7人組グループ『関ジャニ∞』の新冠番組『ペコジャニ∞!』(TBS系 月曜22時)が10月末からスタートするなど、ジャニーズ事務所は数年前から関ジャニ∞を猛プッシュしており、メンバー全員が出演するレギュラー番組は4本にまで増やしているのですが、視聴率が伸びずに厳しい状況が続いているようです。
関ジャニ∞が現在レギュラー出演する番組は『ペコジャニ∞!』のほか、『関ジャニ∞のジャニ勉』(関西テレビ 水曜24時25分)、『関ジャニ∞クロニクル』(フジテレビ系 土曜13時30分)、『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系 日曜23時10分)の4本で、この他にも森永製菓の「ハイチュウ」や「チョコモナカジャンボ」といったCMにも出演しています。
<10月30日からスタートした関ジャニ∞の冠番組『ペコジャニ∞!』>
これに加えて、メンバーそれぞれがレギュラー番組を持っており、現在テレビで関ジャニ∞のメンバーを見ない日は無い、と言っても過言ではないほどの露出量となっています。
そんな関ジャニ∞の冠番組『ペコジャニ∞!』が10月30日からスタートし、同番組は老若男女誰もが好きな人気メニューから毎週テーマを設定し、「芸能界グルメ四天王」、「芸能界新グルメスター」、関ジャニ∞のメンバー2人と専門家の3組が、それぞれ日本一美味しいと思う一品をプレゼンし、それに対して「ペコラー」と称するパネリストたちが投票を行い、最も多い票を取ったペコラーたちだけが試食できるという内容です。
<↓の画像は、『ペコジャニ∞!』の写真>
「芸能界グルメ四天王」としては、“マチャアキ”こと堺正章さんのほか、グルメ番組に多く出演しているホンジャマカの石塚英彦さん、ダチョウ倶楽部の寺門ジモンさん、アンジャッシュ・渡部建さんが出演しています。
『ペコジャニ∞!』の内容については、1997年4月~2006年9月まで放送の『どっちの料理ショー』シリーズ(日本テレビ系)と内容が似ており、番組の放送がスタートするとネット上ではそれを指摘する声が相次いでいたのですが、『ペコジャニ∞!』の制作協力として名を連ねている番組制作プロダクション『ハウフルス』は、『どっちの料理ショー』を手掛けていた会社ということから、番組内容が似通ったものになったとみられています。
<↓の画像は、『どっちの料理ショー』出演の関口宏さん&三宅裕司さんの写真>
ちなみに、この会社は堺正章さんが出演していた『チューボーですよ!』(TBS系)のほか、『ガチンコ!』(同)、『秘密のケンミンSHOW』(日本テレビ系)、『ボキャブラ天国』(フジテレビ系)、『出没!アド街ック天国』(テレビ東京系)など、数多くの人気テレビ番組の制作に携わっています。
しかし、『どっちの料理ショー』のパクリと指摘されてしまった『ペコジャニ∞!』の初回平均視聴率は5.0%と大コケ。
『ペコジャニ∞』の前に同日20時台から放送の2時間サスペンス『月曜名作劇場 ~内田康夫サスペンス 新・浅見光彦シリーズ 漂泊の楽人~』は、倍近い平均視聴率9.0%を記録していました。
一方、『ペコジャニ∞!』の裏で放送されていた『人生が変わる1分間の深イイ話×しゃべくり007 合体SP』(日本テレビ系)は、今話題のお笑いコンビ『にゃんこスター』のほか、天海祐希さんらがゲストで登場し、平均視聴率は14.7%を記録しており、裏番組に約3倍の差を付けられています。
『ペコジャニ∞!』は初回以降も視聴率が伸びず、11月6日の2回目の放送は平均視聴率4.5%、同13日の3回目は5.1%、同20日の4回目は4.8%と低迷を続けています。
平均視聴率が4~5%台というのは、ゴールデン・プライム帯(19~23時)の番組としては打ち切りラインの数字だと言われており、すでに年内打ち切り終了が決定と言われる裏番組『ちょっとザワつくイメージ調査 もしかしてズレてる?』(フジテレビ系 月曜22時)とほぼ変わらない数字です。
<打ち切り報道があった『ちょっとザワつくイメージ調査 もしかしてズレてる?』>
昨年をもって終了した『SMAP×SMAP』の後番組としてスタートした『もしズレ』は、初回平均視聴率が6.7%、2回目が5.8%、3回目が4.8%、4回目が5.1%、5回目が3.9%といった推移をしており、『ペコジャニ∞!』と同じような数字でした。
もし今後3%台にまで落ち込むようだとテコ入れを行い、それでも改善しないようであれば打ち切りはほぼ確定とみられます。
また、司会者として活躍中の関ジャニ∞・村上信五さんと女優・黒木瞳さんが司会を務める音楽バラエティ番組『今夜、誕生!音楽チャンプ』(テレビ朝日系 日曜21時58分)は、10月8日からレギュラー放送がスタートしたのですが、初回平均視聴率4.4%というコケっぷりで、2回目の放送となった11月19日放送分も6.3%と厳しい数字となっています。
<↓の画像は、村上信五さん&黒木瞳さん司会の『今夜、誕生!音楽チャンプ』>
この想定外のコケっぷりに、関ジャニ∞などのマネージメントを手掛けている藤島ジュリー景子副社長もさぞガッカリしているのではないかとみられていますが、嵐の人気が落ち着いてきたと言われる中、今後のさらなる躍進が期待されているのは関ジャニ∞、Hey! Say! JUMPといったグループで、恐らくですが今後もソロ、グループの仕事は増えていくのではないかと思います。
現時点では視聴率が取れず厳しい状況にありますが、これから事務所の期待にどこまで応えていけるのか注目ですね。