今年4月にジャニーズ事務所を退所し、独立した歌手の“マッチ”こと近藤真彦さん(こんどう・まさひこ 57歳)が、11月2日に東京・中野サンプラザホールでコンサートを開催し、歌手活動を再開させることが明らかとなり反響を呼んでいます。
近藤真彦さんは誕生日を迎えた19日に、自身がオーナー兼監督を務めるレーシングチーム『KONDO Racing』の公式サイトや各SNSで、11月2日(火曜)に昼夜2公演の『Masahiko Kondo ReSTART 20+21+1×1-2』と題したコンサートを開催することを発表しました。
また、コンサートを主催する『カーテンコール』のサイト上では詳細を発表し、『KONDO Racing』の公式ファンクラブ『TEAM CLUB KONDO』(月額:330円)の会員を対象に、8月3日からチケットの先行予約受付を開始し、一般発売は未定としています。
コンサートは全席指定で、ファンクラブ会員のチケットの料金は「8,800円(税込み)」、一般は「9,300円(税込み)」とされています。
<↓の画像は、中野サンプラザホールでコンサート開催の近藤真彦さんの写真>
ついに芸能活動を本格的に再開する近藤真彦さんは、個人事務所『エムケイカンパニー』を通じて、「ずっと支えてくれているファンの皆さんと1秒でも長くあの時に戻って楽しめるセットリストをご用意してお待ちしてます! このステージでいろんな思いを、伝えたい!ぶつけたい!」
とのコメントを寄せています。
また、近藤真彦さんの本格的な芸能活動再開発表を受けて、昨年11月から冠ラジオ番組『近藤真彦 くるくるマッチ箱』の放送を休止している『文化放送』の斉藤清人社長は、「今後の活動について、こうしたことについては是非、近藤さんの言葉が欲しいという風に私は思っております。」
とコメントしつつ、番組を継続するかどうかは現場の判断を尊重するとし、現在も近藤さんサイドと話し合いをしていることを明かしています。
近藤真彦さんがファンの前でパフォーマンスを披露するのは、2019年12月22日に大阪で開催したディナーショー以来で、同年のクリスマスには東京でもディナーショーを開催予定でしたが、近藤さんが喉の不調を訴えたことで休演となり、昨年4月に振替公演を開催予定だったものの、新型コロナウイルスによる自粛期間延長により、最終的に中止となりました。
その後、昨年12月11・12日にデビュー40周年記念ツアーの最終公演を開催予定でしたが、その1ヶ月前に週刊誌『週刊文春』によって、近藤真彦さんの不倫スキャンダルがスクープされ、芸能活動自粛処分が下されたことで中止が決定しました。
そして、今年4月末をもってジャニーズ事務所を退所し、独立してから初めてコンサートを開催することが発表されネット上では、
- え、退所後初のコンサートって、ジャニーズ事務所いた頃の曲歌えるの?
- 歌唱力、ダンス力、どちらも無い上に素行も悪い。コンサートをすることを自体すごい
- 田原俊彦は60歳であの動きは立派。日頃の努力の成果だよね。
近藤は何ができるの?芸能では需要無しじゃない。 - 今だったら、会場が埋まらなくても、感染対策と言えるから、どのくらいファンが入るかを試すには都合がいいかもね。恥をかかずにすみそう。
- ダレが見に行くのかな…まず若い人はいないよね。きっと…この人のコンサートより 見に行く人の方に興味わく(笑)
- マッチの魅力がわからない。歌は下手、俳優でもなく主に何する方なんだろう?コアなファンに支えられてるの?
マッチはいいから中森明菜さんの歌が聞きたいです。 - 需要あるのか?今までは危なくなったら事務所が助けてくれたけど、今はもう誰も助けてくれない。
自分でケジメも付けきれない人が芸能活動するには厳しい世界と思うのだが? - 需要があるならいいんじゃね?数少ないファンと仲良くできるなら、不幸になる人はいないでしょ。
ま、現実を理解できないピエロがまさに道化師として楽しむのもありだと思うよ。 - 人集まるの?15年ほど前になるけど、ジャニーズ事務所の関係者に知り合いがいて、近藤さんの何周年かのコンサートでチケットが売れなさすぎて困ってるから、事情は隠して無料で人を集めて欲しいと言われた。事務所も最初から赤字なことを分かってやってると。
それで私も参加させられたけど、渡されたチケットのゾーンだけ年齢層が違い、恐らく無料チケットなんだろうなと推測できる人達が山ほどいた。そんな事務所のお膳立てがあっての集客だったんだよ? - ジャニーズっていう大きな後ろ盾を失い、自分の価値がどれだけか知るんだよね。
トシちゃんは熱心なファンの皆様が頑張って盛り上げてた。レーサーがメインで歌が二の次だったマッチはどうなるか。
などの声が上がっています。
近藤真彦さんは1980年12月にソロ歌手デビューし、デビュー曲『スニーカーぶる〜す』をはじめ、『ギンギラギンにさりげなく』『ハイティーン・ブギ』『愚か者』『ミッドナイト・シャッフル』などの楽曲がヒットし、1981年~1988年にかけて8年連続で『NHK紅白歌合戦』に出場、1987年には『愚か者』が『日本レコード大賞』の大賞を受賞しました。
その一方でレース活動にも力を入れ、1980年代後半ごろからは歌手活動よりもレース活動に力を注ぐようになり、歌手・中森明菜さんとの破局騒動などもあって徐々に人気が低迷し、1990年以降はほとんどの楽曲がランキングTOP10圏外という状態になっていました。
それでもジャニーズ事務所の現名誉会長・メリー喜多川さんからの寵愛を受けていたためか、新曲を出すタイミングや周年毎にメディア露出が激増し、事務所総出で近藤さんを持ち上げ、歌手デビュー30周年を迎えた2010年には、『日本レコード大賞』の最優秀歌唱賞を受賞しました。
35周年を迎えた2015年には、1996年以来19年ぶりに『NHK紅白歌合戦』に出場し、10回目の出場で初めて白組のトリを務めるなど、特別待遇を受けていました。
そんな近藤真彦さんも不倫スキャンダルによって、無期限の芸能活動自粛処分を下され、処分が解除される前に独立を直訴し、今年4月末をもってジャニーズ事務所を電撃退所しました。
近藤真彦さんは多くのスタッフや後輩、家族、ファンらを裏切りながらも、芸能活動を再開させてコンサートを開催することに対して、ネット上では批判が殺到し炎上状態になっているほか、どれほどのファンが集まるのか見ものといった声も上がっています。
現在も近藤真彦さんを応援している熱狂的ファンはどれほどいるのか不明ながら、コンサートの席が埋まらずにガラガラ状態となる可能性もありそうですが、久しぶりのコンサートになるので、ファンたちの期待に応える最高のパフォーマンスを披露してほしいものですね。