SMAPの中居正広さん(43)がMCを務め、“金スマ”の愛称で知られるバラエティ番組『中居正広の金曜日のスマたちへ』(TBS系)が、12日放送分から『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』に番組名を変更することが明らかとなりました。
これはTBSの番組宣伝部がニュースサイト『ORICON STYLE』の取材に対して明かしたもので、このタイミングで番組名を変更する理由について「放送15年、600回を迎えるにあたり、視聴者の皆様も番組出演者・スタッフ一同も笑顔があふれる番組に…という想いを込めて番組タイトルを変更致しました」と説明したといい、企画内容に関しては「今でどおりで変更ございません」としているとのことです。
<↓の画像は、番組タイトルが変更されているTBSの公式サイトの一部>
(12日18時の時点では番組公式サイトのロゴは以前のまま)
『中居正広の金曜日のスマたちへ』というタイトルは、1983~85年に同局で放送され大ヒットしたドラマ『金曜日の妻たちへ』(通称:金妻)をもじったもので、「スマ」という部分はSMAPの意味も込められていたと思われており、2月8日頃に公式サイトの一部や、12日放送回を紹介するテレビガイドのサイトなどで番組名が何の説明も無く変更されていたことが判明し、ネット上では、SMAPの解散騒動かベッキーさん(31)の不倫騒動が原因なのではないかという説などが囁かれていました。
まずベッキーさんの不倫騒動が原因なのではないかという説についてですが、金妻は不倫を題材にした不倫ドラマとして大ヒットしたことで有名で、レギュラーメンバーのベッキーさんの不倫騒動が大きな話題になってしまい、番組にこれ以上悪いイメージが付いてしまうことを懸念して変更されたというものです。
もう一つのSMAPの解散騒動に関する説ですが、日本を揺るがしたSMAPの分裂・解散騒動で中居さんは、SMAPの育ての親と言われている元チーフマネージャー・飯島三智さんとともに、ジャニーズ事務所からの独立を積極的に進めていたと言われており、一連の騒動は一旦収まったものの、今年9月に事務所との契約が切れた際に独立をするのではないかという噂もあることから、もし独立してSMAPが解散となったとしても、番組名を変更せずに済むように変更されたのではないかというものです。
このような説が囁かれていたものの、TBSは「放送15年、600回を迎えるにあたり、視聴者の皆様も番組出演者・スタッフ一同も笑顔があふれる番組に…」と説明し、あまりにも中途半端なタイミングで番組タイトルを変更した真相は明らかにされていないわけですが、ニュースサイト『リテラ』によると、中居さんが番組から降板するようなことはないとのこと。
TBSのワイドショー担当スタッフに取材を行ったところ、金スマのプロデューサーで、同局の音楽・バラエティ制作のトップでもある阿部龍二郎制作部長(51)の鶴の一声で、中居さんが番組に出演し続けることが決定したそうで、阿部さんは「うちはこれから何があっても中居を切らない、守っていく」と宣言し、番組タイトルを変更した真相は、「中居がジャニーズを追われても番組をおろしたりしない、その決意の表れということらしい」とのこと。
阿部部長は金スマだけでなく、中居さんがかつてレギュラーを務めていた『うたばん』を立ち上げたプロデューサーで、その他に『火曜曲』や『UTAGE』、『Momm!』など、これまでに中居さんが司会を務めた多くの番組に関わっており、さらに稲垣吾郎さんがレギュラー出演していた『吾郎の細道』、『Goro’s Bar』、『ゴロウ・デラックス』など、中居さんだけでなくSMAPが出演する番組を多数手掛けています。
また、2011年からスタートした生放送の音楽特番『音楽の日』も阿部さんが制作した番組で、同番組は中居さんが同局の安住紳一郎アナウンサーとともに司会を務めており、ジャニーズ事務所に所属するグループで同番組に出演したのは、Kis-My-Ft2やSexy Zoneと飯島さんが担当していたグループのみで、これまでに密接な関係を築いてきたとみられます。
この話が本当なのであれば、阿部部長がこのポジションにいる限り、中居さんの番組が急に終了となったりする可能性は低そうですが、今後ジャニーズ事務所を離れた場合にどのような圧力を掛けられるかは分からず、各局がジャニーズ側からの報復を恐れて独立組を番組に起用しない可能性も十分にあるため、現時点ではまだ安心することは出来ませんね。