SMAPが年内の活動をもって解散し、来年1月からはそれぞれがソロ活動をスタートするとみられているものの、香取慎吾さん(39)が来年9月にジャニーズ事務所を退所し、芸能界を引退すると5日付の『東京スポーツ』(東スポ)が一面で報じ話題になったのですが、11日発売の週刊誌『フライデー』によると、香取さんはこの引退報道を笑い飛ばしていたといいます。
東スポが報じていた記事によれば、香取さんが芸能界引退を決意した原因は“裏切り者”と非難されている木村拓哉さんに対する嫌悪感だそうで、木村さんが裏切ったことによってSMAPは独立に失敗、最終的には解散となり、香取さんは木村さんの裏切りに完全に気持ちは切れてしまっているそうで、周囲にも芸能界引退の意向を伝えているとのことでした。
そして、今回『フライデー』が報じている記事によると、1997～2008年にかけて放送されていた冠番組『天声慎吾』(日本テレビ系)のスタッフと出演者は現在でも仲が良く、誰かが結婚したなどの理由を付けては集まって飲むような関係にあるといい、SMAP解散騒動が表面化した際にも、香取さんと共演していたキャイ～ンの天野ひろゆきさんが音頭を取り、「慎吾ちゃんを励ます会」をやろうという話になったそうなのですが、制作会社のスタッフによると、香取さん側から「精神的に不安定で、誰かと会える状態じゃない」と断られてしまったといいます。
さらにこのスタッフは、香取さんの現在の様子については「最近の香取はお酒の量が増えている。昔の人間関係を断ち切ろうとしている。」と話していたとのこと。
大手広告代理店に務めテレビ局を担当している人物によると、今年9月に契約更新が行われたものの、ジャニーズ事務所からの独立を切り出したメンバーがいたようで、「事務所内独立のような形にするのか、上納金を納める形にするのか、話し合われたみたいです。どうして我々の耳にこんな話が入って来たかというと、メンバーから『新規のCMは受けないで』という要望があったようで……独立に備えて、SMAPのイメージを消したいということでしょう」と明かしています。
また、香取さんは10月に入ってから、非公式ではあるものの代理店側に「アメリカに行きたい」という要望を伝えていたそうなのですが、これはSMAPの元チーフマネージャー・飯島三智さんが関係しているようです。
飯島さんは、香取さんの才能が世界にも通用スケール感を持っていると思っていたようで、ハリウッドにコネをつけたり、英語の勉強のために個人教師をつけようとしたこともあったそうで、そうした記憶がアメリカに行きたいという気持ちにさせたのではないかとしているのですが、もしアメリカに渡ってもハリウッドに進出するというわけでもなく、「遠く日本から離れた場所で、趣味の絵を描いて過ごしたい」と考えているとのこと。
しかし、芸能プロダクション幹部によると、香取さんの活力が失われているのは事実であるものの「最悪の時期は脱した」様子で、香取さんは芸能界引退報道を笑い飛ばしていたといい、「いつでも辞めてやるとタンカを切っていた彼が、SMAPのことを考えている。解散を回避できれば、香取がアメリカに行くなんてことは起こり得ないのです」と語り、記事では今年の『NHK紅白歌合戦』への出演も親しい人たちには相談しているとのことです。
そして、このような記事が出る2日前の9日夜には、SMAPが応援隊を務めていた『日本財団パラリンピックサポートセンター』(通称：パラサポ)の公式ツイッターが、香取さんがパラサポのキャッチフレーズ「i enjoy！」をテーマに描いて寄贈した壁画のメイキング映像を初上映すること、実物大のレプリカを展示することを発表し、SMAPファンからは喜びの声が上がっています。
ちなみに、22日に国立代々木競技場第一体育館で開催されるこのイベントは、入場無料ということもあってすでにチケットは完売しています。
＜↓の画像が、パラサポに寄贈された壁画の写真＞
これまで香取さんに関する話はネガティブなものばかりで、前向きな話についてはほとんど書かれていなかったのですが、今回の『フライデー』の記事では香取さんが最悪の時期から脱したという話が出ており、芸能間引退についても笑い飛ばしていたとのことなので少し安心しました。
解散が回避できなかった場合、香取さんはアメリカに渡ろうという考えのようで、恐らくジャニーズ事務所はそうしたことを認めないと思うのですが、最後まで何が起こるかは分からないですし、活動継続を望む声が多く上がっていることから、引き続き展開に注目したいですね。