TOKIOのボーカル&ギター・長瀬智也さんが、2020年春以降にジャニーズ事務所を退所する可能性があると27日発売の週刊誌『週刊文春』が報じているほか、同様の内容を“ジャニーズ御用雑誌”とも言われる『女性セブン』も報じたことで、事務所退所の現実味が帯びてきています。
『女性セブン』によれば、長瀬智也さんは最近「俺は、いつになるんだ…」「俺も続きたい…」などと親しい人にこぼしているといい、音楽活動が出来ない状態に不満を募らせ、我慢の限界が近付いている様子だと長瀬さんの知人が証言しています。
長瀬智也さんのジャニーズ事務所退所説は何度も浮上しており、それらがデマだと言い切れないのは、「長瀬さんが苦しんでいるのが事実だから」だと同知人は明かし、2018年5月に不祥事で山口達也さんが脱退してから音楽活動休止状態が続き、「ファンの前で歌い続けるためには退所するしかないのではないか」とまで考える状態になっているようです。
また、テレビ局関係者は長瀬智也さんの今後について、「俳優としての評価も高く、いまもドラマや映画に関しては数多のオファーがあります。来春にもかなり話題になりそうな連ドラの主演も確定している。ただ本人はそれ以降のドラマの仕事は断りたいという意思も見せています。ドラマも好きだけれど、音楽の仕事をやらせてもらえないなら、それなりの覚悟があるということでしょう。来年の4月には、何らかの動きがあるかもしれません」
と語っています。
現時点では長瀬智也さんの退所が決まったわけではなく、退所の意向を示しているというだけのようで、もし今後TOKIOの音楽活動再開となれば状況は変わるとも伝えています。
これらの報道を受けてネット上では、もし長瀬智也さんがジャニーズ事務所を退所した場合、TOKIOは解散してしまうのではないか、メンバーが出演する人気番組『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系 日曜19時)だけは続けてほしいといった声も上がっているのですが、ニュースサイト『日刊サイゾー』は、番組出演者が今後リニューアルされる可能性があると伝えています。
<↓の画像は、TOKIOのメンバー写真>
『ザ!鉄腕!DASH!!』は、2018年に山口達也さんがTOKIOを脱退、ジャニーズ事務所を退所後、ジャニーズタレントがゲスト出演する機会が増えており、最近ではSixTONESの森本慎太郎さんが出演しました。
これについてテレビ局関係者は、「今年の11月で50歳になる城島さんは、野外での過酷なロケもそろそろキツくなってくるころ。TOKIOの他のメンバーも含めて、高齢化が深刻化していて、今の番組の方向性は難しいと言われ始めています。そういう意味では、森本さんへの“継承式”は結構ガチなんじゃないかと思います。今後はどんどんジャニーズの若手にロケをさせようという流れになっていくのではないでしょうか」
と語っています。
<↓の画像は、『ザ!鉄腕!DASH!!』に出演したSixTONES・森本慎太郎さんの写真>
山口達也さんの穴埋めという形で、以前よりも人気が高いゲストや、ジャニーズが売り出したい若手の出演も可能となったといい、「『ザ!鉄腕!DASH!!』のような息の長い人気番組に出演することの宣伝効果はかなり大きいですからね。山口さんの枠をジャニーズ事務所が“宣伝枠”として、活用しているわけです」
との裏事情を明かしています。
そして、今後さらにTOKIO以外のタレントが出演する機会が増えていくとみられるそうで、ジャニーズ事務所は「TOKIOの番組から、ジャニーズ全体の番組へとシフトさせたい」との考えがあるのではないかといい、「このまま徐々にTOKIOの出演機会を減らして、SixTONESやSnow Manなどの若手の出演頻度を高めていって、ゆくゆくはジャニーズの若手がロケをする番組にしていきたいという思惑があるのではないでしょうか」
と憶測しています。
確かに、TOKIOのメンバーも全員が40代になり、体力が必要な企画を行うことも徐々に難しくなってきていることから、そろそろ世代交代が必要なのかもしれません。
しかし、『ザ!鉄腕!DASH!!』は様々な企画はもちろんのこと、TOKIOだからこそ25年にもわたって続いてきた番組なので、TOKIOのメンバーを完全に外して若手ジャニーズタレントの番組に変わってしまった場合には、視聴率に大きな影響を及ぼすのではないかと思います。
『ザ!鉄腕!DASH!!』は、TOKIOが人間の限界に挑戦する新タイプのバラエティ番組として、1995年11月から木曜23時台の深夜番組としてスタートし、放送開始から2年半後の1998年4月に日曜19時台のゴールデン帯(19~22時)に昇格しました。
ゴールデン昇格からしばらく視聴率が低迷していたものの、2000年6月からスタートした日本地図に「DASH」の文字を載せることを目的に始動した企画「DASH村」などがヒットし、2000年以降は平均視聴率が15%以上で推移し、20%超えも記録することもありました。
ですが、様々な企画で活躍していた山口達也さんの脱退によって、以前に比べて番組の魅力的な部分が減ってしまったのは否めず、山口さん脱退後の平均視聴率はほぼ12~15%台で推移し、15%超えの回数も減ってきています。
もし長瀬智也さんもTOKIO脱退となれば、3人だけで各企画を継続するのはより難しくなることから、助っ人として後輩たちをゲスト出演させるのはいいとは思いますが、TOKIOが出演しなくなると『ザ!鉄腕!DASH!!』では無くなってしまうので、出演者の交代については慎重に判断してほしいですね。