『なにわ男子』の道枝駿佑さん(みちえだ・しゅんすけ 21歳)が主演のドラマ『マルス-ゼロの革命-』(テレビ朝日系 火曜21時)の視聴率が、“大コケ”などと揶揄されるほど低迷を続けており、この他に主演クラスで出演したドラマはいずれも微妙な数字だったことによって、“あらぬ疑い”をかけられそうだと『東京スポーツ』(東スポ)が報じています。
『マルス-ゼロの革命-』でゴールデン帯(19~22時)の連ドラ初主演となった道枝駿佑さんは、役作りで人生初という金髪姿を披露し、脚本は映画『クローズZERO』シリーズ、ドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系)などを手掛けた脚本家・武藤将吾さんのオリジナルで、放送前から注目を集めていました。
しかし、初回の平均世帯視聴率は5.7%、平均個人視聴率は3.2%、各テレビ局がいま重要視し、指標としているコア視聴率(13~49歳の個人視聴率)は2.2%という結果でした。
その後も第2話の平均世帯視聴率は4.5%、平均個人視聴率は2.5%、コア視聴率は1.6%、第3話は世帯3.4%、個人1.8%、第4話は世帯3.7%と低迷を続けており、見逃し配信サービス『TVer』のお気に入り登録者数も20日正午時点で65.6万人で、今期放送のドラマ全体で14位と苦戦しています。
そんな道枝駿佑さんが近年出演したドラマについて東スポは、「2022年4月期の『金田一少年の事件簿』(日本テレビ系)でシリーズ最低視聴率を記録。昨年10月期で主演・広瀬アリスの相手役を務めた『マイ・セカンド・アオハル』(TBS系)も数字的に惨敗に近い状態だった。」
と指摘しています。
その上で「道枝がドラマで主演、準主演と張れるのも、藤島ジュリー景子氏の“寵愛”が大きな要因と言われている」とし、「デビュー前から道枝はジュリーさんの大のお気に入りタレントで“ジュリニ”とも称された。だからこそ良いポジションでドラマも決まっていたと言われていた。ジュリーさんはすでに一連の騒動からすべて身を引くと宣言しているが、この先も道枝がドラマ界で重宝されるようであれば、ジュリーさんの“院政”を疑う声が出始めてもおかしくない」
と芸能関係者が語っているとしています。
実際のところどうなのかは定かではありませんが、旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)の前社長で代表取締役・藤島ジュリー景子さんは、デビュー前からなにわ男子を猛プッシュしており、その背景には事務所の運営にも関与し、次期社長候補と囁かれていた一人娘の存在があると週刊誌『週刊文春』などに報じられていました。
週刊文春は藤島ジュリー景子さんの長女について「なにわ男子の大ファン」で、特に道枝駿佑さんがお気に入りのメンバーとの情報を伝えていました。
元社長の長女も推していたという道枝駿佑さんは、なにわ男子結成前の2017年に沢尻エリカさん主演ドラマ『母になる』(日本テレビ系)でドラマデビューして以降、数多くのドラマや映画に出演し、2020年には『BG〜身辺警護人〜』(テレビ朝日系)で木村拓哉さん、2021年には『俺の家の話』(TBS系)で長瀬智也さんと共演、さらに『消えた初恋』(テレビ朝日系)では『Snow Man』の目黒蓮さんとW主演しました。
そして、2022年放送の『金田一少年の事件簿』でゴールデン・プライム帯(19~23時)の連ドラで初主演し、同年公開の『今夜、世界からこの恋が消えても』で映画初主演しました。
昨年は『マイ・セカンド・アオハル』で広瀬アリスさんの相手役を務めたほか、『24時間テレビ』(日本テレビ系)のスペシャルドラマ『虹色のチョーク 知的障がい者と歩んだ町工場のキセキ』で主演に起用されるなど、事務所から猛プッシュされています。
しかし、今期放送の『マルス-ゼロの革命-』は、同枠で昨年10月期放送のTOKIO・松岡昌宏さん主演『家政夫のミタゾノ 第6シリーズ』と比較すると、視聴率はおよそ半分しか取れておらず、打ち切りレベルの大コケとなっています。
それだけに、今後も連続ドラマ等での主演起用が続くようであれば、事務所のゴリ押しなどといった批判の声も噴出するのは間違いなく、道枝駿佑さんが悪いわけではないものの、アンチ増加などに繋がることが懸念されますが、果たして今後どうなるでしょうか。