レーシングチーム『KONDO Racing Team』の監督としても活動し、5月には16年ぶりにドライバー復帰を果たした歌手の“マッチ”こと近藤真彦さん(59)が、4日放送の音楽番組『うたコン』(NHK)に登場し、ネット上で怒りの声が噴出しているとニュースサイト『ピンズバNEWS(双葉社)』が報じています。
近藤真彦さんが『うたコン』に出演するのは2017年12月以来で、旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)を退所後初となっており、番組では2020年に誤嚥性肺炎で亡くなった作曲家・筒美京平さんを特集し、近藤さんは筒美さんが手掛けたデビュー曲『スニーカーぶる~す』と『ギンギラギンにさりげなく』を披露しました。
<↓の画像が、『うたコン』に出演した近藤真彦さんの写真>
来月に還暦を迎える近藤真彦さんのパフォーマンスに対してファン等からは、
- マッチの生歌なんて超レアで貴重じゃない
- マッチカッコイイ 来月還暦とは思えない
- えっ マッチ59歳なの?! かっこよすぎなんだけど
などの声が上がっていました。
その一方で、近藤真彦さんがNHKの番組に出演していたことに対して、
- マッチは退所してるからNHKに出られるの? スタート所属の人達もジャニーズ、スマイルアップを退所してるのに
- 近藤真彦を出す時点でNHKの旧ジャニーズ出禁が欺瞞というのがわかる。この人不祥事で首になるまで役員待遇を受けていたんだよ。
後輩達が出れないのに恥ずかしげもなく出るなんて良心の呵責は無いのだろう
などと怒りの声が噴出していたとピンズバNEWSは伝えています。
こうした批判に対してワイドショー関係者は「視聴者の憤りも当然」とし、「近藤さんは旧ジャニーズ事務所や創業家と最もズブズブだったわけですからね。近藤さんに対してもそうですが、あらためて、旧ジャニーズ事務所及びSTARTO社を離れたらOKというあまりにもあからさまなNHKの線引きに“欺瞞ではないか”といった厳しい声が上がっているということ」
と語っています。
NHKはジャニー喜多川さんの性加害問題を受けて、全ての旧ジャニーズタレントを番組から降板させたり、番組自体を終了するといった対応を取り、今後の番組起用については、「被害者への補償や再発防止策が確実に実施されていることが確認されるまでは当面、新規の出演依頼は行わない」と説明しています。
そして、旧ジャニーズタレントたちは今年4月に、旧ジャニーズ事務所とは資本関係にない新会社『STARTO ENTERTAINMENT』に移籍しましたが、NHKは現在も起用を控えています。
その一方で、昨年5月に退所し『TOBE』へ移籍した『Number_i』を番組に出演させるなどしていて、これに対して旧ジャニーズのファンからは疑問や怒りの声が上がっていました。
そうした中で、旧ジャニーズ事務所の実質的な経営者だった元副社長・名誉会長のメリー喜多川さんから寵愛を受け、“ジャニーズの長男”と呼ばれながらも自身の不倫スキャンダルで謹慎処分を下され、処分が解除される前に事務所を辞めて独立し活動を再開させました。
<↓の画像が、近藤真彦さんと不倫相手の写真>
これに対して世間からバッシングの嵐となっただけでなく、少年隊・東山紀之さんが当時司会を務めていた情報番組『サンデーLIVE!!』(テレビ朝日系)で、「退所の仕方について大きな疑問が残っている。後輩たちにもファンにも何の説明がなかった。」「マッチさんのために自分自身を犠牲にして助けてきたスタッフの方をたくさん知っているので、その人たちの思いをマッチさんはどう受け止めているのか。そのことを考えると退所のコメントでもすごく薄っぺらく感じる。」
などと痛烈批判し話題になりました。
このように後輩にも非難されながら独立した近藤真彦さんは、ジャニー喜多川さんの性加害問題を巡って、前社長の藤島ジュリー景子さんが性加害を把握していなかったと語ったことに対して、「嘘はダメだなって。こうなったら正直に全てをしっかり話さないと、世の中の人が許さないんじゃないかと思うんで。隠しごとなしに、知ってた、知らないじゃなくて、『もう知ってるでしょ』と。隠しごとなしに嘘なしにしっかりと正面をきって正々堂々と話しをしてもらえればなと。じゃないとみなさん納得しない人多いと思う。」
と苦言を呈したことで話題になりました。
<↓の画像が、藤島ジュリー景子元社長に苦言を呈した近藤真彦さんの写真>
ただ、近藤真彦さん自身はジャニー喜多川さんの性加害を把握していたのか否かは明らかにせず、これを最後にジャニーさんの件に関しては口をつぐんでいます。
そんな近藤真彦さんが何事もなかったかのようにNHKの番組にシレッと出演し、批判の声が噴出するのも仕方がなく、近藤真彦さんを番組に起用したNHKにも疑問を抱き、独立していれば出演OKというのはどうなのかと思いますね。