「ジャニーズの長男」と言われていた歌手の“マッチ”こと近藤真彦さん(こんどう・まさひこ 56歳)が、13歳から40年以上にわたって所属していた『ジャニーズ事務所』を4月末で退所、独立することを電撃発表し、これに対してネット上では様々な声が上がっており、『東京スポーツ』(東スポ)は“逃亡退所”だとしています。
近藤真彦さんは昨年11月に週刊誌『週刊文春』によって、25歳年下の一般女性・A子さんとの約5年にわたる不倫交際をスクープされ、この不倫スキャンダルによって無期限活動自粛の処分が下されました。
それから5ヶ月が経ち、4月30日にジャニーズ事務所が公式サイト上で、近藤真彦さんが芸能活動を自粛したまま退所、独立することを発表しました。
近藤真彦さんもコメントを発表し、「この度の一連の騒動におきましては、ファンの皆様、関係者の皆様にご心配ご迷惑をお掛け致しましたことお詫び申し上げます」
とファンらに謝罪。
続けて、「事務所との話し合いの結果、僕の新しい旅立ちを理解していただき、40年以上お世話になったジャニーズ事務所を退所させていただく事になりました。思えば金八先生から始まり、新人賞、レコード大賞、紅白歌合戦、映画と数々の貴重なお仕事をさせていただき感謝しかございません。これからもジャニーズの名を汚さぬよう仕事を続けさせていただきます」
と綴っています。
最後には、「ありがとうジャニーズ ありがとう素敵な後輩達 ありがとうジャニーさん」と、ジャニーズ事務所への感謝の言葉で締めくくっています。
今後は、自身がオーナー兼監督を務めるレーシングチーム『KONDO Racing(コンドー レーシング)』を運営する自身の会社『エムケイカンパニー』に所属し、芸能活動を行っていくとしています。
『スポーツニッポン』(スポニチ)の取材によると、近藤真彦さんは4月中旬に突然、ジャニーズ事務所に退所を申し入れ、4月末までに双方合意に至ったとのことです。
芸能活動自粛中に独立を決意した理由についてスポニチは、「近藤はジャニーズ事務所に所属するタレントでは最年長だった。“長男”として模範を示す立場にいながら、無期限で活動自粛処分を受ける不祥事には心苦しかったとみられる。これ以上は事務所側に迷惑をかけられないと判断。『これからの人生、自分の責任において芸能とレースの道を歩んでいきたい』と退所を申し入れた。話し合いから2週間で退所発表に至るほど、近藤の意思は固かったという。」
と伝えています。
スポニチはさらに、近藤真彦さんはこれまで事務所内で「特別扱いを受けてきた」とし、事情を知る音楽関係者は、「事務所への貢献度が大きい近藤だからこそ、芸能とレース活動を並行して行うことが許された。ただ二足のわらじを履いたことが、後輩タレントや事務所社員との交流が減る原因になったのも事実。芸能活動に専念していれば今回の退所はなかったかもしれない」
と語っています。
また、東スポは近藤真彦さんの退所について、「5年に及ぶ不倫関係が報じられ、芸能活動と自身のレーシングチームの監督活動を自粛。結局、謝罪会見を開くこともなく“逃亡退所”という結末になった。近藤が“ケジメ”をつけられないのは今に始まったことではない。」
とした上で、1989年の“金屏風会見”を挙げています。
近藤真彦さんは1989年当時、1歳年下の歌手・中森明菜さん(55)と交際し、結婚も囁かれていた中で、中森さんが24歳の誕生日を迎える2日前の7月11日に、近藤さんの自宅マンションの風呂場で、左腕をカミソリで切るという自殺未遂をしました。
風呂場で倒れている中森明菜さんを発見した近藤真彦さんは119番通報し、中森さんは搬送先の病院で手術を受け、幸いにも命に別状はありませんでした。
近藤真彦さんと中森明菜さんはこの時点で6年にわたって交際し、中森さんは結婚を望んでいた一方、近藤さんはまだ結婚はしたくないと考えていたとされ、中森さんが自殺未遂をする前には、週刊誌『フライデー』によって松田聖子さんとアメリカ・ニューヨークで密会していたことがスクープされました。
また、近藤真彦さんはカーレースにのめり込み、中森明菜さんが貯蓄していた大金をレースに注ぎ込んでしまったとの情報もあり、これらの裏切り行為が自殺未遂の引き金になったのではないかとも囁かれているものの、真相は明らかになっていません。
そして、1989年の大晦日に中森明菜さんが記者会見を行った際、恋人の近藤真彦さんが同席しており、その会見は金屏風の前で行われたことで結婚発表かと思われたものの、近藤さんは「そういうことは全くありません」と結婚を完全否定しつつも、「これからはオープンな交際をしたい」などと語っていました。
<↓の画像は、近藤真彦さんと中森明菜さんの金屏風会見の写真>
しかし、2人の交際は続くことなく破局を迎えており、それから5年後の1994年に、近藤真彦さんは一般女性の敦子さんと結婚しました。
そんな近藤真彦さんについて芸能プロダクション関係者は、「結婚したくない近藤が事務所に泣きついたと言われています。結局、事務所が事後処理をしたそうですが、今回の不倫は事務所がその処理をしなかったということ。会見でなくともコメントで説明をし、自粛を解いてから辞めるというのが“長男”としてのあるべき姿であり、ケジメのつけ方。自分で矢面に立つことができず、辞めるという選択を取るしかなったというでしょう」
と語っています。
東スポはこのように報じているのですが、近藤真彦さんの“逃亡退所”報道に対してネット上では、
- 何処までも二束三文の男でしたね。散々、事務所や関係者そして家族に迷惑掛けて於いて、いい大人がみっともない。人としても最低。
- 今までこの年になるまで、何の実力も努力もなく好き勝手して威張り散らしてきて、それでも事務所に守ってもらったツケがやっと廻ってきたということ。まさに因果応報。
- 近藤はこのまま干されたままで良いが、入れ替わりに明菜が復帰してくれたら嬉しいな。
- いまだに、この男の何が良かったのかがわからない。歌はうまくないし、演技もだめ、女にもだらしない。
事務所の力で、レコード大賞。しかも楽曲が本人を彷彿させる「愚か者よ」。事務所でも、お荷物だったんじゃないの。 - マッチはあの時、明菜ちゃんを守る気持ちがなかったのでしょう。まだまだ独身でいてもてたかった?
レースに明菜ちゃんの貯めてたお金まで使ったとか。今の奥さんも実家がお金持ちらしいし。
やってることが全然男らしくない。人としてどうなのかと思う。父親として息子に恥ずかしくない背中見せてる? - この方、何か困ったらすぐ逃げますよね。自分ではいつまでも若いつもりで、大人としての対応を取れない稚拙な人間なんでしょうね。
厄介なのは、本人がそれを自分の魅力と勘違いしてしまっているところ。やんちゃで可愛い俺って(笑)多分、一生このまま最期まで生き続けていくんでしょうね。安っぽいな。 - 40年以上所属した事務所をバイトのような辞め方をした56歳。とても残念。年長者として後輩の手本となる最後であって欲しかった
などの声が上がっています。
近藤真彦さんはメリー喜多川さんから本当の息子のように可愛がられ、メリーさんは娘でジャニーズ事務所の現社長・藤島ジュリー景子さんと結婚させようと考えていたとも噂されています。
それほどメリー喜多川さんからの寵愛を受けていた近藤真彦さんは、ジャニーズ事務所内では特別扱いされ、近藤さんはA子さんと不倫交際中に、ジャニーズ事務所に情報がリークされたことがあったものの、「揉み消せる権力を俺は持っている」などと言って、テレビ局幹部との食事会にもA子さんを連れて行っていたとも『週刊文春』に報じられています。
しかし、結局は無期限活動自粛処分が下され、その後表に出てきてファン等に問題行為を謝罪することなく、あっさりとジャニーズ事務所を辞めて独立するという選択をしており、これでは“逃亡退所”などと揶揄されても仕方がないと思いますし、独立するにしても“ジャニーズの長男”として相応しい形で事務所を去ってほしかったですね。