイドルが数字を取れるわけではないということがこれではっきりした。
出演していたとしても視聴率への影響は、おそらく誤差の範囲なんだろ - 今のジャニーズタレントって大した視聴率持ってないという証左。だから紅白もジャニーズゼロで全然大丈夫ですね。
- 実際、変わらないんじゃない?強いて言うなら【ジャニーズファンの声が大きい】ので、全国的に人気がある様に錯覚していただけだと思う。中には実力も人気も伴っている人もいますけどね
- 本当に見たい番組は録画しておくし、わざわざリアルタイムでテレビを見なくても配信で見れるからね。
出演者によっての視聴率なんてそんなに変わらないんじゃない - 誰が出てもそのファンしかそのアーティストの時間は見ないから変わることは無いと思う。
と言うより、歌番組の視聴率ってこんなに低いということにビックリした
などの声が上がっています。
TBSは先月20日の定例社長会見で、ジャニーズタレントの番組起用について、「現在の契約している出演しているタレントに関しては何ら変わりはない。」「(今後の起用は)どう人権を改善していくか、それをどう着実に進んでいくのかを注視しながら適正に判断していく」
と説明していました。
この会見から初の放送となった『CDTVライブ!ライブ!』は、異例のジャニーズゼロという内容でリアルタイムの視聴率には特に影響はみられませんでしたが、録画視聴率や見逃し配信サービス『TVer』などでの視聴数にも変化はないのか気になるところです。
ちなみに、『CDTVライブ!ライブ!』は以前まで『TVer』などでの配信では、肖像権や著作権の問題からかジャニーズタレントの登場シーンは全カット対応していましたが、今年4月以降はノーカット配信もしており、ジャニーズファンからは歓喜の声が上がっていました。
しかし、ジャニー喜多川さんの性加害問題に対するジャニーズ事務所の対応が不十分で、各スポンサー企業が厳しい姿勢を見せるようになり、各テレビ局もジャニーズタレントの新規起用にはかなり慎重になっている様子で、今年の『NHK紅白歌合戦』もジャニーズ枠が激減し出場がゼロの可能性もあるとされており、各局でジャニーズ離れが始まっていますが、これによる各番組の数字の変化は引き続き注目していきたいですね。