しばらく大コケが続いていたフジテレビ系のドラマに回復の兆しが見えており、7月期放送の沢村一樹さん主演『絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜』は、全話の期間平均視聴率が10.6%を記録し、月9枠では『コード・ブルー3』以来1年ぶりの2ケタ獲得となりました。
<↓の画像は、『絶対零度3』の写真>
また、山崎賢人さん主演の韓国ドラマのリメイク作『グッド・ドクター』は、全和の期間平均視聴率が11.2%で、木曜劇場枠では2014年10月期放送の『ディア・シスター』以来の2ケタとなっていました。
一方で吉岡里帆さん主演の『健康で文化的な最低限度の生活』(火曜21時)は、全話の期間平均視聴率が5.8%と大コケし、こちらは今期民放のゴールデン・プライム帯(19~23時)のドラマ中のワースト記録でした。
今期民放で放送された連ドラで2ケタを記録したのは4本だったため、その内の半分がフジテレビのドラマというのは快挙で、これから再びフジテレビが勢いに乗っていくのではないかという声もあります。
<↓の画像は、『グッド・ドクター』の写真>
そうした中で、ニュースサイト『サイゾーウーマン』はフジテレビが今後、医療ドラマを連発するのではないかと言われていることを伝えています。
これまでヒットドラマの法則は、「ジャニーズ主演」と「医療・刑事モノ」だったそうなのですが、ここ数年は2ケタを取ることも珍しいと言う低迷が続き、ワースト記録更新といったことが毎期発生しているような状態でした。
しかし、ここにきてフジテレビのドラマもついに、下げ止まりが見えてきたのではないかと囁かれ始めているようです。
フジテレビの月9は2013年ごろから大コケを頻発させるようになり、頼みの綱はかつて高視聴率を記録した人気シリーズで、昨年全話平均が14.6%と高い数字を記録した山下智久さん主演『コード・ブルー3』は、2010年1月期放送のシーズン2から約7年半ぶりに製作したものでした。
<↓の画像は、山下智久さん主演『コード・ブルー3』の写真>
また、今期放送の『絶対零度』も2011年7月期以来7年ぶりとなっており、主人公が突如として上戸彩さんから沢村一樹さんに交代したものの、沢村さんの演技などに助けられてギリギリ2ケタを記録しました。
これに加えてフジテレビは、比較的数字が取りやすいとされる医療ドラマに手を伸ばし、韓国やアメリカで大ヒットしている『グッド・ドクター』の日本版を製作、これが見事に当たって『絶対零度』を超える数字と獲得しています。
フジテレビは『グッド・ドクター』の成功をきっかけに、今後も医療ドラマを定期的に制作しようかと考えているようです。
テレビ局関係者は、「来年1月期の月9も、主役探しにやや手こずっていたようですが、現状では『原作ありの医療ドラマ』で企画が進んでいるようで、関ジャニ∞・錦戸亮が主演を買って出たそうです。『コード・ブルー』以来となる『ジャニーズ×医療モノ』が実現するようだと、社内の期待も高まっているそうですよ」
と語っています。
錦戸亮さんの月9主演話は8月にも報じられており、相手役のヒロインとして新木優子さんの名前が挙がっているとのことでした。
新木優子さんは『コード・ブルー3』にも新キャストとしてレギュラー出演していました。
果たして、本当に錦戸亮さんが出演する月9ドラマが医療ドラマになるのか、現時点で有力な情報が無いため真偽のほどは定かではないのですが、錦戸さんは2005年、2007年放送の沢尻エリカさん主演ドラマ『1リットルの涙』(フジテレビ系)で神経内科医を演じており、それ以来医師役を演じていないようなので、どういった演技を披露するのか注目です。
<↓の画像は、『1リットルの涙』で医師役を演じた錦戸亮さんの写真>
またどれほどの数字を獲得できるかに注目したいと思いますが、医療ドラマだからといって簡単に数字が取れるわけでもなく、2016年1月期放送のTOKIO・長瀬智也さん主演『フラジャイル』(水曜22時)は、全話の期間平均が9.8%と2ケタに届きませんでした。
結局は脚本・演出次第で、微妙な結果に終わることもありますが、今年も色々と女性スキャンダルがあった錦戸亮さんを主演に据えて、果たしてどういった結果になるのか注目したいですね。