『関ジャニ∞』の元メンバーで、ソロデビューを果たした錦戸亮さん(にしきど・りょう 35歳)が、独立後初めて雑誌『GQ JAPAN』の最新号で表紙・巻頭インタビューを飾り、ジャニーズ事務所からの退所を決意した理由、独立に至った経緯などについて赤裸々告白しているとして、関ジャニ∞ファン等の間で反響を呼んでいるようです。
錦戸亮さんは昨年9月3日に、関ジャニ∞のドームツアー終了をもってグループから脱退したことが電撃発表され、同月末をもってジャニーズ事務所からも退所となりましたが、10月1日に日付がタイミングで公式サイトをオープン、さらにファンクラブの開設、個人レーベルからのソロアルバム発売、ソロツアー開催も発表するという異例のスピードで大きな注目を集めました。
12月には、公私ともに親交が深い『KAT-TUN』の元メンバー・赤西仁さんとタッグを組み、共同プロジェクト『N/A』を始動させることを発表し、新型コロナウイルスの影響で5月に予定していたハワイでのコンサートは中止となりましたが、夏にはアルバムを発売予定としています。
このようにソロデビューして以降、次から次へと新たな活動を行っている錦戸亮さんは今回『GQ JAPAN』の表紙を飾り、その中のインタビュー記事の冒頭では、「自分がああなりたい。こうありたいという思いがあっても、アイドルということばにひと括りにされ、肩書でジャッジされやすい状況がずっとあって、いつ頃からか、それがもどかしくもありました。アイドルがイヤだったということでは無いんやけど、動かん限りはそこに留まっていることになるんだな」
と、ジャニーズ事務所時代には小さな葛藤を抱いていたことを告白しています。
続けて、2018年末をもって関ジャニ∞のメインボーカルだった渋谷すばるさんが脱退したことにより、心のザワつきがより大きくなっていったとし、「グループは1人欠ければ、どうしてもバランスが変わってきます。特にツインボーカルの、僕の片割れがどこかに行ってしまう……。どうにかせんと、引っ張って頑張るしかないやん!と思った。けど、頑張り過ぎたんだと思う。それぞれが、同じ方向を向いているのか分からへんし、どこまでを目指してるかも掴めんままやった。皆、一生懸命やし、それはあくまで僕の感じ方の問題だったんやろうけど、熱量とか温度にみんなとのズレを感ずるようになっていったんですね。小さなズレとかでも、許されん範囲になっていく状況になるとキツくなる。僕自身、どんどんしんどくなってしまって」
と打ち明けています。
<↓の画像は、渋谷すばるさんと錦戸亮さんの写真>
こう語った上で、「(創作に対しては)熱い人間なんやと思う。そうしているうちに、あ、違うかも、と決定的に感じることがあって……。だったら1人で頑張って、可能性があるならそこに挑戦したい。フルでアクセル踏み込みたい!って思ったんです。心に嘘がつけん。下手なんですよ、小器用に立ち回れんのやね。正直に生きたいんです」
と、関ジャニ∞からの脱退とジャニーズ事務所退所を決意した理由、経緯を説明しています。
<↓の画像は、錦戸亮さん脱退前の関ジャニ∞メンバーとの写真>
こうした決意を固めた一方で、22年にわたって所属していたジャニーズ事務所から独立し、ソロで活動していくことに対しては当然不安もあったそうなのですが、その不安の原因は「自己保身」なのではないかと考え、独立するなら今にしかないと思ったそうで、独立にあたっては不安よりも今後の期待、ワクワクする気持ちの方が大きかったと語っています。
錦戸亮さんはこのように関ジャニ∞脱退、ジャニーズ事務所退所の裏側、心境について告白しており、関ジャニ∞の他のメンバーとの間で考え方や方向性などにズレがあったことなどが明らかになりました。
そして、このインタビュー内容に対して関ジャニ∞のファンからは、
- やっと亮ちゃんの脱退を受け入れられた。本音を聞けて良かった
- 亮ちゃんの言葉はぜーんぶ、一文字残らず腑に落ちた。
- こうだろうなぁと思っていたことが全てだった。亮ちゃんが別々になる時、関ジャニ∞も亮ちゃんもこの事を明言しなかったのには色んな感情があったんだろうけど、それでも今教えてもらえて嬉しい感情が勝ってる。
- 悩んで迷って葛藤して今がある。何よりも大切してきたグループだったもんね。
すばるがいなくなって矢面に立っていろんなこと言われて。それでも守ろうとし続けてくれたこと絶対に忘れないよ。
もちろん辛かったのは亮ちゃんだけじゃないのはわかってる。でもGQ読んで納得しかない。ついてくしかない。 - あの時も、この時も、全ての時が「その時の素直で全力の錦戸亮」であって「何ひとつ嘘偽りはなかった」んだな。あと「あぁやっぱりそうだったんだね」って思った。
- 胸がぐっと締め付けられる想いに、、亮ちゃん頑張ったね、うん。そうだろうなーと思ってた事をしっかり言葉にしてくれて、うんうんって思った
仁くんも言ってたけど色んな垣根を越えてみんなが楽しめる世界になりますように。 - そっかぁ……となってしまって。すばるさんが居たらとか考えてしまうし……タラレバの話しても仕方ないんだけどね。
- 決定的に感じることがあったって言葉にされちゃうと、6人も良いと思って見ていた身としては寂しいしチクッと針で刺されたみたい。
- これから先関ジャニ∞と錦戸亮を応援して行けるか不安になってきた。6人の関ジャニ∞のファンになったからGQの内容がしんどすぎる。
丸ちゃんのファンでもあるけど、あくまで亮ちゃんと一緒にいる丸ちゃんが好きやったんかなとか思えてきた。どうすれば、辛くなくなるんだろう。 - 決定的なものがあったのだと、いざ文字にされるとやっぱ辛いなぁ。同じ気持ちで居続けることが難しいのは分かってるけど、それでもどうにかならなかったのかなとか考えてしまう。今もそれぞれ好きだから尚更…。
などの声が上がっています。
錦戸亮さんが関ジャニ∞脱退、ジャニーズ事務所からの退所を決意した背景について、渋谷すばるさんの脱退が大きく関係しているとの話は、いち早く錦戸さんの退所を報じた週刊誌『週刊文春』が昨年3月時点で伝えており、渋谷さんがグループを離れた後に6人で今後について話し合いを重ねる中で、錦戸さんだけは「関ジャニ∞の“解散”を強く主張した」と知人が証言しており、「1人でも欠けるなら関ジャニ∞の活動も終えるべきだ」と主張していたとのことです。
しかし、他のメンバーたちはグループ解散には否定的で、一方の錦戸亮さんは自身の信念を曲げること無く解散を主張し続けていたため、一部のメンバーは「もうアイツとはやってられへん」と漏らしているとしていました。
この報道時点では、錦戸亮さんの関ジャニ∞脱退を報じていたのが週刊文春のみだったことや、錦戸さんが渋谷すばるさんに対して「これからの関ジャニは僕が引っ張って行く」とのメッセージを送っていたことから、ファンからは週刊文春の報道は信じないといった声が上がっていました。
今回のインタビュー記事では、実際に錦戸亮さんと他のメンバーとの間で考え方にズレが生じ辛くなっていたことが明らかにされており、「あ、違うかも、と決定的に感じることがあった」とも語っていることで、ファンからは色々と納得したという声も多く上がっています。
一方で、関ジャニ∞メンバーは仲が良いグループだったことから、錦戸亮さんの告白に対してショックを受けたという声や批判的な声も上がるなどしており、関ジャニ∞ファンの間でも意見が分かれている様子なのですが、錦戸さんはかなりのぶっちゃけ発言をしているため、複雑な気持ちになるのも当然かと思います。
錦戸亮さん自身も関ジャニ∞脱退の理由、経緯を赤裸々告白するにあたっては、色々と考えを張り巡らせたのではないかと思いますが、「心に嘘がつけん。下手なんですよ、小器用に立ち回れんのやね。正直に生きたいんです」とインタビューでも語っているように、正直な気持ちをファンに伝えたかったということなのかもしれないですね。
そんな錦戸亮さんは今後について音楽活動だけでなく、役者としても活動していきたいとの思いを明かしており、ジャニーズ時代には挑戦できなかった作品にも出演していきたいといい、いくつかのオファーは貰っているそうですが、独立後の1発目に出演するのはどういう作品がいいのかなど、出方を考えていきたいと語っています。
今後の活動がどうなるかは錦戸亮さん次第で、大きなバックアップはもう無いことから下手すれば消えてしまう恐れもありますが、現在の活動をサポートしてくれているスタッフや仲間たち、ファン等を大事にしながら、今後さらに飛躍できるよう引き続き奮闘していってほしいですね。