週刊誌『週刊文春』が先日、独自アンケート調査の結果をもとに作成した『第3回 好きな・嫌いなジャニーズランキング』を発表し、好きなジャニーズ1位は元SMAP・中居正広さんで見事3連覇を達成しました。
一方の嫌いなジャニーズ1位は今年も元SMAP・木村拓哉さんとなっていたのですが、木村さんは好きなジャニーズランキングで8位(前回5位)に入っており、アンチが多い反面、支持しているファンも多い様子です。
そんなランキングで、アンチが多くファンも少ないタレントがあぶり出されています。
中でも、“ジャニーズの長男坊”と言われる歌手・俳優の“マッチ”こと近藤真彦さんは、好きなジャニーズランキングは30位前後に位置しながら、嫌いなジャニーズランキングでは3回連続TOP5入りをしており、NEWS・小山慶一郎さんと同様に多くのアンチを抱えていることが明らかになっているのですが、週刊誌『週刊女性』は近藤さんが“嫌われる理由”について報じています。
ちなみに、近藤真彦さんは『週刊女性』が毎年行っているアンケート調査でも、2016年の嫌いなジャニーズランキング4位、2017年が5位、2018年が3位、2019年は5位にランクインしていました。
<↓の画像は、週刊文春発表『第3回 好きな・嫌いなジャニーズランキングTOP20』の写真>
近藤真彦さんは1977年にジャニーズ事務所へ入所し、1979年放送のドラマ『3年B組金八先生』(TBS系)でデビュー、同じく生徒役を演じた田原俊彦さん、野村義男さんとのユニット『たのきんトリオ』として活躍し、1980年12月にシングル『スニーカーぶる~す』でソロデビュー、1980年代を代表する大人気アイドルとなりました。
そんな近藤真彦さんは今年歌手デビュー40周年を迎え、7月からは35周年ツアー以来5年ぶりに、40周年記念の全国ツアーを7月からスタートさせる予定で、正月には『近藤真彦40周年特番~マッチに賛否両論ぶつけてみた!~』(テレビ東京系)が放送されました。
<↓の画像は、『近藤真彦40周年特番~マッチに賛否両論ぶつけてみた!~』出演時の写真>
『週刊女性』の記事ではテレビ誌記者が近藤真彦さんについて、「30周年、35周年と、5年刻みにやってくるアニバーサリーイヤーでは、全国ツアーだけでなくテレビの歌番組やバラエティーなどへの露出も確実に増えると思います。おめでたいことではあるのですが、そこに“マイナスの反応”をする層も存在しますね」
とし、近藤さんのメディア露出に対して否定的な反応がある理由について語っています。
まず音楽番組出演時のことについて、「番組側の忖度なのか、どうしてもマッチさんありき、マッチさんメインの演出になってしまう。35周年のときに『FNS歌謡祭』に出演した際にも、周年を祝うマッチメドレーを披露。それだけにとどまらず、それをTOKIO以下、キンキ、嵐、関ジャニ、JUMPといった後輩メンバーたちが総立ちで手をたたいて盛り上げるという状況に、『上司を盛り上げる会社の宴会みたい』と、冷めた視聴者が多かったようです」
と明かしています。
<↓の画像が、『FNS歌謡祭2015』でのワンシーン>
また、年末恒例の『ジャニーズカウントダウンライブ』(通称:カウコン、ジャニコン)についても、2014年末のカウコンで近藤真彦さんが自身の楽曲を複数披露し、ソロライブ状態になっていたことで批判の声が噴出する事態となっていました。
これについて前出のテレビ誌記者は、「東山(紀之)さんとか嵐の松潤とか、演出を手掛けてて自分は裏方にまわったり、共演してもバックの子たちの使い方がうまい先輩はファンに好かれます。マッチさんは自身のレースチームは手厚く面倒をみますが、事務所の後輩の演出は手掛けませんからね(笑)。どうしても、ステージ上では“マッチショー”になってしまいます」
と語っています。
近藤真彦さんはこの他にも、過去に結婚が囁かれていた歌手・中森明菜さんの自殺未遂騒動と破局会見、芸能活動を控えてカーレースに没頭したことも好感度を下げる要因として挙げられているのですが、近藤さんに対してネット上では、
- この人を見ていると、事務所の力って大きいんだなぁって、つくづく思う
- 裸の王様、マッチ。そろそろ気づいてほしい。あと明菜の人生返してほしい。あなたより明菜を見たい。
- この男が明菜にしたひどい仕打ちは一生忘れない。才能あるアーティストをダメにした責任は重い。
- 中森明菜のファンじゃないけど、人間一人の人生をこうも潰しておいて、のうのうと結婚して家庭築いて趣味を楽しんでのうのうと幸せに楽しく生きてるのがどうも許せない。
何の才能もないくせに(媚びる才能はあるか)威張ってるのは普通に不愉快。 - 歌は下手くそだし、ルックスだって大したことないのに、何様の態度だろう?
明菜の人生を台無しにしたひどい男だし、タレント芸能人としての魅力もない。 - 結局は上層部の人達と上手く付き合って、気に入られればたいした実力がなくてもここまで長い間、芸能界でやれるという象徴だよね。これからますます、扱いづらい存在になりそう。
- トシちゃん、ヨッちゃんの方がエンターテイナーとして格が上だと思う。
トシちゃんはあの歳で未だに歌って踊ってるし、ヨッちゃんは日本を代表する名ギタリストになってるし。
マッチはジャニーさんのご機嫌取りながら、ゴマすりながら、太鼓持ちしながら、年功序列でジャニーズ事務所内で重鎮化した感じですかね。歌も演技も…ねぇ? - たいした仕事をしていないのに、なぜこの男をもちあげるのか、理解できない。勘違いしている事に関しては、木村と被っている。
木村も近藤も歌手とたいした実力もないのに、売りだそうとするジャニーズ事務所は、やはりおかしい。 - ほとんどタレント活動せず、美味しいところだけを持っていくようなタレント活動。
それが、ジャニーズのトップタレントとメリーから言われ、SMAPの一部メンバーとマネージャーが追い出されるなんて可笑しい。
などと厳しい声が上がっています。
このようにファン以外から猛バッシングを浴びながらも、5年毎の節目に全国ライブツアーや新譜のリリース、テレビ番組などに出演できているのは、ジャニーズ事務所の“ゴッドマザー”であるメリー喜多川会長に寵愛されているからで、メリー会長はジャニーズ事務所の中でトップに立っているタレントは近藤さんだと断言しています。
<↓の画像は、メリー喜多川会長の写真>
これは2015年1月に『週刊文春』に掲載されたインタビューで語ったものなのですが、その中では「ジュリーとタレントを結婚させるんだったらマッチしかいない」「マッチのお母さんはジュリーのために新築した家に彼女の部屋まで作ってくれた」「もうマッチのお嫁さんって決めてた」などと、ジャニーズ事務所の2代目社長で娘・藤島ジュリー景子社長の結婚相手は、近藤真彦さん以外にいないと考えていた過去の秘話を明かしつつ、交通事故で母親を亡くした近藤さんの面倒を見るのは当たり前とも語っていました。
こうした背景があり、近藤真彦さんは現在もジャニーズ事務所の“長男坊”として特別待遇を受けているとみられますが、歌手としてしばらくヒット曲がなく、人気の凋落ぶりも明らかなので批判的な声が噴出するのは当然かと思います。
メリー喜多川会長がジャニーズ事務所を離れた後には、待遇に変化がみられる可能性はありますが、少なくともメリー会長が存命の限り、近藤真彦さんは多くの批判を浴びながらも特別待遇を受け、自由に活動をしていくのでしょうね…。