気象学・防災をテーマにした漫画『BLUE MOMENT(ブルーモーメント)』がフジテレビで実写ドラマ化され、俳優・歌手の“山P”こと山下智久さん(38)が主演を務めるとの情報をニュースサイト『ピンズバNEWS(双葉社)』が伝えています。
2020年10月をもって旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)を退所した山下智久さんが、来年4月期放送のフジテレビドラマで主演し、退所後初の連ドラ出演を果たすとの情報は、これまでにも週刊誌『女性セブン』や『週刊文春』なども伝えていました。
ただ、ドラマのタイトルや具体的な内容は明らかになっていなかったのですが、ピンズバNEWSの記事では芸能プロダクション関係者が山下智久さんの主演ドラマについて、「24年4月クール、木曜夜10時の『木曜劇場』枠で放送される山下さん主演の連ドラは、『コミックウォーカー』で不定期連載されている『BLUE MOMENT ブルーモーメント』という漫画作品が原作だといいます。『ブルーモーメント』は小沢かなさんが執筆し、気象庁気象研究所主任研究官の荒木健太郎さんが監修を務めている“気象災害に立ち向かう本格ドラマ”です。ちなみにタイトルの『ブルーモーメント』は、日の出前と日の入り後に観測できる大気光学現象の名前です」
と明かしています。
<↓の画像が、実写ドラマ化と噂の漫画『BLUE MOMENT ブルーモーメント』の写真>
さらに、ヒロイン・雲田彩役には女優・モデルの出口夏希さん(22)が務めるとの情報が流れているそうです。
出口夏希さんは、中国人の母親と日本人の父親を持つハーフで、女優・山本美月さん、山本舞香さん、桜井日奈子さん等が在籍する芸能事務所『インセント』から2018年にモデルデビューし、ファッション誌『Seventeen』の専属モデルを経て、昨年から『non-no』の専属モデルを務めています。
<↓の画像が、出口夏希さんの写真>
2019年に女優デビューして以降、ドラマを中心に数多くの作品に出演し、昨年は情報ニュース番組『ZIP!』(日本テレビ系)内で放送の朝ドラ『クレッシェンドで進め』でヒロイン役を演じ、今年は『18/40〜ふたりなら夢も恋も〜』(TBS系)、『いちばんすきな花』(フジテレビ系)に出演したほか、『アオハライド』(WOWOW)と『舞妓さんちのまかないさん』(Netflix)では主演を務めました。
来年1月期には、永野芽郁さんが主演の月9ドラマ『君が心をくれたから』(フジテレビ系)に出演することも発表されています。
こうした活躍によって今人気上昇中の出口夏希さんが、山下智久さんの相手役を演じる実写ドラマ『BLUE MOMENT』について前出の芸能プロ関係者は、「白衣姿で不愛想な山下さんと、彼と反発しつつも成長していく美人なヒロインが災害救助に立ち向かう――山下さんの代表作で、フジテレビの月9ドラマである『コード・ブルー』シリーズを彷彿とさせます」「フジテレビは『ブルーモーメント』を、“第2の『コード・ブルー』”にしたいはず」
と語っています。
山下智久さんが主演し、新垣結衣さんがヒロインを演じた『コード・ブルー』シリーズは、2008~2017年にかけて連ドラが放送され、3rdシーズンは前作から7年以上も間が空いていましたが、全話の期間平均視聴率は14.8%と高い数字を獲得し、2018年には映画化もされ、最終興行収入は93億円と大ヒットを記録しました。
フジテレビはこの大ヒットを受けてシリーズ継続を考えていたものの、2020年に山下智久さんが半ば強引に旧ジャニーズ事務所から独立したことや、劇場版『コード・ブルー』の製作には旧ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子前社長と、旧ジャニーズの子会社『ジェイ・ストーム』(現ストームレーベルズ)が名を連ねており、ジュリー前社長はこのシリーズに積極的に関わっていたことによって、続編制作は絶望的な状況にあるとのことです。
そうしたことが背景にあり、フジテレビは『BLUE MOMENT』のシリーズ化、劇場版の製作も視野に入れていると見られるとのことです。
フジテレビは4月期に、山下智久さんだけでなく元『関ジャニ∞』の錦戸亮さんを、赤楚衛二さんが主演の大病院を舞台にした復讐モノのサスペンスドラマに起用し、重要なポジションを演じるとの情報も流れています。
また、今月17日放送のトークバラエティ番組『まつもtoなかい』のゲストに、元『KAT-TUN』の赤西仁さんをキャスティングするなど、今後は“辞めジャニ”も積極的に起用していく方針のようです。
そして、ピンズバNEWSによれば山下智久さんの主演ドラマはシリーズ化も狙い、第2の『コード・ブルー』にしたいとの思惑があるのではとしていますが、このシリーズには山下さんの他に、新垣結衣さん、戸田恵梨香さん、比嘉愛未さん、浅利陽介さん、杉本哲太さん、椎名桔平さん、寺島進さんなど豪華俳優陣が顔を揃え、脚本・演出も良かったことで高い評価を受け劇場版も大ヒットとなっており、これと同様にヒットさせるというのはなかなか難しいとは思います。
ですが、山下智久さんが民放の連ドラで主演するのは2019年4月期放送の『インハンド』(TBS系)以来5年ぶりで、旧ジャニーズ事務所を退所後初の主演となるので大きな注目を集めることは間違いなく、初共演の出口夏希さんと共に、良い演技を見せてくれることに期待したいですね。