地上波ドラマへの出演を熱望していた『新しい地図』の香取慎吾さん(かとり・しんご 43歳)が、2022年放送予定のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』への出演内定情報を18日発売の週刊誌『週刊女性』が報じています。
香取慎吾さんは『SMAP』が解散後の2017年9月に、稲垣吾郎さん(46)、草彅剛さん(46)と共にジャニーズ事務所を退所し、その後地上波のレギュラー番組『SmaSTATION!!』(テレビ朝日系)、『おじゃMAP!!』(フジテレビ系)が終了しました。
退所前までは、年1本ぐらいのペースで地上波のドラマにも出演していましたが、各テレビ局がジャニーズ事務所に忖度したのか、ドラマに起用されることは無くなり、香取慎吾さんは現在まで一度も地上波のドラマには出演しておらず、俳優活動は舞台や映画がメインとなっています。
一方で稲垣吾郎さんは、今年3月にNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『スカーレット』に出演、草彅剛さんは2021年放送のNHK大河ドラマ『青天を衝け』への出演が決定し、2017年1月期放送の主演ドラマ『嘘の戦争』(フジテレビ系)以来4年ぶりに、地上波ドラマ復帰を果たすことが決定しています。
香取慎吾さんも地上波ではありませんが、9月18日から配信がスタートするドラマ『誰かが、見ている』(Amazonプライム・ビデオ)で主演し、三谷幸喜さんと久しぶりにタッグを組むことで注目を集めており、このドラマには稲垣吾郎さんも出演することが発表されています。
そうした中で、『週刊女性』の記事ではNHK関係者が、「2022年放送の『鎌倉殿の13人』に香取さんが出演することがほぼ決まっているそうです。脚本を担当する三谷幸喜さんと香取さんは、2004年放送の大河ドラマ『新選組!』でタッグを組んで以来、公私にわたっての仲。(中略)香取さんの俳優としての才能を買っている三谷さん側からの熱烈なオファーで決まったと聞いています」
と語っています。
スポーツ紙記者は、「稲垣吾郎さんは今年3月に朝ドラ『スカーレット』に出演。草彅さんも大河の出演が決まるなど、新しい地図とNHKの関係は良好なように見えます」とし、そうした関係もあって『鎌倉殿の13人』への出演がほぼ決まった状態にあるようです。
そして、『週刊女性』は真相を確かめるため、香取慎吾さんの所属事務所『CULEN(カレン)』に『鎌倉殿の13人』への出演について話を聞いたところ、「現段階では、そのようなお話はいただいておりません」と回答したとしています。
前出のNHK関係者は、「香取さんはABEMAの番組でも『呼んでいただけるなら、(テレビ番組に)行きたいです』と答えていたぐらいなので、オファーをもらって断るとは考えにくい。彼の実績や三谷さんとの関係性を考えたら、重要な役どころになると思いますよ」
と語っています。
現時点では、『鎌倉殿の13人』への出演内定話は『週刊女性』のみが報じていることなので、信ぴょう性が高い情報とは言い切れないですが、香取慎吾さんと三谷幸喜さん、NHKとの関係などを考慮すると、出演する可能性は十分あるのではと思います。
香取慎吾さんは2日放送のバラエティ番組『7.2 新しい別の窓』(略称:ななにー ABEMA 毎月第1日曜15時)で、ジャニーズ事務所を退所後のメリット、デメリットをゲストの中山秀征さんに聞かれた際に、退所してから約3年が経ち、ステイホーム期間中に様々なテレビ番組を観る中で、「あれ、本当にテレビに出れないんだな」と改めて感じたとし、「呼んでいただけるなら行きたいですし、もう一度本当に頑張ろうと思っている」と語っていました。
これに草彅剛さんも同調し、「テレビに出たいですよね」との思いを明かしており、『青天を衝け』への出演が決定した際には、香取慎吾さんと共に大喜びしたとのことでした。
そして、香取慎吾さんの出演内定が報じられた『鎌倉殿の13人』は、三谷幸喜さんが脚本と原案を手掛け、平安時代末期から鎌倉時代初期を舞台とし、北条義時を主人公として描いた作品となっており、主演には小栗旬さんが起用されています。
香取慎吾さんと小栗旬さんは、三谷幸喜さんが手掛けた映画『ギャラクシー街道』(2015年)のほか、『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』(2012年)などで共演しており、『鎌倉殿の13人』で久しぶりの共演が実現するのかどうか注目ですね。