SMAPが年内の活動をもって解散することが発表され、メンバーの香取慎吾さん(39)と草彅剛さん(42)が21日、パーソナリティーを務めるラジオ番組『SMAP POWER SPLASH』(bayfm 日曜19時)の冒頭で解散について初めて言及しました。
まず香取さんが冒頭で、弱々しく沈んだ声で言葉を絞りだすように、「皆さんこんばんは。SMAPの香取慎吾です。SMAPは解散いたします。SMAPを応援してくださったたくさんの方々に心より感謝申し上げます。そして突然のお知らせとなりましたことを深くお詫び申し上げます」と、解散を報告するとともに謝罪。
一方の草彅さんも神妙に落ち着いた声で、「SMAPの草彅剛です。この度、僕たちSMAPは解散する道を選びました。いつも応援してくれたファンの皆さま、支えてくれた関係者の皆さま、グループ結成から28年間、本当に有難うございました。今後も精進して参りますので、引き続き温かく見守っていただけるとうれしく思います」と解散を報告していました。
2人がどのように報告するのかに注目が集まっていましたが、解散発表時に出したコメントとほぼ変わらない文言となっていました。
冒頭のコメント後には通常通り番組がスタートし、オープニングでは、番組開始20周年を記念して草彅さんが作詞作曲を手がけたオリジナルソング『シンツヨ Be on right!』を生演奏。
草彅さんは番組がスタートすると明るく切り替えていたのですが、香取さんはその後も沈んだ様子で、「2016年夏、いつまで暑いんでしょう」「(俳優の)桐谷健太くんと海行ってきました。どしゃぶりの中、海の家行ってきました」などと話す言葉は弱々しく、草彅さんが「へえ~、そう」「ほう~」と明るく相槌を入れるも、香取さんは終始テンションが低いままでした。
そんな香取さんは、20日深夜に生放送された『SmaSTATION!!』(テレビ朝日系)に出演したものの、SMAPの解散について言及することはなく、通常通り番組を進行していたのですが、ファンはいつもの香取さんと様子が違うと感じたようで、「冒頭、声も震えてた」「慎吾のクマ、充血した目、あぶら汗。。体調が心配。。」「目が笑ってない」「慎吾ちゃんの腫れぼったい目とむくんだ顔が辛さを物語ってた」などと、心配の声が上がっていました。
また、この日の放送には11年ぶりに少年隊の東山紀之さんがゲストとして登場し、11年前に東山さんがゲスト出演した際、香取さんはインフルエンザによって番組を欠席していたことからスマステでは初共演となり、2人の姿を見たファンからは、「東山さんと固く握手してたのが、泣けた」「東山先輩はとても優しい目で慎吾を見てた…」という声が上がっていました。
ちなみに、香取さんは番組が終了する間際に、東山さんに対して3度目の番組出演を依頼し、自身が1度インフルエンザで欠席していることから、「休みません」と誓っていました。
そして、今回の香取さんと草彅さんのコメントに対してネット上では、
- 剛くん、あまりに棒読みで、ちょっとあからさますぎて笑ってしまったよ。原稿だもんね…
- 慎吾の声、本当に辛そうでした…メンバーのせいにするのやめてください。元凶はジャニーズ事務所でしょ
- 理不尽に解散させられるSMAPを思うと心が痛い
- 5人旅の頃のSMAPに戻って欲しいな。メリーとジュリーは追放されるべき。
- なんとなく聴いたら、解散コメントの棒読み感すごくてビックリした。なんか、メンバーは解散したくなさそうだよねぇ……………やっぱ事務所が追い詰めたのかな
- メンバーは生の声で、事務所は紙ってないだろう。国民的アイドルがこうなった経過説明を含め事務所側は世間に向け記者会見すべき。管理者責務でもあると思うが。
などのコメントが寄せられています。
また、番組のオープニングで生演奏した草彅さんのオリジナルソング『シンツヨ Be on right!』の歌詞には、「いつのまにやら俺たち長くなる どこまで続くの 素敵な夢は wow wow wow 進んで止まって笑って また進む(また止まる)ゴールを決めずに2人で行こう どこまでも…」という言葉、さらに「理屈や矛盾に押し潰される だけど 耳をすませば」といった言葉が含まれているため、「今日の一曲目がこれなのは、絶対ファンの皆のためだと思う」「しんつよBe on right 歌ってくれた事が、ファンに歌ってくれた事の意味。深く深く受け止めた」などの声も上がっています。
21日の放送では『シンツヨ Be on right!』の他に、SMAPの『I Wanna Be Your Man』、3曲目にはブラック・アイド・ピーズの『I gotta Felling』が流れたのですが、ブラック・アイド・ピーズの来日公演に2人はプライベートで見に行き、アンコールの際にメンバーに誘われ、飛び入りでステージに登場した時の思い出を楽しそうに語り合っており、ファンからは「いま2人のトークを聞くと、涙が止まらない」「いつもよりも2人の仲の良さが心にしみる」「このラジオを聞いてる瞬間だけ解散を忘れられる…」という声も上がっており、今回このような騒動になってしまったものの、二人の友情は今後も変わらないと改めて感じた方が多かったようです。
<ファンから「しんつよ」の愛称で親しまれている香取慎吾さんと草彅剛さん>
5人それぞれが解散について言及をしたわけですが、木村拓哉さん以外の4人は、ただ原稿を読まされただけのような感じだったため、これでは納得がいかない、これだけで終わってほしくないという声が多く上がっていますね。
現時点では5人で会見を行う予定も無いため、このまま年末を迎えて解散という最悪の終わり方になってしまう可能性もあるのですが、解散前にそれぞれの言葉で思いを伝える場が設けられることを願うばかりです。